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二年ぶりに東京で再演された『ジーザスクライスト=スーパースター』ジャポネスクバージョンを観に行ってきました。今回は秋劇場ではなく自由劇場ということで、客席との距離が一段と近くなり臨場感のある舞台だったと思います。

舞台のことを語る前に個人的なことを少し・・・(ちょっと重いのでスルーしても構いません)

二年前の劇団四季に関しましては・・・個人的に忘れられない出来事が多くて・・・。一番衝撃的だったのは四季で一番大好きだった役者・小林克人さんが亡くなられたことでした。二年前にJCSが上演されている頃、小林さんはまだ闘病されてて・・・私はそのことを全く知らなくて"またJCSに出演してくれないかなぁ"なんて思ってたんですよね・・・。あんな別れをするなんて夢にも思ってなかった二年前のことを思い出して、舞台冒頭で小林さんがかつて演じてらした司祭が登場するシーンで思わず涙がボロボロ流れてしまいました。あの日のショックは今でも忘れないし、これからも忘れられないと思う。
そんな感傷的な気持ちにもさせられた今回のJCSだったんですが・・・もうひとつちょっとショックなことを知りまして・・・。それはここには書けませんが・・・真っ先に頭過ぎりました、小林さんのこと。うーーん、複雑な心境です、ホント・・・。

・・・と、すみません、微妙な話で(汗)。ここからはJCSのレポです。

自由劇場に着くとなにやらカウンターの近辺に人が集まっていたので何かと思って近づいてみると・・・、なんと、この日はバックステージツアーが行われるとの事!私、四季の会に入っててアルプも毎月さらっと(爆)読んでるんですが・・・全然気がつかなかった!昨年参加した『李香蘭』のバックステージツアーがとても充実して楽しかったので、今回も急遽参加することに決定。四季の会会員カード持ち歩いててよかった(笑)。当日はスリッパも必要ということだったのですが、劇場がちゃんと貸してくれました。
公演終了後、いったんロビーに出て待機していると・・・なんと、これまた偶然にもネット仲間のHさんと遭遇!いやぁ~~ビックリいたしました~。全く示し合わせていなかったもので(笑)。短い時間ながらも濃い~トークさせていただきました。ありがとうございました。

で、10分後くらいに指定された座席へ。最初に舞台監督さんからの説明があったんですが・・・この方がかなりお若くてビックリ。どうやら07年から舞台監督をされているそうで、なかなか面白く話も分かりやすかったです。
そのあと、一列目から順番に舞台の上に案内されていったんですが、ジャポネスクは舞台中央に大きな白い板が設置されていることもあって私たちはその周りをグルッと一回りするといった見学コースになってました。つまり、実際に役者さんたちが踏みしめているところは禁断の地だったということで(笑)ちょっと物足りなかったかも…。まぁ、仕方ないですけどね。それでも舞台の奥行きを実際に体験できたし天井の高さも実感できたし、舞台袖にある"売り物"も見ることができましたし(ニワトリが親子だったことを初めて知りました 笑)、ジーザスに投げられる"石"も見たし・・・面白かったですよ。大八車の傾斜のすごさも間近で見れたことも舞台上から客席の近さを感じられたのも貴重な体験でした。

一回りして座席に戻った後は舞台監督さんから再び軽い解説。舞台上には見学用に大八車が並べられてたんですが、その角度について解説がありました。一番舞台中央にある大きな板の傾斜は7度、そのあと変化する大八車の角度は30度、15度、10度、水平なんだそうです。7度だって見学したときにみたらけっこうな高さでしたよ~。それを30度もあるところで演技することもあるなんて・・・役者さんは本当にすごいなぁ~。
そのあと、舞台監督さんが一番印象深いというジーザスが叫んだ直後の大八車の動きを音楽つきで再現。テキパキと的確に動く白子の役者さんたち、素晴らしい!彼らのほとんどは劇団に入って1年目くらいの新人の研究生たちということですが、なかには全国公演で役つきとして活躍された方も今回白子として頑張っているそうです。ちなみに、全国公演で一人怪我をされた白子が出たらしいのですがそのときは舞台監督さんが白子になって一緒に動かしてたんだそうです(笑)。

質疑応答ではゴンドラがどうなっているのかというものもあったんですが、すぐには降りてこなかったんですよね。どうやらゴンドラに水タンクを置いていたらしく・・・というのも、ゴンドラを降ろすときにはバランスを取るために人の体重くらいの重さのものをいつも置くんだそうです。そうしないとバランスが崩れて実際に俳優が乗るとき危なくなるからだということで。へぇ~と思わずガッテンしてしまった(笑)。
それから、十字架の重さですが、これはおよそ30キロくらいあるんだとか。そういえばかつてジーザスをやっていた柳瀬さんが「あれは本当に重い」と語っていたことを思い出しました。ちなみに2パーツで構成されていてるそうです(笑)。

次に、ジーザスのジャポネスクとエルサレムの違いについて両方に出演している役者さんに説明してもらいましょうということになり・・・なんと、ユダを演じていらっしゃる金森さんが「スーパースター」の音楽とともに登場!素のスンラさん・・・いや、金森さんはとても穏やかな感じでジェントルマンちっくな方でした。
で、舞台監督さんとのトークになるはず・・・だったのですが・・・金森さん、かな~り熱くジャポネスクについて語られてまして、エルサレムのほうはほんのさわりくらいの解説になってました(笑)。そのあとも金森さんのみで進行していく形になり舞台監督さんの口を挟む余地なし(笑)。このなかで、白子として活躍している役者さんたちが呼ばれ客席に紹介されました。このときもとても熱く彼らのことを語っておられて・・・あぁ、本当にジャポネスクに思い入れが深いんだなぁと思いましたね。カーテンコールのときに赤い座席が目に付くとちょっと寂しい気持ちになるので残り公演よかったら足を運んでほしいと熱っぽく語られていたのも印象的でした。

金森さんが退場され、イベントもいよいよ終盤に。結局ジャポネスクとエルサレムの違いは舞台監督さん自らが詳しく音楽比較も交えて解説してくれました(笑)。そのあとは残り公演で行われるオフステージイベントの宣伝(やけに気を持たせるような言い方で笑えました)があり、お開きとなりました。

ステージ見学の面で言うとちょっと物足りなかったんですけど、いろいろな話を聞けたことはとても貴重だったし楽しかったです。またこんなイベントがあれば参加したいです。

というわけで、以下、本編の感想になります。

主なキャスト
ジーザス・クライスト:金田俊秀、イスカリオテのユダ:金森勝、マグダラのマリア:西珠美、カヤパ:飯田洋輔、アンナス:吉賀陶馬ワイス、司祭:阿川建一郎・伊藤潤一郎・佐藤圭一、シモン:本城裕二、ペテロ:飯田達郎、ピラト:村俊英、ヘロデ王:星野光一 ほか

ネタバレ感想となります。ちょっと辛口になってるかも?



初めてジーザスを観たのもジャポネスクバージョンで、そのときにものすごく衝撃を受けたのでこの作品には思い入れがあるんですけれども・・・正直、今年の新生・「JCS」ジャポネスクはちょっとそのレベルから落ちちゃったかなぁと思ってしまいました。すごく熱い舞台だったし、役者さんたちのエネルギーも素晴らしいものがあったんだけど・・・二年前まで感じてた胸の中に熱く響いてくるものがいまひとつ足りなかったような気がするんですよね…。なんと言うか・・・"普通のJCSになっちゃった"って感覚だったかなぁ。
全国公演を観た方の話によるとかなり進化しているということだったので、今後の舞台に期待したいと思います。ということで、以下、キャスト別感想。

ジーザス@金田俊秀さん
私が「ジーザスの雰囲気が変わった」と感じてしまったのはたぶん、新しいタイプの金田ジーザスを観たからだと思います。全国公演のときの評判がかなり微妙なものが多かったので、ある程度覚悟はして観に行ったんですが(苦笑)、歌は個人的にはとてもよかったと思います。ゲッセマネのときの「生き様~」の伸びは素晴らしかったし。それに、ジャポネスクメイクがとてもよくお似合いで外見の雰囲気はジーザスにピッタリ。スーッとしててなんと言うか、静かなオーラを感じました。
が・・・、金田ジーザスは歌はいいんですけど・・・感情の動きがほとんど感じられないんですよね(苦笑)。柳瀬ジーザスデビューの頃からずっと観てきて、柳瀬さんのあの神でありながらも人間らしい苦悩の表現に魅せられていたせいか、金田ジーザスはとても淡白に見えてしまうのです。静かな場面は雰囲気出てていいと思うんですが、祈りの場を汚されたときや「自分で治せ」と言ってしまった後の後悔の表情などはもう少し表に出してもいいんじゃないかなぁと・・・。ジーザスの苦悩の部分が見づらいとちょっとこの作品の色が変わってしまうように感じるんですよねぇ…。
でもこれはやっぱり、個人の好みっていうのもあるのかな。ずーっと柳瀬さんのジーザスだけ観てきましたからこう感じてしまうのは仕方のないことかも。今後、さらに金田ジーザスが進化してくれることを望みます。

ユダ@金森勝さん
最初のシーンでジーザスにどうしようもない憤りをぶつける芝居はちょっと淡白かも・・・と思ってしまったのですが、カヤパたちの口車に乗って金を受け取ってしまうところからグイグイと惹き込まれました。ジーザスが裏切りを知りながらもそれを黙認したことに憤りをぶつける芝居は圧巻です。ただ、金田ジーザスが予想していたよりも激しくなかったのでちょっと肩透かしだったかもなぁ(苦笑)。柳瀬ジーザスとの激しい感情の応酬がものすごく好きで泣かされてたので…。
一番グッときたのは自殺のシーン。ジーザスがあまりにもひどい状況に置かれたことに自分自身を激しく責めて堕ちていくんですが、金森ユダの渾身の芝居が本当に素晴らしかったです!芝さんに迫るものを感じましたね。今後の金森ユダにも期待です!

マリア@西珠美さん
西さんのマリアは今回初めて見たのですが、可愛らしい感じでしたね。ジーザスを見つめるまなざしには「女」を感じました(笑)。初めて恋愛シーンに見えたかも。ためらいながらジーザスにそっと近づいて抱きしめる仕草とかも印象的でした。ただ、歌声が今一歩迫力不足かも…。もうひとつ抜け出すものがほしいなぁ。

カヤパ@飯田洋輔さん
2年前のエルサレムからカヤパを演じているだけあって余裕が感じられましたね。低音も安定しているし憎たらしさも感じます(笑)。強いて言えばもう少し悪の部分を強く出してもよかったかも…。高井さんがけっこうすごい迫力だったんですよね、カヤパ。あそこにもう一歩近づいてくれるといいかも。

シモン@本城裕二さん
本城さんも2年前のエルサレムからシモンをされていますが、相変わらずあの激しさが好きです!♪とこしえの栄光と~♪の半音上げもバッチリ決まってました。あそこはやっぱり上げないとねぇ。迫力ある歌声に満足です。

ピラト@村俊英さん
若いジーザスカンパニーの中でけっこう重鎮的な存在となったと思われる村さん。さすがの存在感です!村さんの苦悩に満ちたピラト、大好きなんですよね~。群集に向かってジーザスがいったいどんな罪を犯したんだと問いかけながらも石を投げられて群集の恐怖を肌で感じてしまうというシーンの表情が私はたまらなく好きです。そして最後の♪お前が望むのなら~死ね!♪と吐き捨てるときの苦悩も素晴らしい。ピラトの憤りがひしひしと伝わります。

ヘロデ王@星野光一さん
ジャポネスクのヘロデは今まで下村尊則さんの独断場だったんですが、その下村さんが退団されてしまったので新しいヘロデに初お目見えとなりました。その星野さんですが・・・ものすごく頑張ってました!頑張っているのはすごく伝わった。でも、なんか・・・必死さみたいなものも感じられてちょっと痛々しいと感じてしまうことも(苦笑)。やっぱり下村ヘロデのあとということでプレッシャー強いんだろうか。確かにねぇ・・・下村さんは登場しただけで観客の心を鷲掴みしてしまう魅力がありましたからねぇ…。でも、もう下村さんはいらっしゃらないので・・・星野さん、頑張ってください!

それにしても、ジーザスにも日本人キャストが減ってくる現象が起こってますね・・・。いや、舞台は国籍を越えるということで全然構わないのですが、なんだかちょっと寂しい気も…。
というわけで、色々感じるところの多かったジャポネスク観劇でした。次は来月エルサレム観に行きます。


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