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エンタメ牧場

舞台・テレビ・映画・俳優など、エンタメ関連について無駄に熱く書き綴ってます

六月大歌舞伎 昼の部 -1-

昨晩、奇跡的に1つ空いた3F席を運良くゲットできたので久々に歌舞伎座へ行ってまいりました。歌舞伎自体は(というよりほとんど愛之助さん 笑)2月から毎月観ていたのですが、歌舞伎座で歌舞伎というのは実に3月の「がんどう返し」以来だったんですねぇ~。すっかりのご無沙汰となってしまいました

ところが、このチケット購入の興奮故か・・・昨晩ほとんど一睡もできず。頭が半分ボンヤリしたままという非常な危険な状態で観劇してしまいまして・・・1/3ほど記憶がございません(爆)。バカすぎです、ほんと・・・。というわけで、まともな感想は書けないので今回は簡単にちょこっとだけで失礼します

<君が代松竹梅>
私的に今回のメイン演目でしたので(笑)、これはもう、ギンギンに起きて梅の君を見つめておりました。以前愛之助さんが演じられた梅の君の映像も運良く見る事ができて、ちょこっと比較して見たのですが・・・あまり変わらなかったような・・・。でも、時折見せる「流し目」とかは色っぽく・・・やはり愛之助さんは妙な色気オーラを発しておられました(←素直にそれにヤラれてる私 爆)。
翫雀さんの松の君はさすがの貫禄で安定感がありますし、孝太郎さんの竹の姫も優雅な感じでよかったです。が、私の視線は9割が梅の君に集中していたので・・・すみません、許してください(笑)。

しっかし、運悪く、ちょうどいいところで私の前に座っていたオバちゃんが座席を間違えて座っていたらしく演目中なのに係りの人とスッタモンダが。おかげで2分くらい梅の君が見えなかった・・・。ただでさえ出演時間短いんだから~~。タイミング悪すぎです・・・。

<双蝶々曲輪日記>
この演目には愛之助さんは出てこないのですが、ストーリー的には相撲の話だし結構楽しめました(私、現在相撲好きなので 笑)。幸四郎さんと染五郎さんの共演だったのですが、染五郎さんが早替えで力士と「つっころばし」なボンボンを上手く演じ分けていたのが印象的でした。これって上方のお芝居なんですね。でも、やっぱり幸四郎さんは私は肌に合わないなぁ。言葉が聞き取りづらいんだよ~…。貫禄はあるんですけどね、やはり言葉が届かないと初心者には特に辛いです。

<藤戸>
観劇前から一番心配していた演目です…。何故って、昼食後でしかも「能」の色が強い作品だから。まさに私を睡魔の世界に誘う条件が揃っているわけでして・・・前半の吉右衛門さんの老婆が息子の死を悲しむシーンあたりはほとんど記憶がございません(爆)。
ただ、後半の怨霊となって登場した場面はなかなか迫力があって楽しめました。吉右衛門さんはやはりこういった荒々しい役がよくお似合いです。郎党の松江さんや亀鶴さんもなかなかいい声で凛としてて素敵でした。

<荒川の佐吉>
六月歌舞伎昼の部のメイン作品です。ここの第一幕第二場に愛之助さん扮する墨田の清五郎が登場するわけですが・・・噂には聞いていたのですが、本当に「あっ」という間にあの世行きにされてしまいました(爆)。けっこう強そうなイメージがあったのですが、一太刀であっけなく・・・声も低く江戸弁で雰囲気も良かっただけにあんなにあっさり死んでしまうのは本当に残念です~。ただ、幕引き間際にお八重からもらったお守りを握り締めてる姿がとても印象的でちょっとウルッときました…。
このあとはほとんど仁左衛門さんの独断場といった感じで物語りは進むのですが、この方のオーラってすごいんですね。もう、三階席のほとんどのお客さんがググッとのめりこむように見つめてるんですよ。クライマックスではほとんどの人が涙をすすっていて、私の後ろの方などはティッシュで何度も鼻かんでたくらいです(苦笑)。私の今回の仁左衛門さんのイメージとしては・・・正統派な演技だなってことかな。演技に小細工がなく、誠実にまっすぐ演じているっていう印象です。ですが、あまりにも真面目って印象が強かったので・・・逆に泣けなかった(爆)。長かった・・・。なんとなく疲労感が残ってしまいました…。こんな私は非情人間なんでしょうか。いや、それに、ほとんどのシーンが暗いんですよ・・・。かなりヤバい状況でした(←私にすべて原因があるのか 爆)。
次回はちゃんと、万全の体調でもう一度観なければと思います(反省)。

ちなみに、重要な役どころで出演されている菊五郎さん。千秋楽にはよく「お遊び」をされるようですが・・・この芝居はさすがにできないだろう~と変なことを考えてしまいました(苦笑)。歌舞伎を観る姿勢がなってないですね・・・スミマセン

あ、写真は無事にゲットできました!愛之助さんだけですと全部で5枚。墨田の清五郎さんがどこにいるのか最初分からなくて必死に探してしまいました(苦笑)。梅の君3枚と清五郎さん2枚です。参考までに…。
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ジャンル : 学問・文化・芸術
テーマ : 観劇

[ 2006/06/17 21:31 ] 古典芸能関連 | TB(1) | CM(4)
強そうだったのに・・・
ハヌルさん、こんばんは!

「荒川の佐吉」での清五郎さん、本当に信じられないくらいあっさり斬られてしまいますよね。愛之助さんの演じかたからみるに、かなり強そうでちょっとやそっとじゃ倒れないような雰囲気だったのですが・・・(苦笑)。短い出番なのが本当に残念でした。

今回「藤戸」を観て思ったのが、三階席だとダメだなということですね。花道の演技が多いしかなりメインですから、ほとんど見えないんですよ~…。吉右衛門さんの竜神はもっと見たかったです。
[ 2006/06/18 21:28 ] [ 編集 ]
やはり長いですよね・・・
rukoさん、こんばんは!

私が寝不足だったせいもあるのですが、「荒川の佐吉」は愛之助さんがいなくなってからがものすごく長く感じてしまって・・・正直終わった後は疲労感が残ってしまいました(苦笑)。なんだろう・・・セリフの説明部分が多いのかな。

亀鶴さん、私が観た限りではなかなかキリッとしてて良かったですよ~。といっても、半分私のほうが落ちてしまってたんですが(爆)。もっとセリフのある役で観たかったですね。

写真は・・・結局5枚購入しちゃいました(しかもアルバムまで 爆)。ここまできたらトコトン愛之助さんに散財する覚悟の私だったりします(爆)。
[ 2006/06/18 21:24 ] [ 編集 ]
お疲れさまでした!
こんにちは。
私は、9日に通しで観劇しましたが、感動と疲れで暫くぽや~っとしておりました。

梅の君は可愛らしいかったし、清五郎さんは渋ぅかったですけど、ホントに、あっという間なんですよね(涙)
清五郎さん、弱すぎて、あんで終わり?と拍子抜けしたりして・・・。 もうちょっと、出番欲しかったです。

藤戸は、私も意識が遠のいた瞬間がありました。 昼食後ってのは、やはりキツイものがあります。 なんつって(汗)

昼は1Fで、夜は3Fで観たのですが、やはり集中力、緊張感が時間と共に薄れ、しかも遠くからだと、その兆しが強くなっていけません。 
私は、まだまだ甘ちゃんだと痛感した次第でござりまする。
[ 2006/06/18 17:55 ] [ 編集 ]
5枚ですか…
えりこさん、お帰りなさい。

明日通しで見る予定にしてるのですがやっぱり「佐吉」が長いですよね……。せっかくの12分の演目2分邪魔されたら許しがたいですね。私はこの前映画館で始まったばかりのイイところで目の前に立ちふさがれて「邪魔!」って小声で言いましたよ。

亀鶴さん、今日は元気でしたか?先週の土曜日は前半、藤波おばあさんが語っているときはちょっと眠そうで「イカンイカン」みたいに目をパチパチさせる顔の造作がデカイんで目立っちゃって「あ、あ、あぁぁ」とハラハラしていて、それが私を睡魔から救ってくれました(汗)。

さて、写真。売れ行きはまぁ、心配ないでしょうから(大汗)5枚全部はやめておこう。それにしてもあの写真の並び順、いつもいたずらにお客を混乱させると思いませんかw?
[ 2006/06/17 23:26 ] [ 編集 ]
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六月大歌舞伎 昼の部
お友だちのブログへのコメントで「座組が"地味"」って書いたんですが、訂正します。考えてみたら仁左衛門さんに菊五郎さんに吉右衛門さんに幸四郎さんです。大御所が勢揃いではないですか……。でも、たぶん今まで来たなかでいちばん歌舞伎座が空いていました(汗
[2006/06/17 23:31] kabuki雑記帳