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梅田芸術劇場で上演された『真田十勇士』を観に行ってきました。
関西に越す前に東京公演を観に行こうと某所でチケットを取っていましたが、その直後くらいに転勤が決まったことが判明しこちらを断念。ちょうど梅田にも来ることが分かったので東京公演が終わった後の大阪公演に行くことができました。

東京では約1か月間上演していたようですが、大阪では1週間ちょっと。こういうところも観劇趣味の私としては未だに戸惑いが(汗)。短いものになりますと3日とか2日っていうのもあるらしいので…日程調整とかが大変そうです。でもまぁ、来てくれるだけでも御の字ではあるのですが。

グッズ売り場も盛況で、売り切れているものもいくつか。幕間には紗幕のところに各主要キャストがグッズの宣伝をする写真が何パターンか映し出されてて面白かったですね(笑)。こういう演出も堤さんならではかなと。
ちなみに、パンフレット・・・予想外のデカさ(汗)。そういえば、以前西島くんの八犬伝観に行ったときもあんな大きさだったなと・・・。かつて東宝が売ってたパンフと同じくらいの大きさでして持ち帰るのに難儀いたしました。写真とか迫力あってすごいんですけど、やっぱりね、持ち帰る方の身にもなってほしいよなとも思わなくはない・・・みたいな。

客入りは平日ソワレにしてはかなり良かったです。上演日数が少ないというのもあるかもしれませんが、私が見渡した範囲(2階席くらい)はあの大きな梅芸がビッシリ埋まってました。口コミとかもあったのかな?あとはやっぱりキャストがイケメン揃いでしたからね。とにかく、ものすごい熱気にあふれてました。


主なキャスト
猿飛佐助: 中村勘九郎、霧隠才蔵: 松坂桃李、火垂: 比嘉愛未、豊臣秀頼・根津甚八: 福士誠治、真田大助: 中村蒼、筧十蔵: 高橋光臣、海野六郎: 村井良大、三好伊三: 鈴木伸之、望月六郎: 青木健、三好清海: 駿河太郎、仙九郎: 石垣佑磨、由利鎌之助: 加藤和樹、久々津壮介: 音尾琢真、真田幸村: 加藤雅也、淀殿: 真矢みき、徳川家康(映像のみ): 平幹二郎、語り: 坂東三津五郎 ほか



以下、ネタバレ有の感想です。


昨年、まだ関東に住んでいた頃に上川さん版の『真田十勇士』を観に行っていまして。あの作品と全く同じタイトルの今回の舞台、いったいどこがどう違うのか興味津々でした。

まず、大きな違いはメインが誰かですね。上川さん版は真田幸村が主人公でしたが、勘九郎くん版は十勇士の一人である猿飛佐助が主人公でした。ここが大きく違うだけで物語の方向性もずいぶん変わってくるなぁと思いました。なので、タイトル的に『真田十勇士』というものがピタリと当てはまるなぁと実感できるのは今回のバージョンだったと思います。
で、ストーリーですが・・・これも全く別物という感じ。上川さん版は正攻法で真っ直ぐ物語が進行していたのに対し、勘九郎くん版はギャグが多めのコメディ的要素が強い印象。熱量はどちらも同じでしたが、そのタイプが全く違いました。これは正直、観た人によって好みが分かれるんじゃないかなぁと思いましたね。

オープニングからして破天荒。勘九郎くん演じる佐助が飲み仲間を引き連れて客席後ろからドンチャンドンチャンとものすごい大騒ぎしながら入ってきたところからビックリ(笑)。そのテンションの高さ、半端なし!寄っているという設定なので、セリフの中には昨年の流行語大賞のワード「今でしょ」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」がすべて入ってくるという荒業までwwww。さらにはこの観劇日の前日に冬季オリンピックでジャンプ団体が銅メダルを獲得したということで、「今日は桃李が120メートル越えのジャンプも披露しますよーーー」みたいなコメントも登場(笑)。毎回ここは勘九郎くんがアドリブ効かせてたんだろうなとw。
さらにその凄いテンションのままキャスティング紹介が入ってくるのも面白かったです。冒頭部で主要キャストの役柄と役者名をドドーンと映像つきで紹介。ここのナレーションが坂東三津五郎さんだったのですが、ちょうどこの前日くらいに病から復帰されていたというニュースが流れていたので思わず勘九郎くんが「三津五郎兄さん、舞台復帰おめでとぉぉぉぉ!!!」と歓喜の雄叫びを上げていました。

セットは上川さん版がけっこう大掛かりながらスタイリッシュだったのに対し、勘九郎くん版は戦場をイメージしてかゴツゴツした岩場みたいなものが多かった。そこに映像を流したりしていろんな場面に転換していたのも堤監督ならではの技だなと思いました。
特に大阪城が出てくるシーンはプロジェクトマッピングを模倣したかのような迫力。ちょうど本物の大阪城で3D映像のショーを2月中旬までやってましたからね。思わず比べてしまったw。

それから大きく違うなと思ったのが、真田幸村のキャラクターです。上川さん版はもう、正攻法ですのでカッコいい正義感溢れるような大きな人物として描かれてました。ところが、今回の加藤雅也さんが演じていた真田幸村はめちゃめちゃ情けないキャラとして登場してきて佐助だけじゃなくて私もビックリでしたよ(笑)。
これまでの数々の武勇伝は、実は、「たまたま」運が良かっただけだということで。戦の転機となる出来事がすべて幸村の予想外にいい方向に運んでしまったために、「たまたま」勝利してしまい有名になっちゃったんだと。「世間が言うほどの人物じゃないんだ」とイジけてしまう姿があまりにも斬新すぎて思わず吹きましたww。いやぁ、思い切った設定だなぁと。
そんな幸村を担ぎ上げて自分ものし上がろうという野心を抱くのが猿飛佐助だというわけです。なので、十勇士を集める役割を担っているのも佐助。彼が出会う一癖も二癖もあるユニークでちょっと外れたキャラ達に「ピーン」ときたということで仲間に入れてしまう。このあたりがもう、ギャグ要素満載でものすごい勢いでした。

それから、才蔵の立場というものもだいぶ違う。上川さん版では才蔵は幸村の側近といった立場でいつも二人は心が通じている雰囲気でした。ところが今回は才蔵は佐助の幼馴染という設定。故に、知的キャラだった葛山さんの才蔵とはかなり違ってて・・・クールでツンデレっぽい若い才蔵として描かれていましたね。佐助とはつかず離れずみたいな腐れ縁的つながりがあって観ていて微笑ましかった。
女忍びが出てくる展開は両バージョンとも同じだったな。ただ上川さんバージョンは佐助が惚れられてたのに対し、勘九郎くんバージョンでは才蔵が惚れられてた。しかも、今回のほうがやたらギャグ的要素が多いので悲壮感があまりなかったのも特徴的。クライマックスのところでけっこうシリアスなシーンが訪れますが・・・それも終わってみれば、「え、そうだったの!?」みたいな驚き展開になってたし(笑)。

そう、クライマックスの描き方もかなり違ってましたね。佐助が生き残るっていうラストは変わらないんですが、上川さんバージョンは佐助以外の十勇士が死んでしまったのに対し、勘九郎くんバージョンは佐助のほかにも数人生き残っている。なので、スコーンと明るい気持ちで終わることができる感じです。
鍵になってくるのは福士くんが演じる勘八。彼は豊臣秀頼と二役を演じているのですが、ラストになってその意味が分かるという・・・すごい展開になってましたw。何で福士くん二役やってるんだろうって不思議に思っていたのですが、ラストを見て、あぁ、なるほどなと。

主要キャストについて少々。

勘九郎くん
いやぁ、もう、声の出し方から身のこなし、客席へのサービス精神など・・・本当に勘三郎さんに似ているなぁと思いました。時々生き写しのように見える瞬間もあったりして。あれだけのセリフ量とテンションをここまで保ち続けてきたのは本当にすごいことです!破天荒な事やってるんだけど、所作の一つ一つがシャキッと決まっていて美しいのはさすがでしたね。佐助の「嘘が真に」ってセリフのところの説得力も素晴らしかったです。見ているものの心に響きます。

桃李くん
私は舞台版『銀河英雄伝説』で桃李くんを初めて観て知ったんですよね。彼はあの時が初舞台だったということですが…その後どんどん有名になっていって今や引く手あまた状態、本当にビックリです。でも、今回ビックリしたのは桃李くんのカッコよさ!!あれから驚愕の活躍っぷりをみせてきていて経験を積んだこともあってか、舞台の立ち姿がものすごく様になっていて見惚れるほどカッコよかったです。貫録もあったし、ドッシリしている。いやぁ、初舞台を見ていただけにこの成長っぷりはなんだかとても見ていて嬉しかったな。これからもどんどん舞台チャレンジしてほしいです。

比嘉さん
彼女は今回が初舞台ということで・・・すごーく頑張ってました!美しい立ち姿なのに時折ビックリするような行動をとっていたり(笑)もう、体当たりで必死になっているのがすごく伝わってきた。ただ、やっぱり、その・・・頑張ってますっていうのが伝わりすぎて役柄として生きるというところまでは行きつかなかったかなぁという印象。美しいのに走り姿とかはバタバタしてたり(汗)まだ戸惑いのほうが多かったかもしれませんね。どちらかというと、比嘉ちゃんはテレビのほうが向いてるかもって思いました。

福士くん
彼が2役を任されていたのは納得です。演じ分けがとにかくうまい!荒くれっぽいキャラの勘八と知的な雰囲気を兼ね備えていた秀頼・・・最初、二役目で出てきたときは福士くんか分からなかったくらいですから。クライマックスに勘八と秀頼が似ているということである作戦が実行されるというくだり。ラストのラストまで騙されたよー(笑)。早替えとか演じ分けとか本当にものすごく大変だったと思うけど、それを感じさせない余裕っぷりも伺えて本当に素晴らしかったです。

中村くん
彼の舞台姿を見るのは今回が初めてだったのですが・・・うーん、ちょっと存在感弱かったかなぁ。舞台としての発声がちょっと特にたどたどしく思えるところが何回か。すごく頑張っているのは伝わってきたんだけど、中村くんもどちらかというとテレビのほうがいいお芝居してるんじゃないかなと思いました。

光臣くん
前回「しゃばけ」で初舞台の時には頑張りすぎて喉を潰してしまった光臣くんでしたが、今回はしっかりとした声で最後まで演じきれていて正直ホッとしました。役柄的にはちょこっとおネエ入っているような意外性キャラ。ラグビーで鍛えたけっこうガタイの良い彼が高めの声で中性的な芝居をしているのがなんだかものすごく新鮮でした。殺陣もめちゃくちゃ頑張っててカッコよかったです!!

駿河くん
どちらかというとテレビでおっとりしたキャラを演じるのを見ることが多かったので、今回のようなテンションがMAX状態で暴れキャラっていうのはものすごく意外だったしとても新鮮でしたね。ああいう芝居もできるんだ!と観ていてちょっと嬉しくなりました。

音尾さん
いやぁ、音尾さんがあんなおじさんキャラを演じるとはww。ギャグ要素が多かった舞台の中で数少ないシリアス部門を担当。終始渋い演技で魅せてくれました。

加藤雅也さん
クールなイメージが強かった加藤さんが、まさかあんな情けないキャラの幸村を演じられるとは(笑)。そのヘナチョコっぷりが目立つ前半部分がとにかく面白くて最高でしたね。見た目本当にクールで知的で貫録あるんだけど、佐助の前ではオドオドしちゃったりしてて、加藤さんってこんなかわいい芝居ができるんだってちょっと感動しましたw。クライマックスの見せ場のところはさすがのカッコよさでジーンときましたね。

真矢さん
上川さんバージョンの時の賀来さんも迫力だったけど、真矢さんもさすがの貫禄でしたね!元タカラジェンヌということもあり立ち姿がとても美しいし重そうな着物も綺麗に着こなしていてすごいなぁと惚れ惚れしました。賀来さんは攻撃的な淀殿でしたが、真矢さんはどちらかというと平和主義の淀殿。女性的な部分が多く見られる役柄だったのも印象的でした。あのようなクライマックスを迎えたのはホントビックリでしたけどねw。

映像のみではありましたが、家康役の平幹二郎さんの迫力がめちゃめちゃすごかったです!あの目力!!!家康恐るべしっていうのを見事の映像のみで表現した平さんは本当にすごい人だと感服いたしました!


で、二つの『真田十勇士』を見比べてみた感想ですけど・・・
個人的には・・・
やっぱり正攻法の上川さん版『真田幸村』のほうが物語として好きだったかなと思います。勘九郎くん版の今回のも奇想天外で予想を覆すようなすごい展開で面白かったんですが、ちょっと落ち着きがなかった印象も(汗)。これはもう、個人的好みですけどね。
でも、観に行けてよかったです。真田十勇士に関しては「伝説だ」という節もあるので色んな解釈ができるもんだなぁと今回改めて思ったし。舞台って面白いなと。

それにしても、今回の舞台は朝ドラ出演経験者がやたら多かったなぁw。桃李くん、駿河くん、福士くん、比嘉ちゃん、光臣くん。特に光臣くんと桃李くんは「梅ちゃん先生」でライバル役でしたからねw。なんか、色々と朝ドラに当てはめて見てしまうこともしばしばで、違う意味で楽しめたっていうのもありました(笑)。



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