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明治座で公演中の『五月花形歌舞伎』を観に行ってきました。明治座は今年で創業140周年だとか!帝劇よりも古いです。こうして劇場の歴史が刻まれていくというのも素晴らしいことだと思います。

本当にいつ以来だろう…ってくらい久しぶりに明治座へ行ったのですが、まずびっくりしたのが客層の年齢がやたら高かったことです。今年2月に大阪松竹座へ行ったときよりもかなり高齢の方(特にご婦人)が多い。こういう現象も明治座独特のものでしょうか。皆さん、次回公演の氷川きよしくんのチラシを手に持っていたのがなんだかちょっと微笑ましかったですww。
で、そういう客層だっていうのは全然かまわないのですが…よくありがちな光景にも出会ってしまうわけで(苦笑)。

なんだろうねぇ…皆さん、劇場に見に来てるんだけど、家でテレビ見てるって感覚なんだろうか。演目始まっていても平気で普通の声で感想言いまくり(汗)。まぁ歌舞伎公演に行くとこういう客に遭遇するのは珍しい事ではないんだけど、それにしてもこの日はけっこうすごかった(特に2階席…)。
2演目の七之助くんの藤娘が始まった時が一番ピークでして(苦笑)、感嘆の声を上げるのは良いと思うんですが…そこから先も興奮しているのかめちゃめちゃ大きな声で喋りまくるご婦人多数(爆)。昔の歌舞伎見物はそれも許されたのかもしれないけど、時代が変わってますから。どんな舞台作品でもやっぱり上演中くらいは他人の迷惑にならないように観劇してほしい。喋ってる本人たちはそういうこと見えてませんからね…。
で、私の近くにいたお一人様の観劇者も同じく不快に思っていたらしく…休憩時間に係員に訴えを起こしてました。そのおかげで、次の3演目は嘘みたいに静かだったとある一角w。訴えてくださった方、ありがとうございました。藤娘ももっと落ち着いた環境で観たかったよ…。

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今回は夜の部を観劇。どちらかしか予定が組めなかったので迷ったのですが、幕末ものが入っている夜の部を選択しました。ちょうど大河ドラマ『八重の桜』とも時代が重なりますしね。歌舞伎で描かれている幕末ものというものをぜひ見てみたかったのです。
あとの2作品は事前にほとんどチェックしていなかったのですが…(爆)、予想外に楽しめました!特に第3幕はすごかった。愛之助さんがあんなに大活躍するなんて思ってなかったよw。


以下、各演目ごとに簡単な感想です。歌舞伎初心者のたわごとですのでそのあたりご容赦を。





『将軍 江戸を去る』
徳川慶喜:市川染五郎、山岡鉄太郎:中村勘九郎、間宮金八郎:中村亀鶴、吉崎角之助:坂東薪車、天野八郎:市川男女蔵、高橋伊勢守:片岡愛之助 ほか

初演が昭和9年とのことで、比較的新しい歌舞伎です。薩長軍優勢の中、上野寛永寺で謹慎生活を送っている徳川慶喜が江戸城を明け渡すまでの葛藤を描いた作品。第一幕はどちらかというと分かりやすい時代劇といったような雰囲気で始まりましたが、第二幕は静かな雰囲気の中でのセリフ劇。歌舞伎っぽい言い回し方が出てきます。
染五郎さん、青白い顔をして覇気のない慶喜像がなんだかとても色っぽかった。薩長への恨み言を抱えながらも伊勢守や鉄太郎に諌められ、苦渋の決断をする場面などはとても見応えがありました。慶喜も本当にギリギリのところであの時代を生きていたんだなぁなんて思ったりして。今の大河では小泉孝太郎くんが演じていますが、それとは全く違った雰囲気でした(当たり前かw)。
勘九郎くんは、勘三郎さんが亡くなられてから今回初めて観ました。とても熱い…まさに熱血漢という言葉が似合うような鉄太郎を大熱演。「尊王」と「勤皇」の違いを説くシーンは特に印象深かったです。偉大なお父様が亡くなられても、こうして着実に前に進んでいる姿を見るとなんだかジーンときますね。声がなんだかますます勘三郎さんに似てきた気がして…ちょっと違った意味でウルッときてしまいました…。
愛之助さんは慶喜の忠実な家臣と言った雰囲気がよく出ていた。抑え気味ながらもしっかりと慶喜をサポートしようとする気概が伝わってきてとても感動的でした。
第三幕で慶喜が江戸から橋を渡っていこうとする場面。橋の上に足を一歩踏み入れればもう江戸から離れたということになる、といったようなセリフが出てきてなんだか見ていて切なかったですね…。大河で慶喜が敗北するシーンがもうすぐ出てくると思いますが、この歌舞伎思い出してなんだか切ない気持ちになってしまいそう。


『藤娘』 中村七之助

定式幕の後ろの浅葱幕が落とされると舞台一面に大きな藤の花と中央に七之助くんの藤の精。その見事な美しさに客席は大いにどよめいておりました(笑)。歌舞伎でも有名な演目であるこの『藤娘』。だけど実際に見るのは…ものすごく久しぶりだったような気がする(初めてだったかも!?)。
切ない娘の恋心を表した舞踊劇。可愛く艶やかに舞台の上で躍動する七之助くんは本当にきれいだった。彼もまた、偉大な父親であった勘三郎さんの死を乗り越えようとこうして必死に頑張っているんだなと思うと・・・やっぱり胸が熱くなりました。
三味線の音も心地よく、何だかそれに酔っている自分は日本人だなぁと実感(笑)。


『鯉つかみ』片岡愛之助宙乗りならびに本水にて立廻り相勤め申し候
滝窓志賀之助実は鯉の精/滝窓志賀之助実は清若丸:片岡愛之助、釣家息女小桜姫:中村壱太郎、家老篠村次郎公光:坂東薪車、篠村妻呉竹:上村吉弥 ほか

正直、観る前まではこの作品全くのノーマークだったので(汗)…観終わった後の爽快感ったらなかったですw。愛之助さんが大活躍の演目なのになんでチェックしてなかったんだ、自分ww。
釣家の小桜姫(壱太郎くんが演じてたけど本当に可憐で可愛かった)が恋した相手は実はその家に恨みを持つ鯉の化身だったというお話。正体を見せる前まではおとなしく可愛らしい小姓姿で登場。この姿が…「染模様~」の数馬にそっくりだった(←愛之助さんが演じてるからなおさら 笑)。小桜姫の夢の中に登場するシーンではすっぽんから宙乗りになって登場。3階席に向かって退場するわけでもなくただユラユラと漂っているという演出で、滝窓志賀之助という人物が只者ではないな感が漂います。私はこの宙乗りがメインなんだと途中まで思っていたので、その点においてはちょっと拍子抜けだったw。
ところが、小桜姫と折よく良い仲に発展(姫のお世話係の呉竹がやたら積極的に勧めてて笑えますw)した後に実は彼は釣家に恨みを持つ鯉の精であることが暴かれます。ここに至るまでの会話劇がちょっと眠気を誘ったのですが(爆)、正体バレたあとの大立ち回りはそれはそれはすごかった!!
とにかく愛之助さんが大活躍です。正体バレた鯉の精は何者かの矢で射ぬかれた後に庭の池に落ちるんですけど、これが本物の水…というか、ミニ噴水になっていてこの時点で愛之助さんすでにずぶ濡れ(笑)。そのまま池の底に沈んだかと思ったら、あっという間に花道から鯉の精に矢を放った清若丸として2役目の再登場!水気も感じさせず見事な早替わりで客席からも拍手喝采!!
さらにそのあと大詰では舞台の上にある巨大プールのなかで鯉と大立ち回りを披露!前方席の人にはビニールシートが配られているので、愛之助さんも鯉もwそりゃもう派手にバシャバシャプールの水を飛ばしまくっておりました(笑)。私は2階席サイドだったので浴びることができずちょっと無念…!いやはや、それにしても、あれは相当体力消耗すると思いますよ。ほとんどプールの中での大格闘でしたから…愛之助さんも、鯉を操っている人も、本当に最後は息も絶え絶え。これ毎日やってると言いますから本当に頭下がります。この鯉もまるで生きてるかのようで、しかも表情が可愛いんですよw。気絶すると白目になっちゃったりして(笑)。だから最期グッサリやられるところはなんか可哀そうだなぁと思ってしまった。
鯉を退治したあとは花道で引っ込みとなりますが、愛之助さん、耳に入った水を取ったりともう大変w。そんな姿を見て客席からは「頑張れー」など激励の言葉が飛びまくってました(笑)。息を整えた後は見得を切り、泳ぎ六方と呼ばれる型(勧進帳の弁慶は飛び六方ですが、それを泳ぐような仕草で体現)で退場。本当に面白かった!!

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明治座限定という豆しばとのコラボポストカードお土産に買いました。4種類それぞれの演目とコラボしてる豆しばがめちゃめちゃ可愛いです!


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