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赤坂ACTシアターで上演されている『しゃばけ』を観に行ってきました。公演日数が少ないからか、今回は表に大看板が出てなくてちょっと寂しかったな…。

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開幕してから間がないこともあって、ロビーにはたくさんの花でいっぱい!こんなに花の匂いが香ってくるACTシアターに来たの久々かもしれない(いつもは立札のみが掲載されてるってことが多かったので)。さすがテレビでも活躍している役者さんが出てると花の数も違いますね。
そんななか、高橋光臣くんにもたくさん届いていましたよ。殉職してしまったけど『科捜研の女』メンバーからも立派なものが届いていたし、現在放送中の「ドイツ語講座」からのもありました。いろんな現場で光臣くんが愛されているんだなぁというのが垣間見えてなんだか嬉しかったです。

開幕前は安いチケットがやたら出回ったりしててちょっと客入りを心配してしまったのですが(汗)、そのかいもあってか1階席はほぼ満席状態。2階席は半分くらいの入りだったかな。
私は光臣くんの事務所さんのほうからの先行で取っていただいたのですが…チケットの番号見てビックリ!めちゃくちゃ前方の良席でございました。全体像を観るには適していませんが、役者さんの芝居を超間近で見れる特等席でして、これは感謝感謝です。


キャスト
一太郎:沢村一樹、佐助:マギー、仁吉:山内圭哉、栄吉:宇梶剛士、お春:臼田あさ美、松之介:高橋光臣、藤兵衛・親分:久保酎吉、おたえ:麻実れい阿知波悟美、池田有希子、西村直人、星野園美、金井良信、孔大維、水谷悟、根本大介


以下、ネタバレを含んだ感想です。今回少し辛めかも(汗)




「しゃばけ」は畠中恵さんの人気時代劇小説ですが、私はまだ読んだことはありません。以前テレビで放送されていましたが、これも録画しただけで結局見ないまま終わってしまったので(爆)ほぼ何の知識もないままの観劇ということになりました。

体の弱い長崎屋の若旦那・一太郎はある時道端で殺人事件に遭遇。逃げ惑う彼を助けたのは奉公人で妖でもある佐助仁吉。一太郎は大事な跡取り息子でもあったため、危険な目に遭ったことを知ると母親のおたえは今まで以上に過保護となり一太郎を家の中に閉じ込めようとする。その目を盗んで幼馴染の栄吉のもとへ出かけた一太郎。栄吉の妹のお春は密かに一太郎に恋をしていたものの身分違いのためにその想いを諦めようとしている。
そんな彼の元に腹違いの弟・松ノ介が一太郎が渡した金を返しにやってくる。奉公先に出された挙句に肩身の狭い想いをさせられている弟を想っての一太郎の行動ではあったものの、松ノ介にはそれが憐みに想えてますます心を閉ざすことになってしまう。その一件に胸を痛めてしまう一太郎ですが、再び猟奇的殺人事件が発生。正体が分からない犯人捜しに周囲が躍起になってている頃、妖の言葉を聞いた一太郎はある人物の可能性に思い当たる…

ストーリーはこんな感じです。ザックリいうと、連続殺人事件の犯人を妖と一太郎が探り当てて退治する…みたいな流れw。その犯人探しのために色んなキャラクターがドタバタと大騒ぎして盛り上げて客席を沸かせていく…と、そんな舞台だったと思うのですが…。

正直、無駄なシーンが多すぎる気がしました…(苦笑)。

妖のキャラとかみんなハッチャケてて個性的で濃いんですが、なんだか客席を置いてきぼりにしたまま暴走してるように感じるようなシーンがいくつもあって。冒頭のシーンで暗がりを歩く一太郎の後を妖の鈴彦姫が追い回す場面があるんですが…ここからしてなんだかクドい。同じ行動を何回も繰り返しやるものだから、客席のほうも3回目以降はけっこう引いてた気がする(苦笑)。
こういう、無駄な繰り返しみたいなシーンがこの後も何度か出てきてて…1幕は特にそうだったなぁ。ストーリーが流れて行かないんですよ。停滞してる。正直、1幕はどんな話の内容だったのかイマイチ掴み切れないまま終わった印象が強い。おたえさんの歌も面白かったし楽しいシーンではあったけど、3番まで歌う必要があっただろうか?とか…。あと、一太郎の許嫁になったと勘違いする不細工女が出てくるシーンなんかは、正直、客席引いてた…。池田さんは大熱演してるんだけど、客がそのテンションに乗り切れてない感じ。「ここ、拍手するところ!」と客席に力技で反応を求めるに至ってたし(←まぁ、それも折り込み済みの演出かもしれないけど 汗)

遊びシーンっていうのは、たまに挟むから面白いのであって…、それがあまりにも濃すぎると芝居だかコントだか分からない状況になってしまうと思うんです。「しゃばけ」は私は"芝居"として観に来ていたので、1幕を見たあと正直このまま帰ろうかとすら思ったくらい(爆)。あんなにストーリーの流れを止めるようなドタバタは入れないでほしかった気がします。
その中で数少ない芝居らしいシーンだった一太郎と松ノ介のやり取り。沢村さんも涙を浮かべてたし、光臣くんも苦しい胸の内を吐露する熱い芝居をしてた。ここは今後の核になるグッとくるような場面だったわけですが…、それすらも1幕終った後はなんだかかき消されてしまったかのようなそんな印象になってしまったのが本当に残念。

妖たちはものすごく個性的で、特にマギーさんの佐助山内さんの仁吉のコンビは息もぴったりで面白かったんですけど・・・この二人だけならまだよかったものの、鈴彦姫と獺のなんともユル~イ関係が絡んできたりしてごちゃごちゃした印象。正直、この個性的な妖たちってこの芝居の中でどんな活躍したんだ?みたいな…。ただ、場をかき回して自由に騒ぎまくって終わり…みたいな…。
この芝居の中で、彼らの役割っていったいなんだったのか…正直なところよく分からないまま終わったというのがとても残念です。舞台全体の締りをなくしてしまった印象しかなかった気がする。

2幕はようやくストーリーが進んでいってくれたので良かったです。相変わらずドタバタコメディーはありましたが、1幕のような退屈するようなシーンはほとんどなかった。

特に久保さんが2役演じているのでその早替えをアタフタ何度もやらされるところはかなり笑えましたww。久保さん、本当にお疲れ様です(笑)
それから宇梶さん演じる栄吉が光臣くん演じる松ノ介に追い回されるシーンも面白かった!あの何ともアナログな表現が特にww。これは観ないとあの面白さは伝わらないよなぁ。客席を使っての逃亡劇もあるんですが、なぜか1列目と2列目の間を役者が四苦八苦しながら通り抜ける展開になってて(笑)。松ノ介は付喪神に取り憑かれてるので狂気に走っているわけですが、客席通り抜けのところでは「前を失礼します」とか「恐縮です」とか声色は変えているもののやたら低姿勢で可愛かったwwww。

あと、麻美れいさんも2役演じてて。この2役目で出てきたときのハッチャケっぷりがすごくて仁吉と佐助にツッこまれまくり(笑)。独特の動きをするので途中で「セリフ飛んじゃったわ」ってなって「もう一度登場シーンから」って出直す一幕までwwww。山内さんとマギーさんたちから「傍で見てるとハァハァ息切れてますよね」ってツッコミ入ってたし、それを麻美さんも楽しんでいる感じ。
途中から妖というよりもマギーさんと山内さんになって客席に「ゴールデンハーフ、知らないんですか!?」とゴールデンハーフ講座が開かれたりする、なんていう一幕もありましたww。一太郎は妖と人間との"ゴールデンハーフ!"ってやったところ、客席のウケがあまりにもなかったものでマギーさんたちが急遽開いたレクチャーだったんですけどw。それに対して客席も「あーー」って納得する人が続出、みたいな一幕がありましたね。
このやり取り、1幕でやられたらちょっと引いたかもしれないんですけど(汗)2幕は比較的話が進んでいる感覚があったので面白く見ていられたって感じでした。

一太郎とお春の淡い恋のストーリーはちょっと消化不良気味だったなぁ。なんだかあまり切ない恋物語に見えなかった。たぶん、ストーリー全体の焦点が色々やっていくなかでボケてしまっていたからかもしれない。結局ラスト、お春は違う相手と結ばれて「めでたし」みたいな空気になりますしね。なんか見ていてこのエピソードは自分の中でよく分からないまま終わった気がします(←必要だったか?とすら感じたし 苦笑)

良かったなぁって思ったのはクライマックスに入ってからかなぁ。一太郎と松ノ介が和解するシーンはウルウルっときました。この芝居の中で、お遊びシーンがほとんどなく常に気を張っていたキャラが松ノ介だったんですよね。このキャラは原作とはかなり違うらしいのですが、舞台では兄に嫉妬心を抱いて心を閉ざしてしまう人物。その心の隙間に付喪神に入られ取り憑かれてしまい殺人を犯してしまうという哀しい人物です。
そんな彼を助けに来てくれた一太郎に、やっと心を開く松ノ介。「兄さん」と呼んだところはなんだか泣けたなぁ。そして自分の犯してしまった罪の重さに耐え切れずに号泣するシーンは観ているこちらも思わず落涙…(涙)。そんな弟を後ろからしっかりと抱きしめて「生きて償おう」と諭す一太郎…!この二人のやり取りは本当に感動的でした。松ノ介役の光臣くんの本気泣きがすごい胸に迫ってきて素晴らしかったです。

ラストシーンはお春の結婚でめでたい雰囲気。松ノ介も更生して長崎屋で働けるようになったし。そんな平和な空気を感じた一太郎が
「また一年生き抜いた!生きている限りまた春は廻ってくる」
と語ります。ここはなんか、泣けたなぁ。どんなに辛いことがあったとしても、生きていればどこかで必ず幸せを感じる瞬間がやってくる。そんなメッセージを感じ、思わずまた涙…!この終わり方は非常に良かった。1幕で帰ろうと思っていたのが嘘みたいに、なんか幕が下りた後は幸福感に満ちていたw。最後は皆で三本締め


沢村さんは11年ぶりの舞台ということですが、立ち姿がシュッとしていて綺麗だったし立ち居振る舞いにも何だか余裕を感じられました。町人姿がよくお似合い。初日の頃はカミカミだったそうですが、この日観た限りではセリフ回しもスムーズで予想外に好演しているなぁという印象。妖たちの暴走を沢村さんがツッこんで止める、みたいなやり取りが何度も有ったりして面白かったですね。どことなく頼りない感じも滲み出ていてちゃんと病弱な一太郎って見えたし。クライマックスで短い刀を振り回してアタフタしている姿なんかは可愛らしかったです(笑)。

臼田さんはこれが初舞台だそうですが、なかなか堂々としていて声にも張りがあってよかったと思います。お芝居に関しては…江戸言葉とかすごい頑張ってましたが、特にこれが良かったって言う者があったわけでもないかなぁ。ただやはりモデルさんだけあって肌が艶々だったし顔も小さくてすごく可愛かった。「めざましテレビ」でレポーターみたいなことをやってた頃から知っているので、その時から比べると貫録出てきたなぁとちょっと感慨深く見てしまいましたw。

麻美さんはコメディ芝居を本当に熱演!それでいて立ち居振る舞いもとても美しいです。腰をかがめて頭を下げる姿なんて本当に日本美人!って感じでしたし。しかも可愛らしい!麻美さんをあんなに可愛いと思えたのは初めてかもしれないw。2役目では息を切らせながらも妙な踊りを連発してコメディ芝居を熱演!つっこまれまくってる麻美さんを見れたのはある意味貴重だったかもしれません(笑)。

宇梶さんは何度やっても和菓子が上手くいかないヘタレな栄吉が妙にハマっていて可愛かったです。ガタイが良いので横に沢村さんが来ると一太郎がすごい病弱に見えるという効果にも一役買ってました(笑)。面白かったのは松ノ介に刺されたと思い込んで倒れた後、「キレテナーイ」と某CMの真似をして立ち上がったシーンwww。あれは笑いましたwww。

光臣くんは本格的な舞台はすごい久しぶりの登場ということになるのでしょうか。「梅ちゃん先生」は面白くなかったものの、松岡先生を演じた光臣くんは注目してて。そんな彼の舞台はぜひ見てみたいと今回チケットを取りました。捻くれ者の松ノ介を超熱演!そう、まさに、"熱"演でした。あまりコメディには絡んでこない役柄だったのですが、それだけにこのキャラにかける熱量がすごいなと思いました。特にクライマックスで罪の重さに耐えかねて涙するシーンは観ていて思わずつられてしまうほどの迫真の芝居で大感動!あんな姿見たら一太郎も思わず抱きしめてあげたくなるよねってスゴイ納得できるシーンでした。
光臣くんは出番がそんなに多くはなかったのでいくつかこなしていたらしいのですが、私はおたえさんの歌の時に出てきた坊主くらいしかわからなかったなぁ(汗)。なんかやたら美坊主だったw。めちゃめちゃ楽しそうにノリノリで可愛かったです。あの後まさか、あんなハードな役で出てくるとは思わなかったよ。
と、本当に熱演で頑張ってた光臣くんなんですけど、惜しむらくは…声をつぶしてしまっていたことかなぁ。私はかなり前方席だったのでなんとか聞き取れましたが、中央から後方席までは光臣くんの声はハッキリと聞こえていなかったのではないかと思います。たぶんめちゃめちゃ気合い入れて稽古頑張ってきたことで、かえって喉に負担をかけてしまったのではないかなぁと…。東京が終わった後も大阪と金沢で公演があるようですが、光臣くんの声がそこまで持つのか…正直ちょっと心配でもあります。このあたりを上手く調節できればなぁ…。
とにかく最後まで頑張ってほしいです。


協賛がWOWOWだったので、もしかしたら将来放送されるかもしれません。その時もう一度見てみようかな。



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