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シアターコクーンで上演中の劇団EXILE公演『影武者独眼竜』を観に行ってきました!
劇団EXILEって存在は知っていたけど、実際に見るのは初めて。ダンスを中心にした芝居をやるのかと思いきや、けっこうしっかりした芝居を上演していたので少し驚きました。

シアターコクーンにはこれまでも色んな芝居を観に通わせていただいてますが…今回は過去最高の良席!!チケット番号見てびっくりしたくらいですから(笑)。後にも先にもあんな特等席で見れる機会はまず訪れないんじゃないかと思います。お陰様で、オペラグラスなしで舞台をガッツリ楽しむことができました。
この日はDVD撮影日。劇団EXILEのことだからディスク化するだろうなと思っていましたが、撮影日観劇に当たりました。どうも私が観る日はこういった撮影と出くわすことが多いw。昼と夜と2回撮るようですが、私が観た回では銀ちゃんがセリフ噛んじゃったり、MAKIさんが懐から上手く銃を出せなかったりとちょこちょこありましたのでwもしかしたら使われないかもしれません(汗)。

劇場内は半数くらいがEXILEファンだったんじゃないかな。若いファッションに身を包んだ女の子たちがとても多かった。EXILEにはあまり興味がないので知らなかったんですけど、けっこうファン層若いんですね(汗)。そんななか、一角だけけっこう落ち着いた雰囲気のファン層がw。着物を着てきている方もチラホラ…というわけで、こちらは愛之助さんファンだなと。比較的高齢の落ち着いた方が多かったのでそれはそれで目立ってました(笑)。私は愛之助さんファンですけど、その方たちともちょっと一線画した…といいますか、すごい普通の格好でしたw。
劇場でこれだけファン層がクッキリ分かれている光景を見るのも珍しい。なかなかレアな光景でした(笑)。

今回劇団EXILEが取り上げた題材は仙台のヒーロー伊達政宗です。奥州統一のために政宗が邁進していく痛快時代劇でしたが、ここには東北へのエールも込められているんだろうなというのを随所に感じました。どんな状況下でも常に前を向いて前進していく姿に復興のため日夜頑張っている人々の姿がふと重なる瞬間が何度かありました。
大阪と東京の公演だけというのが残念ですが、ディスク化するようなので(ちなみに私は観劇前に予約完了w)東北の方にも観てほしいなと思いました。


主な出演者
MAKIDAI:伊達政宗、片岡愛之助:片倉小十郎、 福田沙紀:愛姫、山崎銀之丞:伊達成実、平沼紀久:後藤信康、 秋山真太郎:竺丸、武田義晴:伊達輝宗/徳川家康、有森也実:保春院/喜多、KEIJI:トウキチロー/豊臣秀吉 ほか



以下、ネタバレを含んだ感想です。



物語は片倉小十郎が若かりし頃に故郷の民が虐殺されていくのを目の当たりにし、自らに何も力がないことを嘆くことからじまります。そういった意味では、この舞台の主人公は伊達政宗…というよりも片倉小十郎目線から見たストーリーっていう印象が強かったです。想像以上に愛之助さんの役割がこの舞台で大きいということを悟って一人テンションが上がった私(笑)。
荒廃しきった世の中を変えるには「鬼」が必要だと、神仏に頼ることを捨てた小十郎。恋仲だった喜多との別れも決意し、「鬼」になるべく人材を探す旅に出ます。その時に目を付けたのが伊達政宗だったと。小十郎が成長した政宗が「鬼」となって敵をバッサバッサと斬り倒していく姿を一人の少年に見出すわけですね。ここのシーンの魅せ方の演出はけっこうカッコよかったです。オープニングで一気に惹きつけていく感じ。

母親の保春院から片目を失ったことで煙たがれる存在になってしまった梵天(後の政宗)。弟の竺丸ばかりを寵愛するのでいつもメソメソ泣いてばかり。そこへ梵天の父である輝宗の家臣として入った小十郎が彼の教育係として買って出るわけです。ひ弱な梵天に「鬼になれ!!」と毎度毎度すごい形相で鍛え上げる小十郎の迫力はすごかった!あんなふうに育てられたらメラメラした政宗ができるよなって納得です(笑)。
そして見事に「鬼」の政宗として成長するわけですが、もうヤンチャな暴れん坊そのものでw。しかしながら小十郎の思惑通りに次々と奥州を制圧していき、ついに統一を果たす。

奥州制圧に当たっての政宗の有名なエピソードの一つである輝宗拉致事件。騙され人質にとられてしまった輝宗が政宗に向かって自分を撃てと命じるシーンです。渡辺謙さんの大河ドラマで北大路欣也さんが熱演していたあの場面が蘇ってきた!演じている武田さんの顔が一瞬北大路さんに見えたくらいですから(カイくんじゃないですよww)
ここは本当に切ないですよね…。息子の奥州平定のために自らの身を犠牲にする父親。この辛い事件を機に政宗はまた一歩先へ進むのです。

もう一つ有名なエピソードが政宗毒殺未遂事件。保春院が二男可愛さのあまり政宗に毒を盛って殺そうとするという恐ろしい事件が発生。敵対していた母親と一度は和解したかに思えた矢先の出来事だっただけに政宗のショックは計り知れない。
小十郎は政宗と保春院が和解することは叶わないと悟りある場所に二人を幽閉していたようですが、政宗の妻である愛姫が双方を和解させようと独自で動いてしまうわけで…。愛姫にすっかり骨抜き状態にされていた政宗は小十郎の言うことを聞かなかったわけです。それゆえのこの悲劇…。事件を知ってギリギリと悔しそうな表情を浮かべる小十郎が切なかったなぁ。

実の母に殺されかけた政宗は激怒し、母の実家である最上に攻め入ろうとしますが小十郎はそれを身を挺して止めようとします。民百姓を苦しめることになってもいいのか!?と決死の形相で説得する小十郎の姿にグッときたなぁ…。その二人の争いの犠牲になってしまったのが忍びとしてこれまで仕えてきてくれたトウキチロー。小十郎を庇うような形で政宗の刃の犠牲になってしまいました(涙)。
結局、竺丸は自らが身を引くことで事が決着すると考え自害、母親の保春院は溺愛していた息子の死に精神バランスを崩してしまいます。政宗にとっては非常に辛い事件でした。小十郎は政宗を鬼として育ててきてしまったことにより今回の出来事を招いたと泣いて詫びを入れます…。愛之助さんの熱演が涙を誘いました(涙)。
ちなみに大河では弟役を岡本健一さんが演じてたんですよね。なんかこういったエピソードが出てくるとあのドラマが随所によみがえってきてしまって困りましたw。

奥州を統一した政宗の元に秀吉から小田原に来いと催促が来る。その真意を測りかねた小十郎は政宗に成りすまして一足先に乗り込みますがあっさりと見破られてしまう。小十郎危うし!ってところに政宗が登場。白装束でやって来たというのは有名なエピソードでありますが、今回はその白装束に色んな文字が刻まれているという斬新なデザインの衣装で面白かったです。
政宗のことをすっかり気に入った秀吉は奥州の国を任せると断言。ところが後日、たしかな信用のために愛姫か小十郎を人質に出せと無理難題を押し付けてくる。小十郎は政宗には欠かせぬ存在だからと自らが人質となって秀吉の元へ向かう決意をした愛姫。このままでは終わらぬぞ!!と改めて気合を入れたところで幕になります。

伊達政宗は大河ドラマで見ていたこともあり、エピソードもそこで語られていた有名なものが多かったのでストーリー全体としてはとても分かりやすかったです。いいとこ取りを上手くつなげた舞台って感じだったかな。
全体的には重厚さがありましたが、ところどころで小さな小ネタやギャグも(笑)。小十郎が政宗の影武者として民百姓のもとへ送り込んでいた蝉丸川丸が面白かったです。MAKIさんの政宗が「影武者として俺の真似を見事にやって見せろ」と問いただすと、朝の情報番組ZIPネタが飛び出してましたww。劇場でファンを交えてZIPポーズをするなんていう一幕もあったのは笑った(笑)。
それからエンターテイメントだなぁ、と思ったのは政宗たちが一同に会して踊りを踊るシーン。最初MAKIさんたちはダンスで愛之助さんは日本舞踊の形・・・といった異種コラボがなかなか見事にハマっていてきれいでした。途中から愛之助さんもステップ踏んだりして和洋折衷みたいな感じ。

逆にいらないなぁと思ったのが政宗と愛姫のラブラブコメディ(苦笑)。最初は人質の嫁はいらないと頑なに愛姫を拒絶していた政宗が彼女の献身的な愛に触れて受け入れていくといった流れなのですが…相思相愛になってからのお手軽ラブコメみたいな雰囲気がちょっと甘すぎて苦手だった(汗)。って言うか、あそこまでデフォルメしちゃうのって…この舞台の色に合わないんじゃ!?
見ながら「もうこの二人のラブモードは腹いっぱいだから先に進めよっ」とか心の中で突っ込んでしまった(爆)。正直、あれは、笑えない…。だって、やってる二人の芝居が・・・(以下省略 爆)

カーテンコールではEXILEの♪ライジングサン♪が流れてきて出演者全員でダンス。MAKIDAIさんやKEIJIさんといったダンサーさんたちは舞台前の中央で涼しい顔しながら余裕の表情で踊っているのに対し、愛之助さんは2段舞台の上部少し奥まったところで一生懸命踊ってました(笑)。ステージ宣伝でトーク番組に出ていた時にもちょこっとそのダンスは披露してくれていたのですが、その時よりも確実に動きにキレがあって踊れていたのでビックリしました!!回数重ねて少し慣れてきたのでしょうか?EXILEの音楽に合わせてキビキビ踊っている愛之助さんを見て何だかファンとして…めっちゃ感動してしまった(←正直、そこしか見てなかったとも言う 爆)
でも、曲が後半に入ってくるとさすがに疲れは隠せないようで(汗)顔にも余裕がなくなってて必死感が漂っていた愛之助さんww。必死に回りと合わせようと動いている姿はなんだか見ていて"頑張って~"と声を掛けたくなりました。

それにしても、カテコはコンサートっぽい雰囲気で黄色い声が盛んに飛んでたな。私が観た日はKEIJIさんへの黄色い声援がとても多かったです。私は彼のことを知らなかったのでその人気っぷりにちょっと驚きました。
愛之助さんファンは落ち着いての拍手喝采…だったのですが、EXILEファンに対抗してか数人のおばさまが「らぶりーん」と声をかけていてちょっと笑ってしまった(笑)。

キャストの感想を少々。

政宗を演じたMAKIDAIさん、イラストから抜け出てきたかのような美形でワイルドさがあった。何と言うか、すごい劇画チックな政宗でした。殺陣もなかなか迫力があったし、さすが動きにキレがあって無駄がなかったです。ただですねぇ、お芝居といった点では…うーーーーーん…(苦笑)。想像していたよりは良かったけど、でもやっぱりセリフ回しが単調に聞こえてしまうことが多かったりで…。いくら熱を帯びたセリフを語っても、なんだかすごく平たく聞こえちゃうんですよね。完全に気持ちが芝居に乗り切っていないというか…浮いてた気が…(汗)。そういった意味では役不足は否めないなと思った。カッコいいしオーラもあるのに勿体ないです。

トウキチローと秀吉を演じたKEIJIさんはなかなかの熱演だったと思います。セリフも聞き取りやすいし、トウキチローと秀吉の演じ分けもできてたんじゃないかな。言葉を発することができなかったトウキチローの切なさはもう少し深みのある芝居で魅せてほしかった気がするけど…全体的には良かったと思います。

伊達成実を演じた山崎銀之丞さんは素晴らしかったです!冒頭ちょっとセリフ噛んでしまってたけど、それもお愛想w。まさに舞台俳優の真骨頂みたいなお芝居を堪能させていただきました。コメディ部分と真剣モード部分での芝居の切り替えがとにかく上手い。メリハリがとても効いていて見応え充分でした。それに、愛之助さんとの「慶次」以来の共演というのも嬉しい!!何だかそれだけでテンション上がっちゃったw。

保春院と喜多を演じた有森也実さんがこれまた素晴らしかったです!!保春院はギラギラした悪女なのに対し喜多は儚くて優しい雰囲気・・・この全く違う二つのキャラクターを見事に演じ分けてくれていました。最初、二人を同一人物が演じているとは気付かなかったくらいですよ。早替えとか大変だったと思うのですが、息の乱れも見せず正反対の女性を魅力的にインパクト強く演じられていて本当にすごいなぁと感動しまくりでした。

愛姫の福田沙紀さんは、可愛いんだけど、芝居としては可もなく不可もなく…って感じだったかなぁ。政宗とのラブラブなシーンでは若干も照れも見え隠れしてしまっていて思い切りがなかった気が(苦笑)。セリフ回しもちょっと軽いし、正直、MAKIさんと二人のシーンは見ていて厳しかったです(汗)。

輝宗と家康の二役を演じていた武田義晴さんはとても印象に残りました。厳しくも優しさが垣間見れる輝胸を熱演!政宗に向かって「撃て!!」と絶叫するシーンは圧巻でした。そして後半は家康に。一瞬また輝宗がよみがえったかのように見えましたがw、家康の腹の底に何かを抱えているかのような雰囲気が短い出演時間の中にもちゃんと感じられてとても良かったと思います。

最後に片倉小十郎を演じた愛之助さん。小十郎と言えば大河ドラマで西郷輝彦が演じていた役だなぁといった印象くらいしかなかったのですがw、ギラギラと前を見据える正義感溢れる愛之助さんの小十郎は本当にとても魅力的でした。相手に対して常に全力。政宗には影のように従っていながらも存在感溢れるオーラがあって目が離せない(←ファン目線ではありますがw)。奥州平定のためならば自国の民百姓を守るためならば多少の犠牲もやむなしと邁進する冷たさと、仲間を思いやる温かさといった二面性を魅力的に演じていたと思います。時に冷淡、時に熱く…片倉小十郎という人物がすごい立体的に感じられた。
セリフ回しも少し歌舞伎っぽいところもあったけどとても明瞭で聞き取りやすいし、殺陣の美しさはやはりさすがです。個性的な役者がそろう今回の舞台の中でも愛之助さんの存在感というものは際立っていました。しかもEXILEのダンスしてる姿まで見れちゃうわけですから(笑)ファンにとっては本当にとてもおいしい舞台だったなと。

DVDも予約してきたのでw、手に入るのが楽しみ。『花の慶次』はディスク化されませんでしたからね(←すごい好きだったのに)、これは本当に嬉しい。劇団EXILEに愛之助さんが出演してくれてよかった(笑)。



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