<< NEW | main | OLD>>
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 - -
とうとうドラマの一つの山場である保元の乱が始まりました。思っていたよりも戦の勢いを重視するような展開ではなく、どちらかというと人の心の動きに焦点が当たった描き方だなと思いました。

清盛とは違って最初から天皇方につくことを決めていた義朝は自己主張もしっかりしてる。死ぬ覚悟できてるんだからさっさと昇殿させろ!という勢いに清盛すっかり飲まれてましたね(笑)。実戦を数々と経験してきている自信と源氏復興への並々ならぬ意気込みが伝わってくる。まさに火のような男、義朝!玉木くん、良い役者になったなぁと改めて思った。
でも、信西から「親と本気で命のやり取りをする覚悟があるのか」と問われて即答で「無論」と答えたことが後々彼に重くのしかかってくるんだよなぁ…。

千秋先輩も真っ青のグイグイな勢いwwでついに昇殿を許される義朝はさらに熱を帯び、軍議でも大活躍。彼が提案したのは"夜討ち"。それと全く同じころ上皇サイドではガンダムみたいな為朝wwが礼儀もわきまえずに堂々と"夜討ちすべし"と熱弁を振るっている。兄弟で同じ策を主張するとはねぇ。しかしながら、この為朝…義朝のお兄さんではなくてなんだよね…(笑)。しかもあの時まだ10代とか!?さとしさんが玉木くんの弟…すごいな、この配役w。ちりとてで京本さんが10代を演じていたのを思い出す(笑)。
それぞれの陣営で源氏の兄弟は同じ策を主張していましたが、トップの参謀は全く違う判断を下します。天皇方の頭脳・信西と上皇方の頭脳・頼長…、かつては意気投合し共に学力を競い合っていた二人。それだけに、"夜討ち"の解釈に孫子の言葉を引用してくるのは同じだった。しかしながら、その解釈の仕方が全く正反対。

「理に合えばすなわち動き、理に合わざればすなわち止まる」

頼長はこれにあてはめ"兵が少ない今、夜討ちなんていう姑息な手段を用いるのは理に合わない"と考える。つまりは夜討ちなんていう卑怯な手段は理に合わないからやめろということ。いかにも頼長らしい主張(為朝の「何を言っているのかさっぱりわからん!」というツッコミはもっともだと思ったw)。一方の信西はこれを"夜明けをぼんやり待つことを孫子は良しとしていない。だから今すぐ動くべし"と考える。つまり今は「動くとき」だと解釈した。これまた先の野心に燃える信西らしい主張。引用するものは同じなのに考え方が全く違う。この対比の映し方が実にスリリングで面白かった。
上皇は「夜討ちを仕掛ければ上皇様は世を治める器に非ずと罵られる」という頼長の言葉を鵜呑みにして最終的に夜討ち案を排除してしまう。このあたり、流されてフワフワしているこの人の弱さというものが象徴されているようでなんだかとても哀れに見えましたね。頼長の美徳説に同調してしまうのが哀しい。集まった武士たちもこの決定には口出しできなかった。戦というものを知っているだけに失望しただろうな…。
天皇は信西の演説にニンマリ顔。こういった展開には胸躍る性格ですから、義朝の策を聞いたときに最初から乗り気だったように思います。勝利のためには手段を選ばず。頼長と同じように美徳にしがみつきたい貴族たちもその考えを覆ざるを得なかった。義朝の夜討ち案は直ちに取り入れられることになり彼の鼻息も荒くなる。

しかし、そこに付け込んでくるのがブラック信西とその腹心の虎ちゃん@師充。清盛と並べて義朝を褒め殺しまくる。勝利の暁にはさらに恩賞をはずむというエサもちらつかせますます義朝のやる気炎に火を注ぐ信西。逆に清盛には特に何も言葉をかけずにサラリと流す。これを見た師充は
「あれでは下野守が気の毒にござりまする」
と含みのある顔で言葉をかけるんですね。はたから見ると気の毒なのは清盛のほうだと思うのですが、師充は義朝が気の毒だと言っている。つまりは勝利するために義朝をガンガン持ち上げて戦闘マシーンにしてやろうという腹だったんでしょうね、信西としては。身内と争う心の痛みを抱える義朝をたきつけて迷いを捨てさせようとしたんでしょう。あえてそれを清盛にはしなかったわけですが…、比べられたことで黙ってても清盛は功を焦って最強の相手である為朝を崩そうという策に出てくる。こうなることまで予感していたのだろうか、信西は…。本当に人が悪い(それを黙認してニンマリしてる師充も同じく 苦笑)


少し長くなりそうなので以下、追記へ。


夜討ち寸前、後白河帝じきじきに武士たちに言葉をかける。崇徳上皇は兄でありながら実は白河院の息子だという話から持ち出してくるところがなんとも心憎い…。すべては白河院の御世からはじまったことであるから、そのしがらみをこの戦で断ち切り新しい世の中を切り開けと。つまりは崇徳上皇方に勝利することは白河院から続く世を終わらせることであり、新しい時代の幕開けにもなる…その先頭に立つのは武士であると。上手いねぇ、人心掌握が!あんな凛とした表情でお言葉かけられたら、何が何でも武士はやる気に燃えちゃうよ。松田翔太くんの不敵でありながらも凛とした佇まいや表情がすごく印象的だった。
しっかしなぁ…こんな言われようは…崇徳上皇があまりにも気の毒だろう…と思ってしまうのは上皇方に心が動いている私だからなのかな(汗)。好きで白河院を父に持ってしまったわけではないし、そのことでこれまで阻害されて生きてきた哀しみを抱えている崇徳上皇。こうして白河院の象徴のように言われてしまうのがなんとも切なかったです。

そしてついに骨肉の争い、保元の乱が始まります。夜討ちをかけられたと知った頼長は憤慨。最も彼の考えに反する行為を信西は起こしてきたわけですから、そりゃ怒るよなぁ。だけど、戦というものを全く知らない人が「理」を重視して「実」を無視してきた結果なわけで…。戦は理想では勝てないということなんだよ、頼長…。考え方は正しいんだけど、戦はそれが通用しない世界。こうなってくるとあの悪左府も哀れで哀しい人に見えてくるな。
上皇は目が泳ぎまくってオロオロしてさらに哀しい雰囲気になってしまっているし(涙)。

急ぎ討って出ようとする為義でしたが、通清がそれを強引に留まらせる。為義の子供同士が血で血を洗うような戦いをしている姿を見せたくないからと…。
「通清の志は殿を守りきること、それは御身のみならず御心もまた然りにござりまする」
通清~~~!!カッコよすぎるよ、通清~~~(涙)。なんて殿想いな家臣なんだ…。そんなことは露知らぬ義朝は最初に出会った弟の頼賢と剣を交えている。もはやそこには血族の情は存在しない。為義がこの光景を見たらたしかにさらに心に深い傷を負うだろうな…。

一方、清盛の策で為朝の陣へ勇んでやって来た伊藤忠清と忠直兄弟。その後ろには清盛の息子の重盛と基盛もいる。忠直は名乗りを上げて為朝に一泡吹かせようという勢い…だけは良かったんですが…なんと、為朝の矢一撃で何もできないまま命を落としてしまった。色んな意味で残念な弟だった…。
というか、為朝がサイボーグに見えるんですが(笑)。とても義朝の弟さんとは思えない貫禄ww。あの矢は特注ですか!?あな恐ろしや!!いやぁ、さとしさん、強烈なインパクトを残してますねぇ。あの人いたら百人力ってみんなが思うのも納得のキャラですよ。

そしてここまではちょっと残念な存在感になってしまっていた清盛は、ついに叔父の忠正と対峙します。二人の矢の応酬はなかなか迫力あったなぁ。そこには悲壮感ではなく、高揚感…むしろ、好敵手と出会えたことの喜びみたいな表情を二人が見せていたのが非常に印象的で良かったです。本気で剣を交えながらも、あの時二人の間には憎しみではなくライバルと対峙できる喜びがあったように見えました。それがなんだか救いだったな…。
二人の対話のような命のやり取りに黙って見ているしかできない弟たちでしたが、それを見て「いつまでこんなことやってるんだ」とツッコミを入れてくる兎丸。たしかにこれは戦であって二人の果し合いの場ではないんですよね。至極ご尤もな兎丸のツッコミを入れてくるあたりが面白い。
それでも続く二人の戦いに、家貞が忠直の死を報告しにやってくる。この時忠正は清盛が功を焦って為朝への真っ向攻撃という無謀な策を講じたことを知り彼をなじる。そして、最後の最後になって清盛に流れる物の怪の血を信じられなくなったと…。きっとこれも忠正の本音の部分なんですよね。清盛を忠盛の遺志を継ぐ者として認め始めていた反面、どうしても信じきれない部分もあった…。そんな複雑な心境を抱えている忠正が切ないです…。

最強戦士の為朝の元には正清が勇ましく挑戦状を突きつけにやってくる。矢は届いたものの、為朝はそんなのびくともしないわけで…正清危うし!!と、その時に代わりに為朝の矢に貫かれていたのは正清の父の通清だった(涙)。
「武士の風上にも置けぬことをしてしもうたわ…」
敵方にありながらも息子の危機に思わず助けに入ってしまった通清…。矢に貫かれながらも気丈に振る舞い「父を見習うでないぞ」とその場を立ち去っていく通清の姿に正清は動揺を隠せない。それはきっと、為朝も同様だったんじゃないだろうか…。
そして、その苦しい息のまま為義に戦況を報告しにやってくる通清…。気づかれないように、主君に心配をかけまいと精いっぱい気丈に振る舞い義朝はじめ為義の息子たちの戦っぷりを誇らしげに報告する…。この人は本当に為義を…為義一家を愛した人だったんだな(涙)。
「源氏の世はきっと来まする…」
そう言い遺して息を引き取ってしまう通清…。みちきよぉぉぉーーーーーー(涙)。泣きました、通清のあまりにも健気で真っ直ぐな振る舞いに…。為義がどんな状態に陥っても常にそばにいた通清…。その死は為義にあまりにも深すぎる心の傷を負わせてしまいました。その死に逆上して門の外へ…息子に向かって討って出ていく彼の気持ちは痛いほどわかる(涙)。

「義朝…通清が死んだぞ…、通清が…死んだぞーーー!!!」

なりふり構わず息子に立ち向かっていく父、為義の姿にまた涙が止まらない(涙)。その言葉を聞いてこれまで強固だった義朝の心についに動揺が走る…。無我夢中で立ち向かってくる父に争いの発端となった友切の剣を抜く義朝でしたが、まともにその剣先を為義に向けることができなかった…。あんなに炎のような勢いでイケイケだった義朝がこんなに動揺してしまうとは…。
彼もなんだかんだ強がりを言っていても本心では父と争いたくなかったんですよね。その心をずっと押し殺してきたわけですが、いざその場に立つとその想いが沸き起こってしまう。そこに義朝の人間らしさを見た気がしました。本気で剣を交えた清盛と忠正の肉親同士の争いとはちょっと対照的に見えますね。義朝のこのわずかに生まれた心の隙は後々とても哀しい事件へと繋がっていくと思うので…そう考えると切なくて泣けます…。

敗北濃厚となった白河殿にはついに火がかけられる。その策を積極的にやれと命じていたのも信西。「誰でもよーい」とお茶目なキャラっぷりを見せていた通憲殿時代があまりにも懐かしいと思わせるようなダークっぷりだよ…。その後ろでケケケってなってる師充も憎たらしいわw。虎ちゃん、出番多いんだけどね、なんか、それを喜ぶ心の余裕がないや(苦笑)。
火攻めを受けてたまらず逃げ出す貴族たちのなかに、ひときわオロオロしまくって腰砕けな人物が…。まさかの頼長です。あの自信満々な氷のような他人を見下すような人物像はいったいどこへ消えてしまったのか!!まるで別人のように迷子になった子供のようにオウムの駕籠を抱えて逃げ出そうとしている頼長…。その姿はなんだかとても哀れで哀しい人に見える。
その姿を目撃してしまった崇徳上皇…。
「そなたを信じた朕が…、愚かであった…」
戦という状況下でただ情けなくオロオロするばかりの頼長を見たときに上皇は初めて現実を見たのではないだろうか。鳥羽法皇が崩御して涙にくれたあの夜から実質的に思考停止状態になりここまで流されて戦の日を迎えてしまったわけですが、自分が託した人物の情けない姿を見たときに自らの立ち位置を感じたのではなかろうか…。その時があまりにも遅かったというのが、なんとも切ないですが。
上皇が去り、自分が孤立無援の敗者になったことを悟った頼長に追い打ちをかけるように鸚鵡が
「ヨリナガサマノサイハ、ココンワカンニヒルイナキモノ」
と繰り返ししゃべり続ける。頼長をヨイショする言葉ですが、今となってはそれもただ虚しいだけ。聞いていることに堪えられなくなった頼長は駕籠を叩きつけて鸚鵡を解放してしまいます。いつも一心同体のようだった"二人"。その運命は次回…(涙)

そして戦は、天皇方の勝利に終わる…。負け戦の中必死に奮戦する為義が絶体絶命の危機に陥った時、鬼若が投げ石で助け逃がすシーンは印象的でした。思わず「ムネ、グッジョブ!」って思いましたが(笑)。鬼若が義経の祖父を助けたこの出来事が後半を暗示させているような気がしました。
清盛は燃え盛る白河殿で忠正を探そうと必死になりますが、見つけたところでどうにもならないという忠清の言葉に我に返るしかない。気が付いてみれば、清盛が立っている場所は実の母の舞子が絶命したところでもあり、白河院から出生について明かされたところでもある。まさに因縁…。その場所が今焼け落ちようとしているわけで、清盛はひとつの時代が終わるのを肌で感じることになりました。

見どころが多かった保元の乱も終わりましたが…この後が清盛と義朝にとっての最大の試練かもしれません。涙なくしては見れない展開になること必至…。
ではありますが、実は来週はリアルタイムで見れないんですよね(汗)。崇徳上皇様に会いに讃岐へ日帰りで行ってまいりますw。この模様は後日レポートにて。



関連記事

テーマ : 大河ドラマ 平清盛 - ジャンル : テレビ・ラジオ

大河ドラマ 平清盛 - -
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
<< 2017 >>
今何時?
感謝です!
現在の閲覧者さま:
カテゴリー
プロフィール

えりこ

Author:えりこ
★1973.5.16生 大雑把なO型
★丑年牡牛座
牛三昧で牛的性格
★趣味は舞台観賞
(特にミュージカル)
◎基本的にミーハーですw

★特に応援している俳優さん
合田雅吏さん、加藤虎ノ介くん、大沢たかおさん、葛山信吾さん、瀬戸康史くん、中村倫也くん、間宮祥太朗くん、大泉洋くん、内田朝陽くん、井浦新さん、北村一輝さん、堺雅人さん、大東駿介くん、田辺誠一さん、宅間孝行さん、ジェラルド・バトラーさん
★特に応援している舞台俳優さん
片岡愛之助さん、飯田洋輔くん、福井晶一さん、泉見洋平さん、宮川浩さん、畠中洋さん、渡辺正さん、北澤裕輔さん、岡田浩暉さん、石川禅さん、石丸幹二さん、鈴木綜馬さん、光枝明彦さん

★日記風ブログ
ウシの歩み


★本館HP
eribn.gif


メールフォーム
個人的にメッセージのある方はこちらからどうぞ♪

名前:
メール:
件名:
本文:

お気に入りブログ
月別アーカイブ
ブログ内検索
人間が好きになる名言集

presented by 地球の名言

ミュージカルDVD

ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組)
ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組)
大好きなミュージカル映画です。これを見れば誰もがハッピーな気持ちになれるはず!

レント
レント

魂の歌声とはまさにこのこと!今を生きることの大切さが伝わります

オペラ座の怪人 通常版
オペラ座の怪人 通常版

ロイドウェバーの美しい音楽の世界を堪能。これ絶対おすすめです!

エリザベート ウィーン版

来日公演の感動をぜひこの一枚で!

ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション (CDサイズ・デジパック仕様)
ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション (CDサイズ・デジパック仕様)

オスカーを獲得した新人女優J.ハドソンの歌声は圧巻です<

キャッツ スペシャル・エディション
キャッツ スペシャル・エディション

現在劇団四季公演中のCATSを観れない方、このDVDでも楽しめますよ♪

レ・ミゼラブル -1995年10周年記念コンサート-
レ・ミゼラブル -1995年10周年記念コンサート-

世界のレミゼをこのDVDで堪能してください!

ミュージカル 星の王子さま
ミュージカル 星の王子さま

白井晃演出のミュージカル再演バージョンです。個人的には宮川さんがオススメ♪

ノートルダムの鐘
ノートルダムの鐘

日本語吹き替えは当時劇団四季に在団していた役者さんです。退団した人も多いので貴重な一枚かも!

アナスタシア
アナスタシア

曲がとにかく素敵です。日本語吹き替えで石川禅さんがディミトリ役を熱演してます♪

PR

Powered by FC2 Blog    Templete by hacca*days.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。