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先日テコ入れと称して特別番組が放送されたわけですが…あの番組、前半は分かりやすい説明でよかったけど後半は今後のドラマ展開を楽しみにさせるようなものじゃなくて先取りみたいな形になっちゃってて、あれじゃあ逆に「これで満足」って人が出てダメなんじゃないか?とか思ってしまった(苦笑)。あれならやらないほうがよかったかも…。
そんな微妙な空気で迎えた第20回でしたが、ドラマの内容は非常に濃くて見応え充分だった。歴史の流れというよりかは、人間ドラマとして胸を打つエピソードが多かったのが印象的です。

政治の表舞台から遠ざけられた頼長は最後の砦として崇徳上皇に接近する。上皇は最後まで鳥羽院と分かり合えなかった絶望で既に正常な思考ができなくなっていたんじゃないだろうか。ずぶ濡れになって身も心も引き裂かれた儚い上皇を、これまたセリフがないにもかかわらず新さんが素晴らしい佇まいで演じていて息を呑みました…!
その心の隙に見事に入り込む頼長のあのギラギラした眼差しがこれまたすごい!耕史くんはあんな表情もできるんだ!撮り方もなんか怨霊みたいな感じだったし(笑)なんとも印象的でございました。弱った心にあんな妖力のある誘い文句で迫られたら、上皇様も惹き込まれちゃうよなぁ。その弱さがまた何とも言えず切ないんですが…。
しかし頼長、よもや、上皇様には手を出してないだろうな!?といらぬ心配をしたのは私だけだろうか(爆)。

清盛後白河の対面シーンも非常にスリリングで面白かった。清盛は崇徳上皇に刀を向けてからなんだかちょっと雰囲気が変わったような気がします。天皇方にも上皇方にもすぐには態度を示さず恩賞を吊り上げようとしているブラックさがなんだか将来を予見させるような。こういう一面も彼には必要ですよね。
そんな清盛の態度を見抜いていた信西と後白河帝。清盛を呼び出し、後白河は人払いをして彼を挑発しまくる。どんな小細工してもお前は父親のように公卿にはなれないと。これ、以前の清盛だったら頭に血が上って食って掛かるところですがw、後白河から賽を投げつけられた時にその真意を悟り勝利宣言を言い放つあたり大人になったなぁと思ってしまう。二人の長い長い双六ゲームは既に始まってるんですよね。
後白河帝役の松田翔太くんの何とも言えない妖しくピンとした雰囲気がいいですね。彼のセリフ回しは時々「?」と思うことがあるんだけど(汗)表情や佇まいはすごくいい。

兄の清盛が後白河帝につくと判断したことにどうしても納得がいかない弟の頼盛。彼は家盛が死んでしまってからますます清盛に対して不信の念を抱き続けてましたが、そのピークがついにきてしまった。後白河の挑発に乗って彼の味方につこうとしている兄っていうふうに映ったんでしょうね。そんな理由で動かれてしまってはあまりにも危ういと思い詰め、あえて上皇方につこうと決断してしまう頼盛…。もしも後白河帝側が敗北すれば平氏は滅亡しかねないわけで…、宗子の子供としての平氏の血を絶やしたくないっていう気持ちはなんだかわかる気がするなぁ。
この兄と弟が今後どのように気持ちを近づけていくのか気になります。

そして今回、最も印象的で涙したシーンの一つが清盛の叔父の忠正です。
これまでずっと清盛に対して「平家に災いを為す者」として食って掛かっていた忠正。しかしながら清盛が棟梁になってからはあまり対立することもなく支えている立場に立っているようにすら感じられます。私はおそらく、清盛が家盛を想い血染めの曼荼羅を清盛が描いていたあの時に忠正の中で何かが変わったのではないかと思っています。完全に認められはしないけれど、今まで抱いていた清盛へのわだかまりみたいなものが消えたんじゃないか…みたいな。
そんな忠正が頼盛の離反行為を知ってしまった…。彼は頼盛の行動を理解したうえで敢えて反対します。仮に上皇が勝利したとしてもこの先一人平氏を抜けて生き残った裏切り者として誹りを受けることが容易に想像できる、そんな負い目を頼盛に…宗子の息子である彼に受けてほしくなかったんですよね…。そして決断します、頼盛の想いを自分が引き継ぐことを…。どのような結果になろうとも、平氏の血を絶やさないために自らが泥をかぶろうと心を決めた忠正に泣きました(涙)。
いつも以上に忠正叔父さんが大きく見えたよ…。なんだかんだとこれまで悪役を買って出ていた忠正だけど、誰よりも平氏を想い、兄の忠盛を…そして宗子を慕っていたからこそなんですよね。そんな忠正のことを分かっていたから忠盛も静観していたところがあったと思う。本当はとても優しい心を持っている忠正…。
頼盛は忠正が離反したという辛い現実を清盛に告げる。平氏の絆を厚く信じていた清盛の衝撃は計り知れず連れ戻しに行こうとしますが…

「お前とわしとの間に絆などはなっからないわ!」

という伝言を頼盛から告げられ思い止まります。頼盛はこの言葉を本気で投げかけていたけど、忠正はこの言葉に清盛に平氏を託すという意味合いを込めていたように感じます。その心意気を本能的に清盛は悟ったんじゃないかな…。だから彼は心の痛みを抱えつつ前進できた。そういう風に仕向けたのもやっぱり忠正で…。
切ないけど、カッコいいよ、忠正!!だけどやっぱり悲しいよ、忠正叔父さん…(涙)。


一方、源氏のほうも哀しい別れがありました…。
義朝は自らの志のために迷いなく父と違う道を邁進していくわけですが、そんな彼についていくのが疲れてしまった乳兄弟の正清は為義方についてしまう。しかし、心の迷いがずっと燻っているわけで…そんな気持ちを為義や正清の父親の通清は悟ってるんですよね。為義は見かねて「お前は自由にしていい」と心遣いを見せるんですが…優しいよなぁ。本当にこの人の不器用でこういう甘いところは武士の世には向かないんだろうけど憎めない。
しかし、それでも強がって為義と共に戦うと決意した正清。けれどもやっぱり義朝への気持ちが消えなくて、決戦当日になっても心が晴れない。そこで気を効かせて通清と親子二人きりにしてやろうとその場をさりげなく設けた為義…!!その優しさが泣けるんだよ…(涙)。

そしてこの回もう一つの涙のシーンが通清の息子を想うが故の行動です。
息子と二人きりになった通清はわざと正清の前で義朝についての苦言を並べ立てる。もうねぇ、これが正清の本心を引き出すための芝居だって分かっているだけに見ていて泣けて泣けて仕方なかったですよ(涙)。案の定、正清は義朝への想いが止められなくなって父に向かって「殿のことを悪く言う者は父上であっても許しませぬ!」と突っかかってしまう。通清はまさにこの時を待っていたんですよね…。ハッとして口をつぐんでしまった我が子に

「厄介な殿を見捨てられぬはワシ譲りじゃのう」

と優しく微笑みかけ立ち去る父…。金田さんのあの父親としての息子を慮った表情が泣けて泣けて仕方なかった(涙)。これが今生の別れになるかもしれない予感を感じつつも、それっきり後ろを振り返らず去っていく背中が切なくて切なくて本当に涙しました…。通清もかっこいいよ、本当に…(涙)。
そして正清は義朝の元へ戻る。義朝は彼が抱えていた想いを何となく察したんじゃないだろうか。だからこそ、何も追求せずに「遅かったではないか!」と普段通りに彼を出迎える。このやり取りも良かったです。義朝にとっても正清は兄弟同然の大切な存在なんですよね…。

そのほかにも見ごたえあるシーンがたくさんあったな。相変わらず空気の悪いところに弟を連れてきて意気揚々としてるちょっとズレた忠清も面白かったし、家成の娘の経子を見て清盛の相手だと勘違いする時子も可愛くて面白かった。この時彼女が身ごもっているのは、重衡ですかね…?それからさとしさん@為朝も相変わらず豪胆で迫力あってよかった!これが玉木くんの義朝より年下って言うんだからビックリだけどw。
そういえば、原作には出てこないはずだった虎ちゃん@師充が信西と一緒に冒頭でチラリと映ったな。思わず「お、ラッキー」とか思っちゃった(笑)。来週以降、信西と共にダーク路線で活躍していくと思うので注目したいところ。

そして次回、ついに保元の乱が始まってしまいます。この乱は本当にとてもとても哀しい方向へと動いてしまうきっかけになるので辛いんですが…しっかり見守りたいと思います。


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