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2週分感想お休みしていましたが、またぼちぼち書いていきたいと思います。…っていうか、保元の乱を前にしてこの怒涛の展開は…もはや書かずにはいられない!みたいな心境です、正直。

清盛が平氏の棟梁になりホームドラマ的な展開だった17回、虎ちゃんの師充が登場し後白河帝が誕生した18回も見どころ満載でした。
藤本さんの脚本ということもあってか、やっぱり出てきたねぇ、加藤虎ノ介くん!のっけから目つきがダークだったぜ(笑)。雰囲気的には何となく捻くれ者だった四草に似てる気がしましたが…この先、師充はサダヲくん@信西の元でますますダーク路線まっしぐらになると思われます。原作読んでて首絞めてやりたくなりましたから、私(←あくまでも師充にですよw)。たぶん第21回から再び出てくると思うので心して見たいと思いますw。

しかしながら、ここ数回は特に井浦新さんが演じている崇徳上皇から目が離せません!登場した時からその佇まいなど惹きつけられるものがありましたが、いよいよ動きが出てくると一気に加速したと言いますか…まるで上皇が新さんに憑依しているのではないかと思えるような素晴らしい表現力に衝撃を受けまくっています。
もともと雰囲気のある役者さんで、これまでも何本かの作品で彼の芝居には十分惹きつけられてきたわけですが…今回はまたさらにその上を行っているような、そんな気さえしてきます。

冒頭に出てきた鳥羽院の「許せ」と崇徳上皇の「許さぬ」のシーンはとても印象的でした。二人ともなんというか、画面から妖力みたいなもが感じられたというか…今にもポキリと折れてしまいうなギリギリのところで精神状態を保っているみたいな…そんな物悲しさがあって見ていて思わず涙…。三上さんも新さんもすごいよ、本当に!
それにしても、鳥羽院がここ数回で突然上皇に心を寄せ始めたのはちょっと唐突かもと思ってしまいます。白河院のことが頭から離れなかったためにずっと遠ざけてきて相手にもしなかったのに、近衛帝の病がひどくなってから急に「上皇をないがしろにした報い」と悔やむのはなんとも虫のいい話だなと(苦笑)。鳥羽院も十分苦しんできたわけですが、崇徳はそれ以上に傷つき精神的にダメージを受けてると思うんですよね。
新さんがインタビューでそのあたりのことをコメントしていますが、すごい頷いてしまった。

この鳥羽院と崇徳上皇の仲をなんとか改善させたいと奔走したのが清盛。しかしながら、彼が起こしている行動はあの時代の中ではただの甘いヒューマニズムというか、自己満足に過ぎなかったんじゃないのかな。でもそういう風に動かずにはいられない清盛の気持ちも分かる。彼も出生のことでずいぶんと傷ついてきたし、その果てに今の自分があるわけですから、鳥羽院と上皇も本当の親子になってほしいと思ってしまうのは理解できます。
でも、そのことが結果的にどんなにか崇徳上皇の心を傷つけてしまったことか…(涙)。最初から大乱を期待して武士の世の到来のチャンスを狙っている義朝のほうがこの場合においては残酷度は少なかったと思います。初めから上皇に媚び売るようなことしてませんし。信西にしてもそうです。彼はもう上皇はダメだと見切りすらつけてるような感じですし(苦笑)。中途半端な愛情や温情は時に人を恐ろしく傷つけてしまうものだということを、清盛には分かってほしかったですね。

鳥羽院の気持ちを代弁するような写経「法華七喩」の長者窮子を無表情でピリピリと破り捨てる崇徳上皇も非常に印象的でした。無表情なんだけど、その奥には狂気のようなものすら感じられるというか…人はあまりにも傷つけられるとあんなふうになってしまうんだろうなと思わせるような新さんの表現に衝撃!!あれはただの無表情じゃなかったですから。なんか、崇徳院が新さんに降りてきてるんじゃないかとすら感じたくらい私には衝撃でしたね、あのシーン。
そのあと、得子が訪ねてきたときの佇まいも絶妙ですよ!魂がフッとどこかに彷徨ってしまっているような、肉体だけがそこにあるみたいな感じ。その無の表情がこれまた実に上品で美しいので見とれてしまう。得子はホントにどの面下げて上皇のところに来てんだ!って思っちゃいますが(笑)そんな彼女も鳥羽院があのようなことになってしまって気持ちが弱ってたんでしょうね…あまり感情移入できないけど(爆)。
で、その時に鳥羽院の病状のことを聞いたときの新さんの表情がこれまた絶品!!感情を失った表情がピクっと動くことで見事に動揺した心境を表していました。あの瞬間から何か計り知れない鳥羽院への感情が再び上皇の元に降りてきた。そのことを肌の動きと目の動きで表現できるってすごいなと…ホントにこれも衝撃的。

そしてあのクライマックスの雨の御所前のシーン。拒み憎み続けてきた父親の元へ一目会いたいと駆けつけた崇徳上皇。彼は鳥羽院のことを憎んで憎んで憎み切っていたけれど、実はその反面、鳥羽院からの…父親からの愛情が欲しくて欲しくてたまらない人だったと思うんですよね。まさに憎しみと愛情が紙一重みたいな状態だったのではないかと。駆けつけようと思った時に彼の中の父親への「愛情」が一気に噴き出したんじゃないのかな…。
でも、その願いは虚しく門前払いされてしまう。その役目を買って出ていたのが、鳥羽院との仲を取り持とうと奔走していた清盛だったというのがなんとも残酷すぎる展開で涙が…!!清盛は最後にとうとう平氏の棟梁としての自分の役割に気付いたわけですが、それは崇徳上皇にとってあまりにも残酷すぎる決断だよなぁ(涙)。

降りしきる雨の中、鳥羽院が亡くなったことの鐘が鳴り響いたとき…「父…上」と思わず口にした崇徳上皇。あれは原作にはないシーンだったので思わず涙…。決して届かないその声…。間に合わなかった父への本当の気持ち。まさに万感の思いが込められた「父上」というセリフだったなぁ(涙)。もう、新さんの言い方が…泣けて仕方なかったですよ…。
そして、雨が降りしきる中、一人で道にうずくまって慟哭する崇徳上皇の姿が…(涙)。あれは涙なしには見られないよ…。心底哀しかった。

こうして保元の乱へ向かうわけですが…上皇と天皇の争いのほかにも哀しい亀裂がたくさんあります。義朝と父・為義との修復できない絆も泣けます…。通清が涙ながらに「もう元には戻れないのか」と訪ねるシーンも思わず涙が溢れてしまいました。
義朝は彼自身の中で葛藤はあるのでしょうが、自らの志のために息子を使って叔父を暗殺するくらいの強硬派になってしまいましたからねぇ。義朝の息子役に波岡くんが出てきたのはちょっとビックリ(ちりとてでは尊建だったね)。ちゃんと若々しく見えたからすごいなぁと。それにしても義賢があんなに情けなく殺されてしまうとは…(涙)。歌舞伎に出てくる義賢とはえらいキャラが違うのでそういった意味ではかなり衝撃でした(苦笑)。

また、政治の場を追われてしまった頼長も…まぁ自業自得と言えばそれまでですが(汗)、オウムに「内覧の宣旨が出た夢を見たから正夢になるぞ」と語っている姿を見るとなんだか同情してしまう。彼は粛清をしまくったせいで信用を失い、帝を呪い殺した疑いまでかけられてしまった。
後ろ盾となって庇ってくれるはずの忠実お父さんは頼長の不利を知るや、手のひら返したように冷たく突き放してしまう。逆にこれまで虐げられてきたお兄さんの忠通はしてやったりのニヤリ顔w。あの表情、悪魔みたいでめっちゃ怖かったよ!こうして追いつめられている姿を見るとなんか気の毒だなって…。

そして平氏ではとても哀しいすれ違いが来週…。
時子の妹の滋子がやってきて色めきだっていた忠正叔父さん。その姿がとても可愛くて微笑ましかったんですが(家貞のはしゃぎっぷりは笑えたww)…それだけに、次の展開があまりにも辛い。おそらく、宗子さんの「お前が守っておくれ」という言葉も効いていると思う。忠正はひそかに宗子のことを慕っていたのではないだろうか…。

原作で保元の乱の後までの展開読みましたが、涙なしには見られないシーンが今後もたくさん出てきます。保元の乱って本当に悲しい戦だったんだなと…。


ここまでドラマを引っ張ってきた三上博さん演じる鳥羽院が退場。素晴らしい熱演で何度も惹きつけられました!三上さん、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした!


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