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昨年6月に小惑星イトカワから奇跡の帰還を果たした小惑星探査機"はやぶさ"。あの当時かなり大きな話題になっていたし、もともと宇宙ものには関心があった私は帰還の瞬間をネットの生映像でドキドキしながら見届けました。強い光を放ちながら燃え尽きていく"はやぶさ"とその前方を行くカプセルの閃光は本当に感動的でした。
その"はやぶさ"の物語が映画として3社が制作することになり…今回の「はやぶさ/HAYABUSA」はその第一弾。20世紀FOXからの配給映画です。



主演は竹内結子さんでしたが、どちらかというと群像劇に近い作品という印象。"HAYABUSA"に関わった様々な人々の熱い想いが結集した物語に仕上がっていました。
竹内さん演じる水沢恵は数人のモデルを結集させた架空の人物とのことですが、そのほかの登場人物の皆さんは実在の人物を演じています。雰囲気がすごく似ているなぁ、と思ったのが佐野史郎さん。はやぶさ帰還の時にマスコミによく出てきた川口さんを演じていたのですが(映画では川渕という名前ですが)、佇まいなどよく研究されているなぁと感心してしまった。

物語は竹内さん演じる水沢が宇宙科学研究所の的場にスカウトされるところから始まります。どこか内向的で挙動不審っぽい彼女が宇宙研に入り"はやぶさ"に関わる様々な人々と触合い成長していく。はやぶさの苦難の歴史と水沢の心の成長がリンクして上手い具合に描かれているなと思いました。
映画では"はやぶさ"の製作過程から丁寧に描かれているのが印象深かった。製作に纏わる苦労はもちろん、そのための予算がなかなか認められずに必死に交渉するシーンや、漁協の協力を得られなければロケットを飛ばすことができず彼らをなんとか説得しようと奮闘するシーンは本当に興味深かったですね。製作の苦労だけでなくその周囲にもあんなに気を回さなければいけないとは…。宇宙に関わっている人々の知られざる一面を見れたような気がしてちょっと胸が熱くなりました。

そんな苦労が最初にけっこう長い時間をかけて描かれていたので、ロケット発射のシーンはなんだかとても感動してしまった。アポロ宇宙船が飛立つドキュメンタリーを見た時と同じくらい感動したかも。
しかし、"はやぶさ"の苦難はここからもさらに続く。イトカワに2度着陸させていたことはこの映画で初めて知った私(汗)。通信が途絶えたなかで、諦めずに何度も"はやぶさ"に周波数のサインを送り続けていたことも詳しく知らなかった。
そんななかで胸が熱くなったのは、トラブル続きで予定よりも大幅に地球帰還が遅れ計画が長期にわたるなかで、このプロジェクトに関わってきた人の数人がその終わりを見ずに去っていく現実があることを描いたシーンです。亡くなる人もいれば、定年で退任する人もいる。さらには契約切れで志半ばにして去っていく人もいる。その現実に直面した主人公の水島が涙するシーンで現場を去ることになったカメラチームリーダーの坂上が放った言葉がとても印象的だった。
「終わりがない過程で苦しむのがイヤならば科学者なんてやめたほうがいい」
結果が見えるまでにものすごく時間のかかる仕事をしている科学者の皆さん。終わりが見えなくても根気よくコツコツと前に進むのが科学者の道。やりがいのある仕事だけれど、厳しく不安のつきまとう大変な仕事でもあるんだなと思い知らされ切なくて泣けました…。

そんな彼らの諦めない姿勢が実を結ぶクライマックスからラストシーン。それまでも何度か涙しながら見ていましたが…あの帰還シーンはもう、大号泣してしまいました(涙)。たくさんの人々の愛情と想いが詰まった"はやぶさ"が役目を追えて大気圏へ突入するシーンは思い出しても涙が出ます…。見事なCGで描かれているのでリアルだし、実際もあんな感じだったんだろうなと…。
映画本編が終わり、クレジットが流れている間もなんだか涙が止まらなかったなぁ…。そのなかで、日本がこれまで打ち上げてきたいくつかの衛星が紹介されているのですが、毎年のように色んな衛星が飛ばされていることを初めて知りました。
そのなかで"はやぶさ"は世界で初めて小惑星の資料を持ち帰った衛星としてギネス認定されたのだとか。これを成し遂げたのは、日本なんですよね…。宇宙関連の予算はかなり厳しいことになっているなかで成し遂げた偉業。諦めない粘り強さを持つ日本人の素晴らしさを実感した作品でもありました。

専門用語がけっこうたくさん出てきますが、西田敏行さん演じる的場さんの説明はものすごく分かりやすいので混乱することがありません。はやぶさ製作過程で万一に備えての部品を搭載してほしいと必死に頼み込んでいた鶴見辰吾さん演じる喜多のシーンも印象的だったなぁ。あれがあったからこそ、はやぶさは帰還できたんだと思えたし、今の日本にもああいった危機管理の意識がもっと必要なのではとも思ったし。
そのほかにも個性的な人たちがキッチリとしたお芝居を魅せてくれて見応え十分。その中でちょっとクスっとなる役柄で出ている生瀬さんも印象的です。

"失敗ではなく成果"という糸川教授の精神を引き継いだ科学者たちの諦めない姿が心に響く『はやぶさ/HAYABUSA』。とても感動したし素晴らしい作品だったと思います。機会があればぜひ映画館で見てほしいです。



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テーマ : 邦画 - ジャンル : 映画

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