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帝国劇場で上演されている『風と共に去りぬ』を観に行ってきました。
表玄関にはパンフレットにも掲載されている出演者のイメージ写真がズラリと並んでいて、なんだか劇場入りする前から情熱的な雰囲気にさせられてしまった(笑)。

今回行くことにした決め手は朝ドラの「おひさま」でお父さんを演じてる寺脇康文さんの生の芝居が久しぶりに見たくなったことと、アシュレイ役の岡田さんが見たくなったことの2点かな。相変わらずな動機で申し訳ないです(爆)。
で、チケットなのですが…けっこう間際に取ったんですけど…、実はもっと簡単に取れるのではないかと高をくくっておりました。この手の演劇は意外と人も集まらないんじゃないかなと勝手に予想していた私(爆)。ところが!チケサイトにいってみると見やすそうな席はほとんど無くなっていてビックリ。A席狙いだったのですが、一番ベストだと思っていた場所はことごとく埋まっていました…。本家東宝以外のチケサイトを巡り巡り…ようやく、1枚…なんとか自分の希望に近い場所を見つけてゲット。正直焦りました…(苦笑)。

さらに…、客席についてみてまたビックリ!なんと、補助席がほぼ埋まってるじゃないですか!ちなみに補助席というのは1階S席最後方の後ろにある臨時席のこと。イベントでも楽でもない普通のしかも平日昼公演日で補助席があんなに大盛況なことになっていることにまず驚きましたね(汗)。
それから、観に来ている人の年齢層が異様に高かったこともちょっと驚きました。まぁ、作品が作品ですからこれは若い人よりも年代の上の人のほうが多いだろうなとは思っていたのですが…それにしても多かった。ロビーに飾られているスカーレットに扮した米倉さんの大きな写真の前ではご婦人方が競うように記念撮影をしていたのがとても印象的でしたw。
私は1階席後方だったので2階席のことまでは見えませんでしたが…それにしてもこんなに盛り上がった雰囲気になっているとは予想してなかったので本当にビックリしました。

もうひとつ面白かったのが終演後の出来事。カーテンコールが終わって場内アナウンスがあったのですが、昼間はギラギラに晴れていたのに公演中に雨が降り出したらしく「外は雨が降っておりますので濡れないためには地下からお帰りください」みたいな声が流れました。
すると…まるで示し合わせたかのように「えぇぇ!?」というどよめきの声が一斉に上がったじゃないですか(笑)。それがまた見事な揃いっぷりで私ゃ思わず吹き出しちまったよ(笑)。

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ロビーの柱にはレミゼの時と同じく募金箱が設置されていました。その上に役者さんたちのメッセージが書かれたボードがあったのですが、寺脇さんの力強いコメントとイラストが印象的でしたね。あと、岡田さんの優しいコメントもなんかジーンときちゃったな。
微々たる金額ではありますが、今回もまた募金させて頂きました。以前に比べると募金箱の中身が寂しくなっていたのが少し気がかり…。まだまだ被災地は大変な状況が続いていると聞いていますし、こういった活動は今後もつづけていかなければいけないなと思いました。


主な出演者
スカーレット・オハラ:米倉涼子、レット・パトラー:寺脇康文、メラニー・ハミルトン:紫吹淳、アシュレイ・ウィルクス:岡田浩暉、ベル・ワトリング:橋ひとみ、マミー:池谷のぶえ、ミード博士:坂口芳貞、ジェラルド・オハラ:丸山博一、フランク・ケネディ:近江谷太朗、チャールズ・ハミルトン:敦士 ほか



以下、ネタバレを含んだ感想になります。





有名な長編映画の舞台化で、過去にも何度も上演されている作品です。私は過去に2回観ています。
1回目は続編でもある『スカーレット』。風と共に去りぬの続編でその後のスカーレットとバトラーが描かれた作品でしたが、主人公のスカーレット役である大地真央さんの相手役を務めていたのは当時のご主人だった松平健さんでした。あの当時は息も合っていたんでしょうけどねぇ…(苦笑)。
2回目はミュージカル作品でスカーレット役は同じく大地真央さん。バトラー役は山口祐一郎さんでした。この時の意外だなと思ったキャスティングがアシュレイ。今井清隆さんが演じてらして予想外にハマってるなと思ったことを覚えています(笑)。ストーリーよりも音楽がけっこうよくてCDを買ったんだっけ…。

なので、初めて見る作品ではないのですが(映画も昔1度見たことがあるし)けっこう忘れている部分が多かった。断片的なエピソードは覚えてたんですけど、今回観て“あ、そうだったそうだった!”と思うシーンが多くw逆に新鮮な気持ちで観れた気がします。

時代はアメリカが南北戦争をしていた1860年代初頭。南部の裕福な農場の娘・スカーレットはその華やかさから言い寄る男性が絶えなかった。しかし彼女が本当に愛していたのはアシュレイ。ところがアシュレイはおとなしく清楚なメラニーと結婚の約束を交わしていた。その事実にショックを受けたスカーレットは当てつけに好きでもないメラニーの兄であるチャールズと結婚する。そんな彼女の様子を見ていたバトラーは自分と似た匂いを感じて次第に惹かれるようになってった。
チャールズは結婚して間もなく病死。あっという間に未亡人となったスカーレットだったが夫を愛していたわけではないので喪中にもかかわらずバトラーのダンスの誘いに乗って踊ってしまう。次第にバトラーへの興味を募らせていくスカーレットだったが、そんな矢先に戦火が迫る。バトラーの援助を借りて身重のメラニーや使用人であるプリシーとともに決死の脱出を図る。しかし命からがらたどり着いたふるさとのタラは荒廃しきっていた。

必死の思いでタラを開拓しようと奮闘するスカーレットでしたが妹たちは非協力的。なんとしても土地を手放すことだけはしたくなかったスカーレットは多額の金を隠し持っていると噂されているバトラーのもとへ向かう。ところがかれは北軍に捕らえられて牢の中。
思惑が外れたスカーレットは途方にくれるものの、偶然再会したフランクの商売がうまく行っていると知ると彼に取り入り2度目の結婚にこぎつける。ところが、ある日暴漢に襲われたスカーレットを助けようと飛び出していったフランクは逆襲され帰らぬ人になってしまう。さすがに気落ちしたスカーレットを励ましてくれたのは自由の身になったバトラーだった。
そして二人は結婚し子供も生まれ幸せな結婚生活を送っていたが、心の中にはどうしても忘れられないアシュレイの存在があった。そんな彼女の気持ちに気づいたバトラーは…

と、こんな感じのストーリー。
上演時間はだいたい3時間ちょっと。ミュージカルではなくストレートプレイだったので観劇前は正直なところ、気を失わないで観れるかどうか心配だった私(爆)。ところがそんなことは杞憂に終わりました。

面白かったです!予想外に楽しめてしまった(笑)。
3時間という時間があっという間に終わったという感じ。長編作品のいいところをうまい具合につなぎ合わせていて、端折った部分をさりげないセリフで補完するといったスタイルでとても分かりやすい作品になっていたのではないかと思います。
バックに流れている音楽もどこかオリジナル作品の旋律を踏襲しているような壮大なイメージで物語にマッチしていたのが印象的。サントラが存在していたらほしかったくらい好きでした(笑)。

それから、セットが帝劇に見合った迫力で!広い劇場をうまく使った演出で、とにかく色んなシーンが出てきて面白かったです。
特にアトランタ脱出のシーンは圧巻でしたねぇ。炎上する町を馬車が抜けていくのですが、橋のようなセットがあって馬車が通り過ぎた後にガタガタって半分崩れ落ちるんですよ。これは観ていても手に汗握った!崩れ落ちたセットと一緒にアンサンブルさんたちも数人落ちているわけで…いやぁ、あの勇気に乾杯!みたいな。さらには暴徒化した市民達と馬車から降りたスカーレットやバトラーが必死に戦うシーンもドキドキしました。
後ろには炎を表現した明かりと煙が立ち込めているし、アトランタの大変な混乱状況をうまく表していたんじゃないかと思います。久しぶりに見たなぁ、あんなダイナミックなセットと演出!

それにしても・・・スカーレットは本当に波乱万丈な人生を送っているなぁと改めて実感。
最初は苦労知らずのお嬢様で、周囲の男性からもチヤホヤされまくっててものすごい華やかな生活をしていたのに、アシュレイを愛してしまったが故に人生の歯車がどんどん狂っていく。3度の結婚を経験しながらもいつも彼女の中にいたアシュレイの存在…。

しかし、アシュレイの妻のメラニーが亡くなる時にようやく目が覚めるんですよね。メラニーのことは恋敵として複雑な想いを抱きながらも彼女を助けてきてしまったスカーレット。ところが、臨終のメラニーを目の当たりにした時に「実は助けられてきたのは自分だった」と気がついてメラニーがいなくなる現実を受け止めきれなくなってしまう。
そして妻の死に怯え震える寂しい背中のアシュレイを見た時、「あんなに寂しい背中だったなんて…」と我に返るスカーレット。自分が愛していたのは現実のアシュレイではなくて理想で描いていたアシュレイだったのだと初めて気がつくわけですが…そのことに気がつくのが遅すぎたんですよね。見ているこちらとしては、アシュレイとスカーレットじゃ結婚してもうまく行かないだろうなって思っちゃうわけですけど(汗)スカーレットはそのことに気がつくのがあまりにも遅すぎで・・・
ようやくバトラーへの本当の自分の気持に目覚めた時には彼は彼女の元から去っていってしまうという悲劇。あれだけ嫉妬する要素を振りまいてしまったんだから、今さら「愛している」と言われてもそりゃバトラーも容易には受け入れられないよなぁ…なんて(汗)。

そんな彼女が全てを失い一人になった時に、父親の「土地は人を裏切らない」という言葉を思い出して再起を誓うシーンはとても印象的でした。「明日また考えよう」って言葉が印象的だったな。
何もないところにうずくまるスカーレットにパッとライトが当り、悲しみに打ちひしがれていた彼女が強い心で再び立ち上がろうとする心の動きが見事に表現されていました。物語はここで終わりますが、ハッピーエンドではないながらもどこか希望を感じさせるようなそんなラストシーンだったと思います。

米倉さんは実はあまり好きな女優さんではなかったんですが(汗)、今回演じたスカーレットは個人的にすごくハマっていてよかったと思いました。気が強くて周囲をいつも翻弄してしまう小悪魔的な女性ではありましたが、なぜか彼女の演じるスカーレットは憎めないんですよね。強さだけではなくてその時々に応じて色んな表情を見せてくれた。チャーミングで時にクスッと笑ってしまう芝居なんかも面白かったです。
自分の感情にとにかく素直に演じていたのがとても魅力的でよかった。まだ舞台女優としての貫禄は感じられなかったけれどもキャラクター作りはすごく上手かったなと思います。今回の芝居でちょっと今後彼女を見る目が変わるかも。

寺脇さんは最初バトラー役が決まった時に、正直ちょっと線が細いんじゃないかなと思ってしまったんです。ところが、蓋を開けてみれば何とも魅力的なレット・バトラーが!重厚感のあるどっしりした貫禄というキャラではなくて、いつもちょっとおどけたような掴みどころがない雰囲気。チャーミングでなんだ目が離せないような存在だった。こういったお芝居は本当に上手いんですよね、寺脇さん。気の強いスカーレットを上手く操縦している感じ。軽い男のように見えて実はすごく芯のしっかりしている。この二面性がとても素敵!スカーレットが知らず知らずのうちに彼の魅力に取り込まれていくのが納得できるようなレット・バトラーでした。
そんな彼が、結婚後にスカーレットに翻弄されていく姿はこれまでにはない繊細な一面を覗かせる芝居で…これもまた素晴らしい。アシュレイとスカーレットの密会場面を見てしまって思わず背を向けてしまうシーンがとても印象的でした。
いやはや、「おひさま」のお父さんとは全く違う寺脇さんでしたよ。同一人物とは思えない軽快さ(笑)、本当によかった!

岡田さんは優しくて繊細なアシュレイにぴったり!あの優しい笑顔でメラニーを見つめるときの表情にはものすごく癒されました。アシュレイという人物は優しさだけでなくて人間的な弱さも覗かせるキャラクターで、時にはスカーレットにフラフラっと気を許してしまう一面もあったりしてイラっとさせられるんですが(笑)そのあたりも岡田さんは上手く演じてましたね。
メラニーの臨終シーンで、あまりの不安と悲しみに動転してスカーレットに抱きついてしまうところが印象的。なんて情けない男だったんだろう、みたいな(笑)。スカーレットが目を覚ますのに十分な熱演でした。

紫吹さんが演じたメラニーは大人しくて繊細そうに見えるんだけど、実はスカーレットよりも強い信念を抱いているような女性。奔放なスカーレットに対して物事を冷静に見つめ、全てを包み込むような器の大きなメラニーでした。正直、紫吹さんがこんなにピッタリしっくりくるメラニーを演じられるとは思っていなかったのですごく感動してしまった!地味なように見えて、ちゃんとしっかりした存在感を持たせていて・・・まさに女性の鏡のようなメラニーを熱演。ものすごく印象に残りました。

高橋さんが演じたベルも出番はあまりないのですが、世情が悪くなる中でも逞しく生き抜いていく強さを上手く表現していて印象に残ったし、使用人のマミーを演じた池谷さんも貫禄たっぷりで時にコミカルだったりして面白かった。
あと、まさか帝劇で近江谷さんが見れるとは!スカーレットの2番目の夫を演じていましたが、独特のヘアスタイルで「スカーレット」の名前を連呼したりしてちょっとコミカルな役どころ。あくの強さも垣間見えたりで出番はあまりないながらもすごく楽しませてもらいました。


1つ残念だったのが、カーテンコールがえっらい地味だったこと(苦笑)。無音のなかキャストさんが次々に出てきて拍手を浴びるわけですが、その拍手が持続しないでフッと切れる瞬間があったりして途中シーンみたいな…(汗)。さすがにプリンシパルキャストの時は拍手がワーっと続いてましたが、あの雰囲気はちょっとアンサンブルさんたちに気の毒なんじゃないかなぁ。
音楽が鳴り出したのが全員が揃ってお辞儀をして幕が降りるって時だったし(苦笑)。生オケじゃないんだから、もっと早くから音楽出してあげればいいのに!それだけがちょっと気になりましたね。



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