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エンタメ牧場

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ミュージカル『ガブリエル・シャネル』 5/25マチネ

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日生劇場で上演されているミュージカル『ガブリエル・シャネル』を観に行ってきました。

このたび09年の初演・10年の大坂での再演を経ての再々演されることになったとのことですが、私は今回が初見です。2年前に上演されていたことは知っていたのですが、「ふぅん、タキツバの翼くんが真央さんと共演するんだ」くらいにしか思ってなかった(爆)。そもそもジャニーズの役者さんが出るチケットは確保が難しいと思ってたこともありスルーしたんですよね。
それではなぜ今回、行くことにしたか…。察しの早い方は気づいてると思いますが(笑)…
葛山信吾さんが出演するから
です。相変わらず、舞台を観に行く動機がヨコシマです(爆)。ひっそりファンクラブにも入ってますんで…w。
葛山さんは初演に参加して以来とのことで、そのときは観に行けなかったので今回の再演に出演してくれたことは嬉しかったですね。

観劇する前はミュージカルだっていうことを実は知らなかった私(爆)。ストレートプレイだと思って行ったら歌のナンバーが多くてビックリしまして…そこで初めて"あ、これ、ミュージカルだったんだ"と悟りました。
音楽は生オケではないようでしたが、とてもドラマチックなものが多くて聞き心地がよかったです。特に耳に残るとかそういうナンバーではないのですが、なぜかとても癒されるような…知らないうちに胸がジンワリ熱くなってくるような…そんな素敵な歌が多くてとてもよかったです。まぁ、これに関しては好みによると思いますが。

妹尾河童さん担当のセットはかなり大掛かりで大道具スタッフさんたちが大変そうだなぁと(けっこう近い座席だったのでうっすら見えるw)。そのためか暗転も何シーンかあったのですが…そのたびに、先日の新感線での舞台を思い出し"ここで映像幕入れればテンポ上がるのになぁ"とか勝手に思ってしまった私(笑)。
ただ、集中力を切らすような暗転ではなかったので実のところはさほど気にならなかったですね。

カーテンコールはとても盛り上がりました。通常カテコを加えると…5回くらいあったのではないかと!そのうちの3回はスタンディングオベーション!まるで千秋楽のような一体感があって…最後のほうのカテコに出てきた何人かの役者さんがちょっと感極まった表情になっているのが見えて(葛山さんもその一人だったかな)、私も思わずウルっときそうになってしまいました…。そんな中でも、翼くんと葛山さんは仲良しなようで手をつないで出てきたりして可愛かったです(笑)。
とてもいい舞台だったんですが、あんなに盛り上がるカテコになるとは思わなかったのでちょっと嬉しい驚きでした。

ちなみにこの日は映像収録日だった模様。なぜか多いんですよね、私、こういう記録日に当ることが(笑)。ただ、これがメディアに流れるのかどうかなどは不明…。もしそのときはどこかで知らせてほしいものです。


主なキャスト
ガブリエル・シャネル:大地真央、アーサー・カペル:今井翼、エドワ―ル:葛山信吾、エチエンヌ・バルサン:升毅、ディミートリー大公:岩大、アドリエンヌ:彩輝なお、アントワネット:華城季帆、ホセ・マリア・セール:ジェームス小野田、ミシア・セール:高橋惠子 ほか


以下、ネタバレを含んだ感想です






タイトルどおり、この作品はガブリエル・シャネルの生涯を追った内容になっています。

20世紀初頭、親に捨てられ孤児院で育ったガブリエルはその後逞しく成長。騎兵連隊のパーティーで歌ったことがきっかけで退役軍人のエチエンヌと出会い、彼の財産を元手に帽子ショップを開店する。しかし当時としてはシンプルすぎるデザインの帽子ばかりを作り販売していたことが災いし客はなかなか寄りつかず、エチエンヌもガブリエルが商売をすることに関して良く思ってはいなかった。
そんな時にエチエンヌの友人であるアーサー・カペルと出会う。アーサーはガブリエルの主義主張を理解しやがて二人は惹かれあう。新たな土地で衣料品店をはじめたガブリエルは第一次大戦の影響もあり売り上げを伸ばし、アーサーとの恋愛も順調に運んだ。
しかし、戦後間もなくアーサーは妻のもとへ向かう途中で事故死してしまう。ショックでしばらく立ち直れなかったガブリエルだったが、ミシアの助けもあり徐々にファッション界で名を上げていくことに。数々の著名人との交流もあり順風満帆に見えたガブリエルでしたが、次第に従業員との軋轢が激しくなりついにはショップを閉店。長い沈黙期間に入る。それから15年後、再びパリでコレクションを開くガブリエルでしたが…

と、こんな感じ。ガブリエルの生い立ちを語るのは、彼女が15年間の深い沈黙を貫いている時に出会った作家・エドワール。彼はガブリエル自身からその生涯について聞き取り後にそれをまとめ本に出します。つまり、この物語は、エドワールが彼自身の耳で聞いたガブリエルの生涯について語っているというスタイルで進められています。
ラストシーンの直前、ガブリエルが復活した時のエピソードだけはエドワールの見聞きしたものではない未来の出来事として描かれています。このあたりの展開も面白いなと思いました。

ガブリエル・シャネルについては以前映画で見ていたこともあり、その人生については頭に残っていたのでこの作品も非常に分かりやすかったです。
ストーリー全体については有名な出来事をいくつかピックアップしてそれを繋げていったような印象で、あまり深みのある人間ドラマっていう感じではありませんでした。が、なぜか色々と惹きつけられるようなシーンが多く…観終わったあとには満足感があったんですよね。
最初にも書きましたが、音楽がとても良かったです。ガブリエルが自分が第一次大戦景気で商売を成功させたということに苦悩して歌うナンバーは特に感動的だったなぁ。真央さんの歌で久しぶりになんだかものすごくグッときてしまった。それから、亡霊としてガブリエルを励ますアーサーが歌うナンバーもとても美しくて感動的だった!ああいう旋律が私好みなんですよね。

ただちょっと残念だったのは2幕でガブリエルが著名人たちと交流するシーン。なんだか駆け足で取ってつけたような印象があったことだったかなぁ。大勢の役者さんが色んな人に扮装して出てくるんですけど(ニーチェとかピカソとかニジンンスキーとか)、どの人も世界的にとても著名な人なのに軽く扱われているような感じがしてちょっと違和感でした(苦笑)。
それから、シャネルの5番誕生秘話もえらいあっさりしてたなぁと(汗)。升さんの爆発風博士は面白かったんですけどね。あの流れで香水の5番が出てくるとは…みたいな。

キャストの皆さんについて少々。

ガブリエル役の大地真央さん
久々にこの方のお芝居を観たわけですが…これまで見た中でも特に惹きつけられたかもしれない。個人的にあまり真央さんの歌やお芝居は好みではないのですが(ちょっとクセがあるし歌もね…)、今回のガブリエルはとても魅力的に見えました。芝居の間の取り方、ちょっとしたコメディーちっくなセリフ、ガブリエルの感情表現、どれも素晴らしかったです。それにどんな衣装もものすごく似合ってしまうのがスゴイ!少女の役すら違和感なく見れてしまったし(笑)なんだかパワーアップした真央さんを感じた気がします。

アーサー役の今井翼くん
タッキー&翼のジャニーズ役者・今井翼くん。ここ最近はNHKでスペイン語学習の番組に出演したりと大活躍ですね。実は観る前までは真央さんとの年齢差があるので、下手すると息子…もっといけば孫にみえてしまうのではないかと思ってしまったのですが(爆)実際に観たら、ちゃんと恋人同士として成立していたので驚きました。立居振舞いもシャンとしてて、声のトーンも大人っぽさを表現していてセクシーだった。お芝居も真央さんに引けを取ることなく堂々としていて予想外にとても良かったです。特に感動的だったのはガブリエルの前で弱みを見せるシーン。あの「助けてくれ」ってセリフにグッときて思わず胸が熱くなってしまったよ…。いやぁ、大人になりましたねぇ、翼くん。ただ、歌だけはちょっと残念だったかな(汗)。

エドワール役の葛山信吾さん
葛山さんの舞台は昨年のアンカレ以来。このところ舞台活動が多くなってきてけっこう嬉しいです。そのため体力をつけていらっしゃるのか、以前に比べるとちょっとガッシリした体つきになってきましたね。でも、優しそうな雰囲気はそのままでやっぱり生で見るとものすごく癒される…。
今回は狂言回しといった役どころだったので、ガブリエルの人生に直接関わっているという印象はあまりなかったのですが、要所要所で解説に表れては的確な台詞回しで舞台進行する役どころをきっちり演じられていました。舞台下手側にくることが多くて、けっこう間近で葛山さんを眺めることができたりして幸せを感じてた私(笑)。面白かったのはガブリエルの父親役に取って代わったときでしたね。のんだくれの父ちゃんを大胆に演じてて可愛かった。個人的にはもう少しガブリエルの人生に深く関わる役のほうが葛山さんがもっと映えるんじゃないかなぁと思ったりもしたのですが(汗)エドワールのようなシャンとした青年も素敵だなあと思ってしまうのでした。パンフレットの写真もやたらカッコいいしねw。

エチエンヌを演じた升さんはガブリエルの奔放さに振り回されて次第に落ちぶれていく様を見事に表現。若い!って思っちゃったなぁ。2幕に出てきた博士はコメディチックで面白かった(笑)。
スタジオライフの岩崎大くんは1幕ではアンサンブル的ポジションにいましたがそれでも美しい顔立ちでかなり目立ってました。そして2幕で貴族のディミトリー公。キラキラしてて少女マンガに出てくるような王子様っぽくて思わずガン見してしまった(笑)。さすがライフの役者さんだなぁと。
高橋恵子さんは1幕で歌うシーンがあるのですが、お上手なんですねぇ。高橋さんって歌えるんだとちょっとビックリしました。2幕のミシアは色気のある貴婦人で存在感を放ってました。ガブリエルを落とし入れようと画策するようなシーンは妙な怖さがあったりして見応えがありお芝居が素晴らしかったです。
そのほかの皆さんも熱演でした。

カーテンコールも盛り上がったし、全体的にまとまったいい舞台だったと思います。映像化することがあればもう一度観てみたいかも。



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ジャンル : 学問・文化・芸術
テーマ : ミュージカル

[ 2011/05/26 14:38 ] Musical観劇作品 | TB(-) | CM(0)
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