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テアトル銀座で上演中の舞台『りんご -木村秋則物語-』を観に行ってきました。世界初の無農薬でのりんご栽培に成功した実在の人物・木村秋則さんの半生を描いた舞台です。初日には木村さんも舞台をご覧になっていたそうです。

この舞台を観に行く決め手となったのはズバリ…合田雅吏さんが出演しているからです(笑)。合田さんが出演していなければこの作品を観に行くこともなかったし木村秋則さんという方の存在も知ることはなかった。
久しぶりの合田さんの舞台なのでチケット入手しなければと気合入れてチケットサイトの抽選から参加したんですけど(ジャニーズのV6長野くんが出演してるので入手困難だと思っていた 汗)、意外とあっさり当選してしまい…かなりの好位置で観劇することができました。

客層もジャニーズファンの若い人たち…というよりかはご年配の方が多かったのも少し意外。この日は青森のほうからこの舞台を観にツアーでいらしていた方も多かったようで休憩時間には津軽弁がちらほら聞こえてきてました。
で…この日は驚く遭遇がありまして…。休憩中に昼ごはんをロビーで食べていたところ、ふと目の前をどこかで見たことある人が通り過ぎていくじゃないですか。「!?」となってよくよく見てみたら…なんと、片岡愛之助さんだった!夏に大阪で共演した佐藤江梨子さんを観に来たんだろうなと思うのですが、まさか私の観劇日と重なっていたとは…。プライベートでいらしていたので遠くからひっそり見るだけにしたのですが、愛之助さんとは今年はもう会えないと思っていただけにまさかの遭遇が本当に嬉しかったです。


出演者
木村秋則:長野博(V6)、木村ミチコ:佐藤江梨子、三上一哉:浅野和之、木村トクイチ:大鷹明良、木村テル:梅沢昌代、三上晴子:尾上紫、高野英夫:木村靖司、石川昭一:合田雅吏、木村クミ:神崎れな


以下、ネタバレを含んだ感想になります。




全体的にはとっても地味な舞台という印象です。派手な動きもないし、ほとんどが木村家のなかでの会話劇。家族の葛藤や優しさなど、登場人物たちのセリフの応酬で展開されていきます。

東京から戻ってきた秋則はりんご農家の木村家の婿養子となる。妻のミチコは農薬で体に異変を生じていたこともあり、秋則は無農薬でのりんご栽培に意欲を燃やす。まだ誰も試したことのない無農薬でのりんご栽培は苦難の連続。虫が増え、木々が枯れ、木村家の農園にはりんごができないといった状況が何年も続く。周囲の反応も冷たく、隣近所から嫌がらせを受ける日々。兄の一哉夫婦からも責められ、生活に困窮する現状や妻の疲れきった表情に衝撃を受けた秋則はある日、ロープを手に岩木山へ登る。
しかし自殺を覚悟して登った岩木山でどんぐりの木がなんの農薬もなく立派に育っているのを見て、再び生きる気力を取り戻す秋則。家族の支えもあり、苦労の果てについにりんごの花が咲く。

ストーリーは秋則がりんごの無農薬栽培を始めてから苦労の果てにようやく2つ実るまでを描いています。
当時はまだ誰も考えもしなかったりんごの無農薬栽培を根気強くチャレンジし続けた木村さんは本当にすごい人なんだなぁと思いました。そして親友や身内までもが秋則を責め見放す中、そのチャレンジをずっと辛抱強く信じて応援し続けた奥さんの実家・木村家もすごいと思う。婿殿をまるで自分達の子供のように想い信じて応援し続ける木村一家の温かさには胸打たれるものがありました。この家族があったからこそ、秋則は無謀とも思える挑戦をし続けることができたんじゃないでしょうか。
今は無農薬栽培というのが珍しくない時代になりましたが、そこにたどり着くまでの農家の苦労というのは並大抵のものではないのだろうなとシミジミ思います。その裏の苦労を知ることができただけでもこの舞台を観に行った甲斐がありました。

舞台はほぼ木村家の一室での会話劇で展開され、描きかけのりんごのイラストが徐々に完成していく映像を合間にはさんでいくことで時代の変化を表現していたのは斬新だなと思いました。場面転換するたびにかなり時代が飛んでるのでちょっと最初はビックリしましたけど(汗)。
特に冒頭では婿養子になってりんご農園を継ぐ事をあんなに嫌がっていた秋則が、次の場面になると嬉々としてりんご農園で働いているシーンに移ってたのにはちょっと戸惑いました(苦笑)。さらに次の場面転換になると赤ん坊だった二人の子供が幼稚園くらいになってる設定になってましたしね。

それから、ほとんどが一室での会話劇だったこともあり、途中でちょっと疲れがきてしまうことも…(苦笑)。一番ヤバかったのが、秋則の無農薬チャレンジが行き詰まりをみせるシーンになった時今までずっと協力してくれていた妻のミチコが初めて本心を明かす重要なシーンがあったのですが…そのあたりの記憶がちょいと途切れております(爆)。寝不足の時や満腹時にこの舞台を見るとちょっと危険かも…!?
でもラストシーンはとてもよかった。無農薬で取れた初めての小さなりんご1つを木村家で均等に分けて「美味しいね」と言いながら食べるシーンはかなりジーンときました。秋則の挑戦はここからまだまだ先がある。まだ成功したとは言い切れないながらも明るい未来が見える再出発を予感させてのラストシーンが印象的でした。

キャストの皆さんはほとんどが関東出身者。しかしながら舞台は青森ということもあって…みなさん津軽弁をものすごく頑張ってました。誰にでも分かるように方言を多少アレンジしているとは思いますが、かなり雰囲気が出ていたのではないかと。

V6メンバーの舞台は今まで森田君、坂本君、三宅君と観たことがあるのですが…今回は4人目の長野君。ジャニーズのアイドルはあまり好きではないのですが、個人的にV6はけっこう応援してたりします。
その長野君ですが…舞台の上では全くアイドルのオーラを感じさせませんでしたね。一人の舞台俳優・長野博って感じだった。今回初めてじっくりと彼の芝居を観たのですが…かなりの好印象。なかなか上手いしいい役者だなと思った。特に自殺を考えて岩木山に登った時、どんぐりの木に向かって「なぜ農薬もないのに元気で居られるんだ!」と泣き叫ぶシーンはグッと来るものがありました。泥臭く温かみのある芝居がとても良かったと思います。

9月の大阪の舞台ではかなりガッカリさせられたサトエリですが…今回は現代劇ということもあり意外とよかったと思います。あっけらかんとした理解ある奥さんって感じで、こんな人と一緒だったから秋則は無農薬栽培をやってこれたのかもしれないなと思えたし。ただ、なんとなくやっぱり芝居が一辺倒というか…あまり上手いとはねぇ…。特に惹きつけるものもなかったし…(苦笑)。

秋則の兄を演じた浅野さんは時折コミカルなお芝居も魅力的でやっぱり上手いなぁと思いました。尾上紫さん演じる奥さんとの仲に苦悩するなど兄の葛藤シーンは特に印象的です。弟の無農薬栽培への複雑な胸中を自らの人生と重ね合わせているところもグッと来ましたね。
秋則の婿入りした先の義父を演じた大鷹さんと義母を演じた梅沢さんも農家の温かみが出ていてとてもよかったです。何があっても婿のやろうとしていることを応援して辛抱強く支えている姿に胸打たれるものがありました。素朴でいいご夫婦でした。
あと、電気屋の高野を演じた木村さんもいい味出してましたねぇ。この舞台の中での癒し系的存在でした。秋則たちの成長した娘を演じた神崎さんは初舞台だそうですが、溌剌としていてよかったと思います。

そしてお目当ての合田雅吏さん。合田さんは秋則の友人でりんご農園をやっている石川役でした。舞台の幕が開いて最初に登場してきたのでちょっとビックリ!名前のポジション的にあまり出番がないのかなぁとか予想していたんですけど、けっこうな時間活躍してたしなかなかいい役でした。
これまで『水戸黄門』の格さんを演じてきた合田さん、今回の役柄はあの真面目キャラからは離れてちょっとした悪友みたいな雰囲気。どちらかというとお調子者的で観ていてとても楽しめました!すごく生き生きと長野君演じる秋則と芝居で絡んでたりして…合田さんもこの舞台を楽しんでるなぁと思ったな。
楽しいキャラではあるんだけど、途中で無農薬栽培にこだわる秋則と対立してしまうシーンでは一転深刻な表情に。このあたりの演じ分けも上手いです。ちょっと敵役みたいな雰囲気になってたけど石川の言い分ももっともな話で…納得できるんですよね。このあと出番がほとんどなくなってちょっと残念だったんですが(苦笑)クライマックスにまたちょっとお調子者キャラで復活してきて楽しませてくれました。
いやはや、久しぶりに舞台の上の合田さんを観ましたが…発声もよくできているし舞台での芝居というものもちゃんと心得ているなぁと感心しました。合田さんは舞台にかなり向いていると思います。カッコイイし見栄えするし、声もよく通るし芝居も魅力的です。また近いうちに舞台にチャレンジしてほしいなぁと思いました。

観劇後に無農薬りんごのお菓子も購入してしまいました。美味しかったです。この冬はちょっと特別な気持ちでりんごを食すことになるかも。
地方公演もあるようです。地味ではありますがとてもいい作品だと思うので興味のある方は劇場へ足を運んでみてください。



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