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赤坂REDシアターで上演された『F.+2』(エフ・プラスツー)を観てきました。
赤坂見附駅から少し歩いたところにある小さな劇場で、まだ真新しさがありました。場所的にはちょっとわかりづらいかも(汗)。

なぜこの演劇を観に行ったかといえば…加藤虎ノ介くんが出演しているから。彼が出演していなければ恐らく絶対に観に行かないであろう部類の作品です(爆)。
昨年に引き続き今年もダンナと一緒に行きまして…終演後には多くの虎ちゃん応援仲間様ともお会いすることができました。短い間でしたがけっこうディープな会話ができて楽しかったです♪皆さん、ありがとうございました。

昨年の下北沢の劇場よりかは大きめでしたが、それでも後方席からもオペラグラスなしでクッキリと人物の表情がわかるような小劇場。私達はかなり後方席だったんですけど、舞台全体が見渡せるしなかなか良かったです。ちなみにこの日は青木崇高くんもご観劇だった様子。人目につかないように入ってきたつもりだったみたいだけど…かえって目立ってた(汗)
上演開始の10分前くらいに登場人物らしい女性がフラリと現れて舞台上のベンチに座ります。2-3分したのちにまたフラフラと袖に帰る。そのちょっと後に今度は男性出演者がサーフボードを持ってフラリと現れボーッとしたあとまた舞台袖に帰る…。始まる前からかなーーり不思議な雰囲気醸しだす舞台でございました。正直、今もってあの演出効果というのがイマイチ掴めない(苦笑)。

今回は観劇前にちょっと情報仕入れました。ある程度の覚悟が必要…といろんな方が書いている(苦笑)。虎ちゃん自身もPRで楽しめる作品ではないと言っていたし、これはちょっとヤバイかもと。結果的に観劇前にこうした情報が頭に入っててよかったです。何も知らないで気楽に観に行くとちょっと火傷するぜぃ!みたいな作品だったと思うので(汗)。
この作品はもう、好みの問題ですね。好きか嫌いか。感覚的に。


出演者
粕谷:加藤虎ノ介、中山:RON×Ⅱ、服部:山口龍人、中条:根岸つかさ

ちなみにパンフレットはなし…。去年もなかったしなぁ…。虎ちゃん、そろそろパンフがある演劇に出演してみないかい?みたいな(笑)。しかしながら、男1と女1に名前があったんだ…。さっき初めて気がついいた(爆)。


以下、ネタバレを含んだ感想になります。





舞台は小さな海岸近くにあるガソリンスタンド。ここでアルバイトしている二人の男…。粕谷はシナリオライターになる夢を失い自暴自棄になっている。中山は粕谷の後輩でタップの勉強をするためにアメリカ行きを切望し資金を作っている最中。もう夢を失ってしまった粕谷は夢を諦めずに追い続けようとする中山に苛立ちを隠せない。黙々とバイトの仕事をする中山に事あるごとに言葉をぶつけ続けそれを妨げる粕谷。やがて二人の感情が激しくぶつかり合う…。

ストーリー的にはこんな感じですが…ストーリーはあってないような感じだったかなぁ。ただひたすら、心にくすぶるものを抱えている男二人がポンポンと会話のやり取りをするわけで…しかもその会話の中身はほとんどがあまりストーリーに関係するような深い意味のあるものではなく、その場その場の感情のままに出てくるやり取りが多い。観客に発信するのではなく、観客が拾いに行って探し出さなければいけない…みたいな作品。
休憩なしの約1時間40分、ほとんど粕谷と中山の会話劇。そこから何か景色が見えてくるわけでもなく、ただ二人の苛立ちみたいな心の黒い部分だけが浮き彫りにされてる。ラストまで何の救いも結論もありません

退屈したとかつまらないとか、そういう作品でなかったけれども・・・好みかと聞かれたら・・・「好みではない作品」だった。感覚的に個人としてもう一度観たいと思えるものではなかった。こりゃホントに前情報入れといてよかったなと思いました(苦笑)。
なんていうか・・・気持ち的に受け止められないといいますか・・・ひたすら心に闇を抱えた男たちの会話を見せられてドーンと重い気持ちになっていく演劇だったなぁと。核になるストーリーもないし、不確かなものを最後まで引きずっているようで・・・終わった後に出た感想は「疲れた…」だった(汗)。まぁ、演じているほうがもっと疲労しているはずですけどね。
それから、個人的に好みではない理由のもうひとつがダンスシーンが長かったこと。粕谷にタップを侮辱された中山がそれにキレて狂ったようにタップダンスを踊るシーンがあるのですが…RON×Ⅱさんのダンスの迫力は本当にすごかったですし圧倒されました。演劇の中にこの要素が入らなければいけないというのもわかります。でも、私個人としては芝居はできるだけ役者の会話や演技で観たいと思っているところがあるので・・・長々と続くタップダンスシーンはちょっと苦痛でした。

登場人物に感情移入っていうのも…今回ほとんどできずに終わってしまったわけですが…(汗)、途中で見知らぬ男女と二人が会うシーンはちょっと印象的でした。特に粕谷が服部という男性と少し会話をするシーン…。
後輩の中山は自分が何を投げかけても右から左に受け流す感じで会話をしていても空虚な気持ちでただ苛立ちを募らせるしかなかった粕谷ですが、偶然現れた服部とは最初こそ戸惑いを感じているものの次第に会話が成立していく。その時の粕谷は中山には見せたことがないような少し穏やかな表情になっていた。こういった些細な会話が粕谷にとっては癒しの瞬間だったんじゃないのかなぁと思いました。
中条という女性も粕谷がいないときに中山と普通に会話している。彼は彼女にほのかな感情を抱き、こちらも一時心が癒されている。やさぐれた感情の中で一時得られた安らぎといった意味では、出番は少なかったけれども通りすがりの男女の登場は意味があったのかもしれないと思いました。

RON×Ⅱさんはプロのタップダンサーということですが、かなりのイケメンさんで舞台栄えします。劇中に出てくるタップダンスそのものは本当にすごかったですよ。息飲みましたから!でもそれ以上に驚いたのがお芝居が上手かったということです。本格的な演劇芝居はこれが初めてということですが、いやはや、堂々としたもので虎ノ介くんのセリフを見事に受けて返してましたよ。立居振舞いとかも自然だったし変に作ったところがなかったのもいい。役者としても今後通用するんじゃないかなと思いました。
ちなみに、ロビーに飾られていたスタンド花のなかにRON×Ⅱさん宛として中川晃教くんからのものがあってビックリ!お二人は友達関係なのかな?

そして加藤虎ノ介くん。やっぱり彼は舞台が好きなんだろうなぁと思いました。舞台の上を自由自在に動き回り生き生きとしてた。粕谷が中山にことあるごとに会話を投げかけていくんですが、その時の虎ちゃんの投げかけ方がなんとも絶妙!あるときは苛立ち、あるときは甘え、あるときはオチャラケてる。そんな複雑な粕谷という人間を泥臭さくリアルに演じていたと思います。
ただそれゆえに…私は粕谷という人間があまり好きになれなかった(苦笑)。夢破れた彼はそこから這い上がろうとするわけでもなく、ただ自分の弱さをさらけ出してひたすら堕ちていく…。この粕谷の会話の中には度々卑猥なテレビでは放送できないような言葉がバンバン出てくるんですけど…(汗)、個人的にはその言葉が頻発されることがなんかとても嫌な感じだったんですよね。弱くてどうしようもない人間なのかもしれないけど、あまりそっち方面を強調するとなんか下品なだけの人間に見えてしまう。これは虎ちゃんが云々と言う話ではなく、個人的にそういう脚本が嫌だったという話です。しかしながら、虎ちゃんはこういった役柄がけっこう多いですな(苦笑)。
ラストの長い長いモノローグは印象的でしたが…ん~~…特に彼に感情移入することもなく聞いてしまったかもなぁ。虎ちゃんの涙涙の熱演はすごいなと思いましたが、粕谷という人物をあまり好きになれなかった故になんだか苦々しい想いで聞き入ってしまった。その独白が終わった後、中山が彼をあざ笑って幕…という、なんとも救いのない芝居だった(苦笑)。

虎ノ介くんのお芝居そのものは迫力があったし会話も緩急ついてて見ているこちらを惹きつけるようなお芝居でとてもよかったです。ますますいい役者になったなぁと思いました。この作品は演じるに当たってかなーーり苦労したんじゃないかな。体力的にもだけど精神的にも相当きついはずだからねぇ。ギリギリまで追い詰めないと粕谷という人物を受け止められなかったんじゃないかと思います。
虎ちゃんが演じた粕谷という人物は私個人としては好きにはなれなかったけど、虎ちゃん本人としては粕谷という人物を乗り越えてまた一つ大きなものを得たのかもしれません。今後の活躍がますます楽しみになりました。

2本小劇場系のちょっと複雑な作品が続いているので…虎ちゃんにはそろそろ近いうちにもう少し大きめの商業演劇にも出演してほしいかも。私の苦手な岩松演出作品以外で(笑)。そうすれば地方公演もあるだろうし東京以外のファンも観ることができますからね。次回の舞台情報を楽しみにしてるよ、虎ちゃん!


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テーマ : 観劇 - ジャンル : 学問・文化・芸術

ストレート演劇 comments(6) -


コメント

Re: こんばんは

まちこさん、こんにちは!コメントありがとうございます。

この作品って好き嫌い分かれますよね。
合う人には面白いって感じるだろうし、ダメな人はもう観たくないって思うだろうし。
私は後者になっちゃいましたが(汗)。
なんか人間の内面の醜い部分を抉り出すような芝居って苦手なんですよ~。
まちこさんの感想も後ほど拝見させて頂きますね。

Re: 熱演!!

トラベラーさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
先日はどうもありがとうございました♪お会いできて嬉しかったです!

昨年に引き続き最少人数での小劇場芝居に登場した虎ノ介くんでしたね。
かなーりハードな舞台だったんじゃないかなと思います。
特に全力で役にのめりこむ虎ちゃんなので尚更精神的にも体力的にもキツかったかも…。
あの熱演は本当に圧巻でしたね。いい役者になったなぁと思いました。
セリフを噛んじゃうのはまぁ、ご愛嬌で仕方ないかなw。

この作品は好き嫌いが分かれると思います。
私は人間の内面を抉り出すような芝居がものすごく苦手なので
今回はちょっとキツかったです(汗)。2度は観る気持ちにならなかった…。
次回はもう少しライトな作品での虎ちゃんが見たいなぁと思います。

Re: NoTitle

あずきさん、こんにちは!コメントありがとうございます。

今回のストーリーは何というか…好き嫌いが分かれるって感じでしたね。
私はどちらかというと人間の内面をえぐられるような芝居が苦手でして…
そういった意味でも今回の舞台はかなり精神的に重かったです(汗)。
でも、こんな感想でも「観たくなる」と言っていただけて嬉しいです。
近い将来、虎ちゃんにはもう少し大きな商業演劇に出演してもらって
全国公演実現となるといいなと思います。

こんばんは

今、感想の下書きしてますが
えりこさんとちょっと近い感想かも。

熱演!!

去年のコルガバは瀬川くんもいて、出演からすると4人同等な感じで。
今回の舞台は虎ちゃんロンロンさんの真剣勝負のようでした。
途中の女性とサーファーとの会話で一息つき、また受け損なうと斬られる感じの応酬。
やがて、粕谷の魂の絶叫の様な長台詞へ…
一度では解釈難しい所もありました。
ただ、好きなだけで観劇は素人ですから、まともな感想も言えませんが(>_<)
難しさや下ネタ(ちょっと多すぎ)除くとそんなに嫌いなお芝居ではありません~
タップも凄かったし、何より虎ちゃんの燃え尽きる勢いの熱演!!
あ、結局虎ちゃん贔屓なだけなのか、すみません(^_^;)

NoTitle

詳しい ブログありがとうございます。
私は、ドラマでも映画でも、しっかりとしたストーリーがあるのが好きです(抽象的なのとかは理解力ないせいか 苦手です)
それでも ブログを読むと見たくなるから、不思議です(笑)。地方を回る 舞台を期待してます。


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★1973.5.16生 大雑把なO型
★丑年牡牛座
牛三昧で牛的性格
★趣味は舞台観賞
(特にミュージカル)
◎基本的にミーハーですw

★特に応援している俳優さん
合田雅吏さん、加藤虎ノ介くん、大沢たかおさん、葛山信吾さん、瀬戸康史くん、中村倫也くん、間宮祥太朗くん、大泉洋くん、内田朝陽くん、井浦新さん、北村一輝さん、堺雅人さん、大東駿介くん、田辺誠一さん、宅間孝行さん、ジェラルド・バトラーさん
★特に応援している舞台俳優さん
片岡愛之助さん、飯田洋輔くん、福井晶一さん、泉見洋平さん、宮川浩さん、畠中洋さん、渡辺正さん、北澤裕輔さん、岡田浩暉さん、石川禅さん、石丸幹二さん、鈴木綜馬さん、光枝明彦さん

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