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エンタメ牧場

舞台・テレビ・映画・俳優など、エンタメ関連について無駄に熱く書き綴ってます

『ゴンゾウ』第1回 ダメ警官登場

いよいよ始まりました、内野聖陽さん主演のドラマ『ゴンゾウ』が~!今クール民放ドラマで一番楽しみにしていた作品です。等身大な内野さんの演技見るのってものすごく久しぶりな気がする。
一話完結の刑事ドラマが多い中、今回のは連続性がある作品のようですね。

井の頭署の備品係に勤務中の黒木(内野さん)は実はかつて敏腕刑事と呼ばれていた人物。ところがある事件がきっかけで心に傷を負ってしまい、今では警察官としてあるまじき態度(笑)でグータラ気楽に過ごす日々。ところが刑事課の女性刑事・鶴(ユイカちゃん)が銃撃される事件が発生してからその運命がガラリと変わっていくようで・・・、と、こんな感じで第1回が終了。何がビックリって、主要キャストのはずの本仮屋ユイカちゃんが突然撃たれてしまったことですよ。え~!?どうなっちゃうの?しかも、なにやらワケありっぽいもなみ(前田亜季ちゃん)も一緒に撃たれてしまったし・・・う~ん、次が気になります。

今回は初回という事でちょっとエピソードが多めなプロローグといった印象ですが、全体的にはとてもテンポがよくて面白かったです。特に備品係の黒木と刑事課面々とのやりとりは舞台の一場面を見ているようで・・・あのクーラー修理シーン(熱風が出てきちゃうやつ)は笑いましたね~。結局犯人と挌闘していた弾みで直っちゃうという・・・なんとも古典的ながらプッと吹き出しちゃうようなオチでした(笑)。内野さんの「なおった~♪」っていうセリフの間が絶妙だった。
もうひとつのエピソードの中心になったのが筒井道隆くん演じる佐久間。殺人容疑のかかった大学教授を追い詰めるテクニックが憎いほど痛快で思わず「おおっ」と思ってしまった。筒井君がこういった感情をあまり出さないエリート系を演じるのって珍しいですよね。なのでものすごく新鮮。今後、どんなふうに内野さんと絡んでいくのかとても楽しみです。

それにしても『風林火山』繋がりの役者さんがけっこう出てましたね~(笑)。内野さんを筆頭に、刑事課・日比野役の高橋一生くん(駒井)、銃撃されちゃった前田亜季ちゃん(リツ)、ゲスト出演で情けない大学教授を演じた石橋蓮司さん(庵原忠胤←瀬川くんのパパ役)。風林火山では微妙な距離感だった勘助と駒井が今回のゴンゾウではどんな面白いコンビになってくれるのかが非常に楽しみです。第1回からものすごくいい感じでしたからね。それにしても日比野(高橋くん)、あんなに簡単に犯人逃がしちゃダメじゃないか~。
朝ドラ『ファイト』のヒロインだった本仮屋ユイカちゃんは久しぶりに見たんですが、髪の毛が伸びていたせいもあるかもしれないけどずいぶん大人っぽくなりましたよね。最初誰だか分からなかった(汗)。

そして内野さん、発声や動きが非常に舞台チックです(笑)。でもそれが浮き過ぎてない。あのグータラっぷりが堂に入ってて親しみすら覚えてしまいますよ。やっぱりカッコイイ!
犬探しのオバチャンにてこずってる時のオタオタっぷりがものすごく笑えました。さらに不気味な脱走犯ニコラスとの大立ち回りが迫力満点!素晴らしい身のこなしに釘付け(笑)。そしてラストの呆然と立ちすくした時のシリアスな表情が絶品です。それまでずーっとテンション高いオチャラけた演技が続いていたのでなおさらその深刻度が伝わってきました。こういう落差ある表情の演技が内野さんは巧い!最初から最後までたっぷり魅せられましたです、ハイ。こりゃ次週からも楽しみ!

で、ついに来週から2週にわたって加藤虎ノ介君もゲストで登場するようです。予告編では出てこなかったのですが、私が定期購読している「テレビステーション」にはチラッと役柄が掲載されていました。それを見て私とダンナ、思わず「あぁ・・・(笑)」。気になる方はネタバレ覚悟でチェックしてみてください(笑)。とにかくこのドラマに虎ちゃんが絡めるだけでも嬉しい。2回だけのゲスト出演ですが、印象に残る演技を期待したいと思います(できれば内野さんと同じ画面に出てほしい)

というわけで、「ゴンゾウ」は虎ちゃんがいなくなっても視聴決定です(笑)。また楽しみが増えた~。


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テーマ : ゴンゾウ~伝説の刑事

タグ : ゴンゾウ 内野聖陽

『ゴンゾウ』第2回 第一容疑者

先週かなり内容が濃かった『ゴンゾウ』でしたが、今回は人物紹介の延長戦のような感じでちょっと展開が落ち着いてしまいました(汗)。特定の役者さんに思い入れがない人にとってはちょっと不満が残るストーリーだったかも?私は今回ちょっとテンション上げて見てたんで楽しんじゃいましたけどね(笑)。

冒頭は前回のラストに起きた事件を別角度から再現。ヴァイオリニストのもなみは死んでしまい、一緒にいた鶴は命を取り留めました。刑事課の人間が撃たれたということで捜査本部が設置されます。だだっ広い会場に屈強のデカたちが集結している画は迫力ありましたねぇ。実際もあんな感じなんでしょうか。それをまとめるのが筒井君演じる佐久間。なんか前回にも増して貫禄が感じられるようになりましたね。いい感じです、筒井君!その横で必死に先輩風吹かせようとしながらも空回りし続けている氏家がなんか笑えました(笑)。
で、この捜査本部に黒木を入れようと佐久間が言い出すのですが、当の本人はどこ吹く風状態。もう内野さんの堕落っぷりがますます堂に入っててかなり面白かったです。特に黒木が暢気に捜査本部にお茶を配ろうとしていたシーン

佐久間「いつまで備品係でくすぶるんですか?」
黒木「そういう言葉は全国の備品係さんに失礼だろう」
黒木「大変だよなぁ」

ルミ子「私はね」
黒木「コラ」

このセリフの応酬が実にテンポ良くて思わず吹き出してしまいました(笑)。そんなグータラ黒木に再度捜査本部に参加するよう要請する佐久間でしたが、ノラリクラリと適当な理由つけて断り続ける姿についにキレちゃいました。あの腹蹴りは本当に痛そうだぞ~。そう感じさせるほど内野さんの苦しがり演技が絶妙だった。それでも本心を見せることなく「殴った~!」と泣き言を言いながら退散してしまう黒木。こりゃ一筋縄ではとても落ちそうにないな(苦笑)。

一方捜査本部から外されてしまった日比野はショックで拗ねちゃってます。グータラな黒木が捜査本部に誘われて自分が外されたっていうのは納得できないっていうのはすごく分かる気がする(苦笑)。捜査外されて良かったじゃないかと暢気に言葉をかける黒木に「あんた軽蔑してますから」と真正面から言い放ってしまいます。それに対して「知ってたけど、面と向っていわれると傷つくなぁ」と笑顔で返す黒木。この言い方が可愛いんだけどなんか切なかった。
暗闇の中でオウムと話している黒木に精神科医の理沙が「悔しくないのか」と詰め寄るシーンはちょっと印象的でした。今まで見せたことないような苦しげな表情で「3年のブランクがある自分はもう使い物にならないじゃないか」と感情を爆発させる黒木が切なかった・・・(涙)。いつもヘラヘラしてるけど今回のことで一番苦しんでいるのは黒木なのかもしれないよなぁ。それだけに過去に何があったのか気になります。
それにしてもオウムのシーン、ちょこっと「ちりとて」を連想させてしまいますなぁ(笑)。「Q太郎だったら九官鳥みたいか」と呟く黒木に反応したちりとてファンはけっこう多いかも(笑)。結局オウムくんの名前が何に決まるのかそれも気になりますな。

捜査から外された日比野は悔しさから焦りの色が見えますが、こういう時が一番危ないんだよなぁ(苦笑)。そんな状態の日比野に出会ってしまった運の悪い男が今回ゲスト出演した加藤虎ノ介くん演じる飯塚でした。道端でガタガタ震えながら日比野を見上げる飯塚くん・・・ドロのついた靴も履いてるし一見かなり怪しい人物です。虎ちゃん、やっぱり目がとても印象的!このシーンでは一言もセリフがなかったんですけどすごい存在感ある演技だったと思います。これはかなりいいかも!とこの時点で期待度がかなり上がりました。
飯塚はかつて日比野が逮捕した薬中毒の男だったということで、最近ようやく出所できたところのようです。この時は小さな食堂に連れて行き食事をご馳走してやる日比野はお兄さんのように優しく接してて「いい奴だなぁ」と感動。もう薬はやらないと話す飯塚に「もう絶対手出すなよ、お前なら立ち直れるから」と語りかける日比野は刑事の鏡のようで、その言葉に思わず俯いて泣いてしまう飯塚君の気持ちもすごくよく分かった。この俯いて涙するシーンなんですが・・・虎ちゃんの泣きの芝居ってなんか本当に胸打たれるんですよね。優しい言葉をかけられたことで心の中に温かいものが広がっていく様子が手にとるように分かった。贔屓目かもしれないけど、あの演技は本当に感動ものでした(涙)。高橋一生くん相手にいい芝居だったよ、虎ちゃん!

その頃複雑な心境で寝転がっている黒木のもとにかつて同僚だった岸が訪ねてきます。一緒に仕事が出来ると思っていたのに残念だと語る岸さんの言葉にただ「ごめんね」としか返せない黒木が切ない!いったい何を抱えてるのさ~・・・。
でも翌日の備品係としてのお仕事シーンが実に面白かった!捜査本部の名前を習字で書くんですが・・・黒木さん、字があまりにも微妙すぎます(笑)。しかも失敗したと気にしているのが「バイオリニスト」と書いちゃったこととは(←「ヴァイオリニスト」って書きたかったらしい 笑)。結局ルミ子さんが実に見事なお習字で書いたものが採用されました。黒木とは雲泥の差だよ!すごい才能持ってるな、ルミ子さん。この二人のやり取りがめちゃくちゃ面白いですな。
捜査会議は佐久間の指揮でテンポよく進みます。その際、鶴の上司でもある寺田部長が彼女を庇う発言をしたのですが「関係ないことは慎むように」と冷たくそれを退けてしまう佐久間。まぁあの席上ではそう言うのは分かるけど・・・でもなんか冷たいよなぁ。

一方、意識不明だった鶴がようやく目を覚ましました。兄さんが見舞いに来ていたのですが目を覚ましたばかりの鶴に「事件のことを詳しく話せ」と迫るばかりでパニックを起してしまう。刑事でもある鶴のお兄さんは妹の身体の心配よりも自分の体裁のことばかりを気にしているようですね・・・。なんか悲しい兄妹だなぁ。
目を覚ましたものの運ばれた時に「私のせいだ」と語ったことの真相はまだ分からないということはすぐに佐久間の耳にも入ります。警官のほうが恨みを買いやすいからそちらの線も調べるようにとトイレで話している言葉を偶然聞いてしまった日比野。捜査を外されてイライラしていた彼は現場に急行しある確信を持ってしまう。あの、出所してきたばかりの飯塚が犯人ではないかと・・・。まぁたしかに疑いたくなるような状況ではあったけど、あまり調べてないのにそんな性急に決めちゃうのはマズイんじゃ~・・・。

で、佐久間の命令で寺田部長、日比野と一緒に飯塚の安アパートへ渋々ついて行く黒木。外に黒木を待機させ寺田部長と日比野が部屋に乗り込むと、そこにはなんだか様子が不自然な飯塚の姿が(苦笑)。それを見てクロだと思い込んじゃった日比野は荒々しく飯塚を取り押さえて薬をやってないか調べてしまう。これはヤバイよ、日比野くん。あんなに優しく接してくれた日比野が自分を容疑者だと疑っていたことに激しいショックを受けた飯塚は逆上して寺田を刺してしまいます。ただ事ではない様子に駆け込んできた黒木は即公務執行妨害で飯塚を逮捕。寺田さんは病院に運ばれてしまいました。
いや~、実に哀れな飯塚君だった・・・。ほんと悪い時に日比野くんと再会しちゃったよなぁ。結局シロであることが立証されたし(隣の人と何の口論してたんだ 苦笑)、犯さなくてもいい罪を負うことになっちゃったし、お気の毒すぎる。結局最初に不自然ぽい様子だったのは暑くてウダってただけっぽいよね(←実に紛らわしい表情だったけど 苦笑)

それにしても虎ノ介くん、見事な熱演でした!!特に日比野に対して「お前なら克服できるって言ったじゃないか!」と泣きながら暴れるシーンは切なくてたまらなかったです(涙)。飯塚の裏切られたことへの絶望感と悲しみがヒシヒシと伝わってきたよ・・・。思わずウルウルっときてしまった。あの悲痛な叫びはものすごく胸に響いてきた。それに内野さんのキックをまともに受けてさらに逮捕までしてもらえるとは・・・それだけでなんか感動してしまった。
科捜研の時よりもずっと芝居に厚みが加わっているように思いました。精進してるよ、虎ちゃん!なんだかそれも嬉しかったな。かなり贔屓目はいってますけどね(笑)。来週もう1回だけ出演するそうなのですが、回想だけってことじゃありませんように(笑)。命を取り留めた寺田さんが日比野に「ちゃんとフォロー入れてやれ」と叱るシーンがありましたから、それ絡みのものが出ればいいなと思います。あれじゃホントに報われなさすぎますからね、飯塚君・・・。次回も虎ノ介くんの熱演に期待します!

一方、ようやく落ち着いた鶴はあの事件の日のことをようやく話し始めます。あの日、突然銃を持った何者かに最初に撃たれたのはもなみだったことを証言。自分は後から撃たれたと話す鶴に「なんの落ち度もないのになぜ自分のせいなのか」と尋ねる黒木。それに対して自分はもなみに対してコンプレックスを抱いてしまい“いなくなればいいのに”と思ってしまったことを告白します。あ゛~~・・・それで苦しんでたんだねぇ、鶴ちゃん・・・。そう思うことって誰にでもあると思うんですが、実際にその通りになってしまったら自分のせいだって追い詰めてしまう気持ちも分かる。それにしてもこの撃った奴は何者なんだ?
・・・ということは、前田亜希ちゃんはこのまま出番終了なのかな?公式HPには主要人物に入っているんだけど・・・?それも気になります。

ラスト、佐久間は黒木に「穴を埋めろ」と言われ(寺田さんが戦線離脱してしまいましたからね・・・)ようやく重い腰を上げたようです。来週は捜査本部に加わった黒木の活躍が見られそう。事件も動きそうですね。


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『ゴンゾウ」第3回 目撃者ロダン

連続性のある刑事ドラマだと聞いていましたが、今回見てようやくその『連続性』の方向が見えた気がしました(汗)。つまり、前田亜季ちゃん演じる“もなみ”殺人事件が重要な鍵になってるわけですね!?だから亜季ちゃんの名前がレギュラーの中にあったのか・・・と納得。
で、風林火山メンバーがやたら出ていると思った「ゴンゾウ」でしたが・・・ついに今回、飯富こと金田さんも参戦だ~(笑)。ゲスト出演でしたけどね。この調子でいくと真犯人あたりでお屋形さまが出てくるんじゃないかとドキドキしてしまうよ(←それはないだろう 爆)

黒木はついに佐久間の目力にやられて(笑)捜査一課に編入。私的には佐久間よりも黒木のほうに目力があると思うんですけど(汗)。やる気が出てきたのかと思いきや、いつものように飴ちゃんなめて「あいつ昔は“のび太”だったのによぉ~」(←のび太めがねかけてたかららしい 笑)と愚痴のオンパレード。迎えに来た岸さんに対しても「この人(岸さんのこと)人攫いに見える」と往生際が悪い。内野さんのこのダレダレ演技がかなりツボなんですが!
さらに面白かったのがやはりルミ子さんとの掛け合い。

「オレがいっちゃったらお前一人で備品係やるのキツイよなぁ」
「むしろはかどります(嬉)」

黒木さんが捜査一課にいっちゃったらこのやり取りがもうあまり見られなくなると思うと寂しいなぁ。ちなみにオウム・・・じゃなくてインコの名前はQ太郎になったみたいです(笑)。

イヤイヤながらも捜査会議に連れ出された黒木はここでも全く参加意欲なし。周囲がやる気みなぎる刑事ばかりだから余計に浮いちゃってるよ(笑)。で、佐久間は黒木を紹介しようと前に呼び出すんですが・・・この時の挨拶が

「ぶっ飛ばされた、黒木です!!」

ウッチー、発音バッチリだねぇ(笑)。舞台俳優の台詞回しだなぁと思いました。そしていよいよ捜査開始ですが、ここで色々なエース時代の黒木の伝説が明らかに。
その1、ヘビースモーカーだった。でも今はヘビー飴ちゃんマン(笑)。あぁだから飴ばっかなめてるんだ。その2、疲れ知らずの体力。でも今は少し歩いただけで日射病寸前ダウン(笑)。備品室生活長いからね~。その3、獲物を見つけ出す嗅覚。ときたところでなにやら察した黒木でしたが、見つけたのはあの栗原のオバチャンが必至に探していた犬・サブロー(笑)。いやぁ、サブローくんがまさかこんなところで登場するとは思わなかったよ~。ある意味この嗅覚はすごいんじゃないか?
と、まぁこんな感じで事件に関しての刑事の仕事は全くダメダメになってしまった黒木にパートナーの岸さんもちょっと困り顔。彼としては現場で立ち直ってほしいと思っているようですが、なかなか黒木にその気が見えません。

当然そのことは佐久間の耳にも入りまた黒木のもとへやってきます。はじめはのらりくらりとかわそうとしていましたが、

「本気になって自分が刑事として通用しないと思うのが恐いのか?」

と言い放たれて思わず掴みかかってしまう。あれって図星突かれたからだよなぁ…。なんていうか、佐久間はことあるごとに黒木の傷口に塩をもみこんでいるような気が(汗)。しかしこのことがきっかけになり捜査にようやくやる気を見せる黒木。そこで事件を目撃していた飯富・・・じゃなかった、路上生活者の“ロダン”と接触。誰とも口を利かなかったはずのロダンでしたが、黒木の熱心な説得で取り調べに協力してくれることに。嗅覚はまだ衰えていなかった!と周囲からは絶賛されてちょっと安堵した黒木の表情が印象的でした。本当はずっとこうして現場で働きたかったんだろうな・・・。

で、そのロダンさんによるとあの銃撃の夜に気になって外を見てまた寝床に戻ってくると犯人が押しかけて銃を突きつけたということで・・・顔を見たと証言。犯人に顔を見られたロダンを守ろうと備品室で匿うことになったのですが、普段路上生活している彼にとって柔らかい布団は寝づらいものだったようです(汗)。眠れないロダンは路上生活に入ったきっかけを黒木に話しますが・・・家族はもう自分のことを見捨てている、もう後戻りできないという話題に入った時に表情が一変。

「もし家族がまだ待ってたらどうするんですか!?」

と取り乱してしまう。このあたりに過去の黒木のトラウマが隠されているような気がしました。彼にも家族が実はいて・・・でもそこから逃げてしまって・・・みたいな闇を抱えてるんじゃないだろうか。気になります。

翌日、ロダンの証言から作成された似顔絵を基に再び捜査開始。え?銃撃犯って女性?と思うほど中性的な顔立ちでしたが、あれって男性・・・だったんですかね?何はともあれこの似顔絵を信じて出発していく刑事たちですが、黒木さんは鼻歌交じり。この鼻歌って・・・「コンバトラーⅤ」の主題歌ですよね(笑)。さすがミュージカルで鍛えただけあって内野さんの最高の歌声を聞かせていただきましたよ~。初期の椅子からずり落ちるかと思ったほどの歌を知っている私としては非常に感慨深いものが(笑)。
しかし、その捜査途中で黒木はロダンの家族に会いに行ってしまいます。その家族の話から彼はロダンの別の顔を知ってしまい驚愕。急いで署に戻ったものの、一足先にあの似顔絵が「怪しい」と察知した佐久間に先を越され捜査は振り出しに。ちなみにあの似顔絵、韓流スターだったみたいです。ロダンさん、意外にも韓流にはまってたんでしょうか(笑)。

この一件ですっかり自信を失ってしまった黒木。鶴ちゃんの病室で「韓国と国際問題を起すところだった」と呟いてしまうのですが・・・黒木さん、それ、今実際に、シャレにならない状況になってますから(爆)。
さらに負傷入院している寺田さんのところにも「寺さんの代わりはできない」と弱音を吐きに行こうとしましたが、偶然電話で孫と話している姿を目撃してしまいます。あの病室は携帯電話OKなのか?というツッコミは置いときまして(苦笑)、その後ろ姿がなんとも切なかったなぁ・・・。綿引さんの切ない演技にちょっとウルッとしてしまった。黒木も凹んでいましたが、寺田さんもまた引退を口にするほど自身を失ってしまったようです・・・。こんな状況ではとても自分のことなんか話せないよなぁ、黒木。
何の心の解決もできないまま備品室に戻った黒木でしたが、そこにはまたしても佐久間が待っていて

「人情刑事ドラマの真似事するくらいなら働きましょう」

と、これまたキツ~イお言葉を(苦笑)。・・・かと思えば「オレを外してくれ」と懇願する黒木の胸倉掴んで

「ギブアップはまだ早いですよ。大丈夫、まだこれからですよ」

と励ますような言葉も。まさに“飴と鞭”なんだけど・・・黒木の元を去った時の佐久間の勝ち誇ったような笑顔が全てを物語っていましたね。松尾先生とも過去になにやら関係があったようですし、佐久間、恐すぎる!でも私的にはこういうキャラ嫌いじゃないんですけどね(笑)。しっかし、筒井君が寧々さんに言ったあのセリフにはビックリしたなぁ(爆)。そういう役柄もこなすようになったのね~。

一方、入院中の鶴はあの銃撃の夜のことを思い出そうとしています。そしてある事を思い出す。犯人は足を引きずっていた!・・・え?・・・真犯人は山本勘助?・・・と真っ先に浮かんでしまったのは私だけでしょうか(笑)。

その頃、気落ちする黒木の前にロダンの娘があるものを持って現れます。それを渡す為に再びロダンの元を訪れる黒木・・・。その中身はロダンの奥さんが作った塩むすびでした。「これが最後」と言って作った10個の大きな塩むすび。そこには立ち直る為の最後のチャンスを与えてくれた妻の想いがたくさん込められて・・・泣きながらその想いを噛みしめているロダンさんの姿にちょっと胸が熱くなりました。
そして小屋を壊し始めたロダン。一緒に塩むすびを食べた黒木もそれを手伝う。二人にとっての再スタートに一役買った塩むすび。内野さんのラストの見事な食べっぷりが印象的でした。

さて、個人的に第3回でもうひとつ注目していたエピソードを最後に。日比野刑事と飯塚の関係です。前回、信じていた日比野に裏切られて犯さなくてもいい罪を犯してしまった飯塚。取調室で謝罪する日比野に対しても決して心を開こうととしませんでした。そりゃそうだよなぁ・・・。あの焼き鳥屋での涙を見たら飯塚がいかに日比野を信用していたかって分かるし、そんな人に裏切られちゃったんだからそう簡単には心を開くわけがない。何度も謝罪する日比野に

「いいっつってんだろう!!!」

という飯塚の叫びが痛々しい(涙)。さらに、彼の生い立ちが悲惨で・・・常に疑われてきた人生。っていうか、財布からお金盗み続けた姉のとばっちりを受けてきたって言ってましたが・・・その姉は今どんな大人になっちゃってるんだ!?それ考えるとちょっと恐かったりして・・・。
疑われるのに慣れてしまったと自暴自棄になってた飯塚くんですが、本当はそんなことなかっただろうにねぇ。だから日比野から優しくされたことに心開いて涙まで流したんであって・・・それがこんな結果になってしまったわけだから人間不信に陥ってしまうのも当然だと思います。これ、哀れの田中(←すみません、ちりとてネタ)以上に哀れだよ。哀れ合戦したら優勝だよ(違)。
なにか出来る事があればなんでもする、と必死に謝罪しようとする日比野に

「二度と俺の前に現れるな」

と涙目で言い放つ姿が哀しすぎる!取調室ではいっさい日比野と目をあわせようとしなかった飯塚が、この時初めて日比野を見るんですよね。そのときの表情は怒りと失望でいっぱいだった。
そのことでますます意気消沈して病院の寺田さんに弱音をこぼす日比野でしたが、そんな彼に檄を飛ばす寺さん。結局彼の手で飯塚を送検することになったのですが、それを見送る視線にはやるせなさが込められていました。飯塚もいっさい目を合わせずに世捨て人のように連行されていってしまった・・・。日比野は後々このことがずっと心の重荷になっていくんだろうなぁ(涙)。

加藤虎ノ介くんが熱演した飯塚はこれで出番が終了とのことです・・・。こんななんのフォローもないまま終わってしまう飯塚だったとは!哀れすぎるぞ、飯塚!ということは、たぶん次回は・・・・・(涙)。それにしても飯塚はなぜあの雨の夜にあんな疑われるようなシチュエーションで登場したんですかね(汗)。その謎が今回明らかになるんじゃないかと思ったんですが、そこまでのキャラじゃなかったのか有耶無耶のままになってしまったような・・・。
それにしても虎ノ介君、今回は本当にいい芝居を見せてくれたと思います。「科捜研」で出てきた時よりも演技に力があまり入りすぎてなくてなんか安心して見ていられました。あまり重要キャラ扱いはされていなかったようですが(汗)、それでも短時間の間にものすごく存在感のある熱演を見せてくれた。飯塚の怒り、悲しみ、そういった複雑な心の内が痛いほど伝わってきましたし。今後日比野が背負っていくであろう十字架の役目は充分果たしてくれたと思っています。何より演技力のある役者さんに囲まれてもしっかりとした存在感を放った芝居をしてくれたのが本当に嬉しかったです。

それにしても、本当にここまで捻くれ者系・・・特に裏街道人物が続いちゃってますね(笑)。今はこういったお仕事のほうが多くきてしまっているんだろうけども、それでも地道にこうして短い時間でもインパクトのある芝居を続けていけば近い将来、違った種類の役柄も回ってくるんじゃないかなと思います。
ちりとて外伝の四草ももちろん楽しみですが、その後の虎ノ介君の活動がさらに気になるようになりました。どんな俳優さんになっていくのか・・・本当に将来が楽しみ。こうして応援しがいのある役者さんに会えたことが嬉しいですね。頑張れ、虎ちゃん!

ちなみに「ゴンゾウ」は先が気になるのでこのまま視聴続行です。内野さんの濃い~演技もこのドラマの魅力なので。



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『ゴンゾウ』第5回 幻の拳銃

先週の「ゴンゾウ」"天使の証明"もしっかり見ていたのですが感想が書けませんでした(汗)。いつの間にか第5回・・・折り返し地点ですね。今週から一気に動きが出てきてなかなか面白く目が離せません!

オープニングは相変わらず黒木とルミ子さんの掛け合い+インコのQ太郎くん。備品係のやり取りはなんか見ていて和みますね~。でも、先週の一件で黒木もゴンゾウのままではいられなくなったようでルミ子さんもちょっと寂しそうでした。
今回のターゲットはもなみを殺害した拳銃「イカズチ」。これの手掛かりを得るために昔因縁があったヤクザの事務所に乱入。いやはや、それはそれは迫力のものすごい立ち回り。なんかヤクザと黒木の取っ組み合いがじゃれ合いに見えてしまったよ(笑)。黒木が尋問しようとすると事あるごとにケンカ吹っ掛けてなかなか取り調べに応じようとしないんですが、なぜか日比野が尋問するとちゃんと答えてるヤクザ。よっぽど黒木のことが嫌いなんだね(笑)。

その話から昔のイカズチ職人・津田にたどりつく黒木たちでしたが、彼はなかなか口を割ろうとしません。そもそもかつて製造された4丁のイカズチは廃棄されてしまっているのですが、ガンマニアの間では5丁目のイカズチが存在するとささやかれていて・・・もなみはその最後の1丁で殺されてしまったのではないかと疑っているわけですが、イカズチを知る最後の職人の津田が何も話さない限り先に進みません。
結局その場では「知らない」の一点張りを通され諦めて帰る日比野と岸でしたが、黒木だけは何かを感じ取った模様。最初の捜査では刑事の勘が戻らずに苦しんでいた黒木ですが、徐々にそれも回復してきたようです。伝説の刑事って呼ばれてたくらいですしね。

佐久間は津田ではなく津田に接触したタヌキと呼ばれた男に狙いを定めようとしますが、黒木は単独行動で津田を追うことを無理やり進言。なんか佐久間、黒木に圧され気味になってきましたな。かつての刑事としての輝きを取り戻しつつある黒木に何やら嫉妬心みたいなものも感じられるようになりました。これって佐久間の思惑とは逆方向に行っちゃってるんじゃないですかねぇ。
そのころ津田はイカズチを蘇らせてしまったことに苦しみ、聞き手を自らハンマーで叩き割る!うわっ・・・あれは痛そうだぁぁ!さらに自ら命を断とうとするまで追いつめて・・・でもその時、タヌキと接触しようと思い立ってしまう。殺人に使われたイカズチを取り戻すために・・・。

あとをつけていた黒木はタヌキと津田が屋上でやり合っている現場に駆けつけ、突き落とされそうになった津田の手を必死につかみます。イカズチを復活させることに技術者としての喜びを感じてしまった自分を責めこのまま死ぬことを望む津田に黒木は自分もかつて信じてくれた人を殺した過去があると告白。「おれたちに死ぬ権利はない!」と悲痛な叫び声を上げた黒木の姿が痛々しくてたまらなかった。今まで謎だった黒木の暗い過去の部分が表に出てきましたね。たぶん、津田よりももっともっと深い心の傷を黒木は負っていたんだろうな・・・。
津田は耐え切れずにビルの屋上から落下してしまいますが、時間稼ぎがあったおかげで無事にマットの上に落ちて保護されました。しかし、屋上の黒木は発作を起こして倒れてしまう。内野さんの迫真の演技がすごかった!見てるだけでこちらも苦しくなりますから・・・。

それにしてもこのドラマ、なんだかゲストが悲しい人ばかりですよね。報われたのってロダンさんくらいじゃないか?2-3話の飯塚は何の救いも得られないまま護送されてしまったし(日比野はあまりこのことで心の傷を負ったようには今のところ見えないなぁ 苦笑)、4話の柿沼はもなみが天使であることを言い残して死んでしまったし(遠藤憲一さんの使い方があまりにも贅沢すぎだった)、そして今回の津田も・・・。

次回はまたさらに登場人物が増えそうですね。もなみの事件と並行して黒木の暗い過去についても明らかになりそうで・・・ここにきて動きが出てきました。さらに気になるのが寺田刑事がどうなってしまったのか?と、佐久間の母親がどう絡んでくるのか?ということ。佐久間の美人の奥さんはあのワガママな母親に愛想尽かして出て行ってしまったんですね(苦笑)。彼もそれなりに悩みを抱えていたんだ・・・。しかし、その母親役が有馬稲子さんとは!配役が贅沢だぞ~(笑)。彼女はこのままじゃ終わらないキャラだと何となく睨んでる私です。

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『ゴンゾウ』第6回 潜入捜査

またしても間が空いてしまってすみません。気がつけば先週の『ゴンゾウ』以来記事を書いてない(爆)。
先週から事件が一気に動いた感じがありましたが、今回の放送でさらに畳みかけるような展開になってドキドキしながら見入ってしまいました。黒木の過去や佐久間の憎しみなど、だいぶ形になって表れてきたように思います。

<日本青空クラブ>
先週の最後に登場した白井晃さん演じる岡林。ボランティア団体青空クラブなるものの会長をやっているようですが、ここに参加していた3人の若者の告白によって事件は一気に動きます。3人のうちの1人の乙部は岡林から銃を見せられていた!この乙部役が内田朝陽くん。なんかけっこう体格良くなったような(笑)。髪型が妙にウェービーだったのは多分、先週放送された「阿久悠物語」で都倉俊一を演じた時期と重なってたからだろうな。
それにしてもこの岡林、表面上はかなり穏やかで地域の人ともうまくやってる。ボランティアにも精が出てかなりイイ人。そんな彼から拳銃の証拠を探り出すために黒木はやる気満々。あんなに捜査を嫌がってたのに嘘みたいな張切りぶりでなんか危なっかしい(苦笑)。

<さぐり>
とりあえず岡林と接触するために接近しようということでトップバッターに岸さんが。ところが、一緒にボランティア活動しながら話しかけても岡林からは一切反応なし。その様子に黒木や日比野からは厳しいダメ出しが。「どう見てもショボくれたサラリーマン」「しょぼくれすぎて引く」とまぁ、先輩に向かって言いたい放題だな、君たちは(笑)。
で、乙部たちから青空クラブに入るための条件を聞いてみると・・・どうやら自分とおなじ趣味を持った人にはかなり興味を持ってくれるらしいことが判明。ということで、共通の趣味・テニスをやっていた日比野が次の囮捜査に行くことに。出世のことを考えて気合入りまくりの日比野ですが・・・キミ、少し前に平常心失ったまま捜査して痛い目にあったの忘れたのかい(苦笑)。辞めてった寺さんや飯塚のことを忘れちゃいかんよ~。

<黒木の単独行動>
日比野が気合い入れてる頃、黒木は乙部たちの話を聞いてました。乙部は最初、岡林の無実を信じて捜査協力に消極的でしたがあの事件に巻き込まれた鶴が殺されたもなみの映像を見つめている姿を見て心動かされます。本当は岡林が怪しいと思いながらもそのことを言う勇気がなかったと自分を責め、何とか捜査に協力させてほしいと懇願。
そうとは知らない日比野はテニスルック姿(笑)で気合入れて岡林に接触しに行こうとしますが、ちょうどそこに黒木と乙部が現れて岡林と接触。完全に空回り状態だよ、日比野(苦笑)。まぁ、なんか彼が行ったらバレちゃったかもなんて思わなくもないけどねぇ。それにしても内野さん、そのテニスルック姿が妙に懐かしいぞ!思い出す、「エースをねらえ」の宗方コーチを~(笑)。スタッフさん、もしや狙ってました?

<コンバトラーV>
乙部と二人潜入に成功した黒木でしたが、あいさつのときに調子に乗りすぎて「今日は非番」と警察用語を口走っちゃった(爆)。いや~・・・かなりドキっとさせられちゃったじゃないか!しかし、自分は警察官と開き直って身の上を話したことが功を奏して岡林と打ち解けちゃいます。
お酒もかなり進んで、乙部君は完全につぶれちゃったよ(笑)。そんななか、気持ち良さそうにテニス談義に花を咲かせてますが、黒木さん、「ナダレ」じゃなくて「ナダル」だろう(笑)。この前のウィンブルドンのことだな。あまり詳しくないのがバレちゃうんじゃないかと冷や冷やしてしまったのですが・・・なぜか話題は『コンバトラーV』に(笑)。二人して熱唱ですよ!ここはかなり笑わせてもらいました。思わぬところで意気投合しちゃったのね。

<危うい黒木>
案の定、民間人の乙部を連れて潜入捜査したことを佐久間から怒鳴られる黒木ですが、今の彼にはそんなことちっともダメージになってない。あの二日酔い状態はかなりヤバイとは思うんですけどね(苦笑)。それどころか岡林との接触に成功したことで完全にやる気モード突入。そのお調子者っぽさがなんだか見ていてものすごく危なっかしい。そんな黒木を苦々しく見つめてる佐久間もなんか危険な雰囲気・・・。
たばこをやめて飴ちゃんにしていたはずの黒木でしたが、ついにたばこにも手を出してます。寝る間も惜しんでこの事件にのめりこんでいる彼が気がかりでたまらない松尾先生。そんな彼女の所に佐久間が現れて「調教できない馬は殺処分にするまでさ」という不気味な一言を!よっぽど深い恨みが黒木にあるんだろうけど・・・そんなことをサラッというのが恐いよ。さらに佐久間には有馬稲子さん演じる半身不随の母親に関する謎もあるようで…気になります。

<暗い過去>
再び岡林邸を訪れる黒木にやけに親切に接してくる岡林。捜査のためと気づかれないように色々と話を進めていく黒木でしたが、ある話題に入った時に様子が一転。岡林の自殺未遂体験の話題でした。政治家の父親の汚れた素顔に絶望して身を投げたものの助かってしまったという話に自分の姿を重ねてしまう黒木。彼もまた、ある出来事がきっかけで飛び降り自殺をしたものの助かってしまった過去がある。再び発作に見舞われて震える黒木を抱きしめる岡林の姿が印象的でした。ここで彼は完全に黒木を信頼してしまったわけですね。
そして、ついに自宅の秘密地下倉庫に眠る拳銃コレクション部屋に案内されます。この世はリストに挙げた人を殺害すれば救われると信じ込んでいる危険な岡林。そこにあるのはすべて本物で、さらに奥に進んでいくと・・・あの幻の拳銃「イカズチ」も!岡林はもなみや鶴をテスト射撃として撃ち抜いたということがこれで明白に・・・。なんて恐ろしい男なんだ、岡林!

<佐久間の罠>
ついに岡林に逮捕状が。岡林を連れ出すために黒木が再び屋敷に潜入することになるのですが、その前に佐久間はやたら黒木の心を乱すようなことを言いまくります。怪しいぞ、佐久間!松尾先生も佐久間には気をつけろと言っていたし・・・その怪しい言動に同行した鶴ちゃんも勘付いている様子。
しかし、黒木はそのまま岡林邸に潜入。例の拳銃部屋に足を踏み入れると銃口を向けた岡林の姿が!なんと、おとり捜査が岡林にバレちゃってるよ!・・・これって、まさか、佐久間が岡林に事前に伝えたんじゃ・・・。
「信じていたのに!」と悲痛な叫び声をあげながら黒木に迫る岡林。その声にかつての自分の過去を重ね再び発作に襲われてしまう黒木。黒木が屋敷に入って5分経過したら突入と言っていた佐久間でしたが5分過ぎても彼は突入命令を出さない。岡林よりも怖いよ、佐久間!

そして来週はいよいよ黒木の3年前に焦点があてられるようです。そこには・・・三条夫人こと池脇千鶴ちゃんがいるじゃないですか~。またまた出ましたよ、風林火山メンバーが(笑)。


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『ゴンゾウ』第7回 3年前の真実

やっと見ることができました、第7回。前回、岡林に追い詰められてどうなるんだ!?と思わされた黒木の3年前の真実が今回のストーリー。このトラウマの原因になった事件をすべて描き切った後に第6回のクライマックスシーンを持ってくるあたりが憎いなと(笑)。
いや~・・・それにしても・・・黒木の過去は想像以上にキツくて重いものでした。その事件が起こる前まではイケイケガンガンな自己中的刑事だっただけに、なおさら追い詰められてしまったんじゃないのかなぁと思いました。このドラマって本当にみんな何かしらの重荷を背負っていますよね・・・。

<黒木と佐久間>
3年前はエネルギーが有り余るくらい勢いのよかった黒木。佐久間が「あなたがやれと言っていたことですよ」とよく黒木に言い放つシーンがありましたが、たしかにあの当時の黒木は人権無視ともとれるような強引な捜査に突っ走っていて誰も手がつけられないような状態でしたね。そのころの佐久間は"のびたクン"と呼ばれるにふさわしい風貌で(笑)、おっかなびっくり黒木の後を付いていくような刑事でした。今とは大違いだ・・・。
さらに黒木には出世話も出てきてその強引さはますますパワーアップ。誰からの指示も受け付けずに完全にわが道を突っ走っちゃってます。そんな時期に発生したのが運命の殺人事件。バリバリ張り切って強引な捜査を推し進める黒木でしたが、佐久間はそんな彼についていくことに対してますます不信感を強めていく。そんな彼に入ってくる1本の電話。具合が悪いと何度も電話をかけてきたのは佐久間の母親でした。しかし、黒木はそんな佐久間を思いやる余裕もなく「母親が気になるくらいなら刑事なんかやめてしまえ」とまで言ってしまう。こ・・・これはマズイっすよ、黒木さん。確かに捜査にプライベートな出来事を持ち込むのは良くないかもしれないけど、佐久間に対する黒木の態度はあまりにも無神経
結局、事件がすべて片付いたとき・・・佐久間の母親は半身不随になってしまったわけですから、彼が黒木に恨みを抱くのも仕方ないなと思ってしまいました。一番最後にすれ違う時ようやく「お前の母親の具合はどうなった?」と尋ねる黒木に「ご心配なく」と答える佐久間が切なくてたまらなかったなぁ。黒木が佐久間を気遣った時があまりにも遅すぎました
備品係でのうのうとゴンゾウしている黒木が許せず、強引に最前線に持ってきた気持ちもなんだか今ならわかります。この二人は今後、すべてを受け入れて分かり合うことができるんだろうか?

<黒木と杏子>
黒木が大きな精神的ダメージを負ってしまった最大の原因は杏子との関係だったわけですが、最初見た時は「三条夫人と勘助の関係」に重ね合わせてしまった(笑)。三条も最初は勘助をものすごく拒絶してましたからねぇ。まさにあの時の再現みたいでしたよ、最初は。
イケイケで人権も無視しかねない刑事だった黒木もかつては優しい一面を持っていた。心中した家族を助けようと川に飛び込んで唯一、杏子だけを救い出すことができた。その彼女が殺人事件の重要参考人として挙げられていることを知った時に彼の心の中で何かが変わるんですね。娼婦に身を落としてしまった杏子に刑事としてではなく「男」として接していく黒木。そんな彼の心に杏子の頑なだった心も徐々に氷解していって二人は結婚の約束を交わす仲にまでなります。
ところが、杏子の前に殺人事件の新犯人が現れたことで二人の幸せな時間は終わりを告げてしまう。彼女が黒木に新犯人の情報を話すと突然刑事としての血が騒ぎ犯人確保のために家を飛び出す。これが黒木にとって生涯消えることのない心の傷となってしまうわけですね。なぜあの時杏子を一人残したまま犯人のいる場所へ一直線に駈け出してしまったのか・・・。その時の判断ミスで黒木は杏子を失ってしまいますが、杏子の最期はあまりにも悲しすぎます。
「この世界に愛はあるの?」
やっと見つけたと思っていた黒木との真実の愛。でも、最後の最後に杏子を見放す結果になってしまった。黒木は杏子よりも刑事の仕事を選んでしまった。血まみれになりながらかつて黒木にもらった人形を握りしめている杏子の姿はあまりにも切なすぎ(涙)。
でも、黒木の杏子に対する愛情も本物だったと私は思いました。だからこそ、彼はこの事件のことで死ぬほど苦しんでいるんじゃないかと・・・。黒木もほんと悲しい人物ですよね。

<事件の後…>
殺人事件が解決したあと、黒木は杏子を失ってしまったことで引きこもり状態に陥ってしまう。そんなある日、彼の前に現れた幼い日の杏子の幻影。彼女に導かれるまま屋上へ行き、そこで彼は杏子の悲痛な心の叫びを聞かされてしまうのです。
「一人にしないって約束したのに」
「なぜあの時新犯人の情報を言うなと言ってくれなかったのか」
「本当は私のことを利用しただけではないのか」

一つ一つの言葉があまりにも重い。そして屋上の空に消えかけた彼女を追い求めるように黒木はそこから落下していきます。今までも黒木が飛び降りる映像が流れていましたが、彼は自殺しようとして飛び降りたのではなく、杏子の面影を抱きしめようとしてそのまま落ちたんですね・・・。それだけ黒木が背負った罪が重かったということなんでしょうか。うーん、重くて切ない結末ですなぁ・・・。これはちょっとやそっとじゃ回復しない心の病に陥ってしまうのもわかる。

奇跡的に助かった黒木は、その後備品係に配属。かつて杏子が「一番安全な備品係に」と願ったことが今になって叶うわけか。煙草をやめてと言っていたのも杏子の言葉があったから。つまり、備品係でゴンゾウと呼ばれるようになることは、ある意味杏子への彼なりの罪滅ぼしでもあったんでしょうか…。
しかし黒木さん、コンバトラー大好きですね(笑)。この当時からあの超合金で戯れていたとは。

こうして見事に1話で黒木の過去を描ききりましたね、このドラマ。非常に見ごたえのある回でした。いよいよ次回からクライマックスに向けてまた新たな展開が始まりそうです。虎ノ介くんが演じた哀れな飯塚君もどうやら再び登場するということなのでこちらも楽しみ。日比野役の高橋くんによりますと、二人の間でなんらかの決着がつくとのことなので期待したいと思います。

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『ゴンゾウ』第8回 鍵を握る女

残りあと2話となってしまいましたが、回を重ねるごとに目の離せない展開になっています『ゴンゾウ』。特に第8回は今までの中で一番面白かった!久々に刑事ドラマ見てドキドキわくわくしちゃいましたよ(笑)。ここ最近のドラマの中でもかなり秀逸なストーリーだったと思います。

<再起不能>
岡林に追い詰められ完全に精神崩壊してしまった黒木。撃ち殺されてしまいそうになったところに駆け込んできたのは佐久間でした。引き金を引きそうでなかなか引けない岡林に向ってこれでもかと銃弾を撃ち込むんですが・・・佐久間~、それはちとやりすぎなんじゃ。岡林は体中に銃弾を受けて絶命してしまいましたが・・・なんか哀れとすら思っちゃいましたよ。っていうか、いくら身の危険があったからってあそこまで撃ち抜いていいんだろうか・・・ヤバくね?(苦笑)。
余談ですが、ここで思い浮かんだのが『新撰組!』。松平容保様が清河八郎をついに清算しちゃったよ(爆)。あ・・・わかる人だけにしかわからないネタでした(笑)。
とにもかくにもこれで事件解決。佐久間は岡林を銃殺した件については何のお咎めなしである上にさらなる出世話が。ついでにいつも空回りの氏家さんにもついに出世話が(笑)。周囲はこれでめでたしめでたしな雰囲気になっているのですが、黒木は完全に廃人みたいな状態になってしまいました。もともと抱えていたトラウマに加えて岡林に追い詰められた時の恐怖と絶望感までのしかかってしまったんだから・・・それはもう再起不能になっても仕方ないよなぁ。
再び備品係に戻ったものの心ここにあらず。しまいにはQ太郎くんの餌まで食べちゃう黒木。味すら感じてないんだろうけど・・・事情を知らないQ太郎くんはいい迷惑だよな(笑)。

<飯塚再び>
2話限定の登場だと思ってた飯塚くんでしたが、なんとここにきて再登場ですよ。日比野がどんなふうに飯塚と向き合うのかちゃんと描いてくれるんですねぇ。いやぁ、このドラマ本当にシッカリしてるよ。留置場の飯塚に事件が解決したことを告げる日比野でしたが、まったく目を合わせてくれません。「二度と現れるな」と捨て台詞吐いたくらいですからちょっとやそっとじゃ心開かないだろうなぁ。そんな飯塚に日比野もどう接していいか戸惑っている様子ですが、ここに至るまでも日比野くんは何度か面会に来ていたんですかね?ちゃんと自分の犯した「罪」と向き合ってたんだねぇ。
それにしても虎ノ介くん、非常にいい表情してましたなぁ。あのやつれ具合を見たとき、7月のちりとて会見でやつれていたように見えたのはこの役作りのためだったのかと合点いたしました。虎ちゃんはセリフをしゃべっていない時の芝居が特に魅力的だよなぁ。あの哀しみと絶望に沈んだ目線がとても印象的でした。

<佐久間の真実>
撃ち殺されそうになった時に佐久間から命を救われたと聞いた黒木はその礼をしに彼の家を訪ねます。その時近くの公園で偶然佐久間の後ろ姿を見るのですが、その隣にいる人を見て愕然としてしまう。佐久間の隣にいたのは美人の奥さんではなくて体が不自由になってしまった母親だった・・・。
このとき黒木は初めて3年前の過ちに気づくんですよね。あの時母親が心配だから捜査から外してほしいと言った佐久間を彼は殴り飛ばして詰ってしまった・・・。目の前の事件のことばかりが頭の中にあって周囲の人の気持ちに目を向ける余裕がなかったあの3年前。かいがいしく母親の世話をする佐久間を初めて目の当たりにして黒木は大きなショックを受けてしまうんですが、このシーンはなんだかものすごく切なかった。彼はここでまた一つ大きな十字架を背負うことになっちゃうんですよね。
佐久間が席を外した時に身分を隠してさりげなく母親と会話をする黒木。いつもは自分の息子のことを詰ってばかりいる母親ですが、黒木の前では息子への感謝の言葉を語っている。素直じゃないんですねぇ。その本心を少しでも息子に見せてやれば佐久間ももう少し救われるのに・・・。

<杏子の幻影>
重すぎるほどの十字架を背負ってしまった黒木はますます自分を追い込んでしまいます。そこにまたしても現れる、幼い日の杏子の幻影。彼女に導かれるまま銃を手に取り、今度こそこの世と訣別しようとした黒木でしたが・・・引き金を引いても弾は出てきませんでした。屋上から落ちた時に続いて今回も命をつなぎ留めてしまった黒木。でも、そんな彼を見ながら微笑んでいる杏子の幻影を見て再び生きる気力を取り戻しました。なんかこの杏子って黒木を破滅させたいのか生かしたいのかですよね。1度ならず2度までも命が助かっているということは・・・杏子が黒木に本当に言いたいことって他にもあるんじゃないかと思ってしまいます。
なんとかまた備品係としてやる気を出した黒木ですが、前以上にテンションがえらく高い(笑)。無理やりカラ元気を出してるといった感じで見ていて危なっかしいったらありゃしない。でもなぁ、そうでもしないと生きていけないんだろうなぁ…今の黒木は。鶴ちゃんや日比野くんたちがどう接していいのか分からずオロオロしているのがなんだか面白かったけど(笑)。
さらにお世話になっている松尾先生にも事件解決のお礼として高級料理をごちそう。白いタキシードを着た黒木・・・いや、内野さんはやっぱり素敵だ!表情が濃くてもかっこいいぞ(笑)。「今日のシェフはどんな気まぐれさん?」とメニューを聞いているのもお茶目で可愛い。こりゃ、先生も本気で黒木に惚れちゃうんじゃないか?

<日比野と飯塚>
どんなにつれなくされても拘置所に通い続けている日比野。彼の中でいまだに解決方法は見つかっていないんだろうけど、なんとかして飯塚を助けたいという必死さは伝わるよなぁ。どう接していいのか戸惑いながらも自分から逃げずに面会に来てくれる日比野の気持ちが少しずつ飯塚君の心に届いたんでしょうか。拘置されてから初めて、飯塚は日比野に頼みごとをします。自分の面倒を見てくれたお姉さんの行方が分からず心配なので調べてほしいと・・・。たしか飯塚君のお姉さんって彼に罪を着せたりしてた人ですよね(苦笑)。それでもちゃんと弟の面倒は見てくれてたんだ。そんなお姉さんを気遣うなんて、優しいじゃないか飯塚~。一度も目を合わせてくれなかったものの、初めて頼みごとをしてくれた飯塚のために日比野は姉の捜索を開始します。
そのころ、初回で大乱闘した変態泥棒ニコラス(笑)の盗品チェックをしていた黒木と鶴は衝撃的なものを発見してしまいます。盗まれたと思われるカバンの中から出てきたSDカードに入っていたのは、殺害された天野もなみの隠し撮りだった・・・。さらにもうひとり別の女性のデータも。これに衝撃を受けた二人はニコラスが拘留されている拘置所へ急ぎます。

<アルファベット対決>
ニコラスに面会しに行った二人ですが・・・なんか初回以上に怪しくなってませんか(笑)?完全に変態モード化しちゃってるよ、ニコラス(爆)。そんな彼に少しビビっている二人でしたが、ここから何ともバカバカしくもおもろい対決が。
「HB」←久し振り byニコラス
「MBO」←また病院に送るぞ by負けじと黒木(笑)
「KTONM」←今度戦ったらお前なんかに負けない by一枚上手なニコラス(笑)
「SDN・・・」←途中で鶴ちゃんに打ち切られたのでなんと言いたかったのか不明(笑)。負けず嫌いな黒木さんらしいっちゃらしいけど、このシーンは私爆笑させていただきました!横で呆れた顔してる鶴ちゃんも面白かったなぁ。
くだらないアルファベット対決は終結し、なんとか写真の入っていたバッグを盗んだときの状況を彼から聞き出した二人。私はこのニコラスの証言を聞いた時、気づいちゃいましたよ・・・真犯人が誰か。この時点ではまだ確信とまではいきませんでしたが、たぶんあの人だろうなと。それがなんだか快感だった(笑)。

<鍵を握る女>
隠し撮りされたもなみのデータを写真にして考え込んでいる備品室の黒木・鶴・ルミ子の前に飯塚の姉探しの協力を頼みに日比野がやってきました。その履歴写真を見た黒木は驚きを隠せません。なんと、もなみの隠し撮りと一緒に入っていたもう一人の別の女性の写真と同一人物・・・。つまりその人は飯塚のお姉さんだった!この姉の役をやっているのが遠野凪子さんなんでが、弟役の虎ノ介くんよりも年下なんだよね(笑)。それでもちゃんと姉・弟に見えてしまうからすごい!遠野さんも昼ドラなど経験して以前よりずいぶん大人っぽくなったからなぁ。虎ちゃんが若いのか?何はともあれ、役者さんってすごいよなぁ。
さらにこの飯塚のお姉さん、早苗はもなみのライバルであったことも判明。いやぁ、まさか飯塚くんがあの事件にこんな形で絡んでくるなんて思わなかったよ。直感的に黒木はもなみを殺したのが岡林ではなかったことを悟り、再調査をするように氏家に掛け合いますが「その件には触れるな」と突っぱねられてしまいます。まぁね、氏家さん、念願の出世がかかってるからね(苦笑)。

<雨の中の決意>
表は全く取り合ってくれず備品室で途方に暮れる黒木たち。そんな気分を表すように雨が降ってきますが、黒木はその雨を見ながらあの事件の日のことを思い返していました。
「天野もなみが俺たちに言ってるよ、まだ終わらせないでくれって・・・」
黒木にはずっと引っかかっていたことがありました。岡林が黒木を撃とうとした時のです。彼は圧倒的有利な立場にありながら怯えるような目をしてなかなか引き金を引けなかった。つまり、岡林は銃で人を殺したことがないと直感していたんですね。なるほど。ということは、誰かが岡林に罪を着せたということに・・・という結論に至り黒木たちは備品室を捜査本部に独自で捜査を開始することを決意します。さらに引退したはずのテラさんも復帰しこの輪に加わることに。ルミ子さんが丸めて捨てた「ヴァイオリニスト殺人事件捜査本部」の垂れ幕をごみ箱から拾い上げ再び貼り付ける。みんなの心が一つになった瞬間です。このシーンがめちゃくちゃかっこよかった!
そのころ、佐久間は密かに岡林になぜ潜入捜査がバレていたのか調べるように指示を出します。あの時はてっきり佐久間が情報を漏らしたのではと疑ってしまったのですがどうやら違うみたいですね。ということは・・・やっぱりあの人が真犯人だろうな。佐久間のこの電話で確信しちゃったよ。たぶん9割8分あの人だと思う。なんとなく怪しいなぁとは思ってたんですが、なるほどこう来ましたか。こりゃ次週がさらに楽しみだ!!

ちなみにこの日は内野さん、徹子の部屋にもご出演。録画はしたもののまだ見ていないんですが・・・何やら徹子さん相手にウッチー大汗状態だったようですね(笑)。後でチェックしよう。


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『ゴンゾウ』第9回 真犯人

先週の怒涛の展開を受けて、今回は次々に謎解明です。本当に良くできたドラマだよなぁ。面白くて目が離せません、『ゴンゾウ』

<捜査開始>
黒木さん、捜査会議の初めの言葉に何故そんないろんなバージョンをご披露してるんだ(笑)。私的には「野郎ども、捜査会議を始まるぜぇ!」のあと「誰だ俺?」と凹んだクロちゃんがかなりツボでした。あれって半分ウッチーのアドリブですかね(笑)。さらに一生懸命考えたという事件経過の説明や今後の対策についてもまったくダメダメな黒木。せっかくカッコよく集まったメンバーにその真意は伝わらず(汗)。ルミ子さんの簡潔な説明で丸く収まっちゃいました。何気にいい仕事してます、ルミ子さん。
まずは飯塚くんのお姉さんである早苗探しからスタート。高校時代の同級生に聞き込みしに行く黒木と日比野ですが、そこは劇団のお稽古場。充分な情報も得られぬまま稽古開始で退散させられ思わず「なんだここは?」と捨て台詞吐いてしまうクロちゃんでしたが・・・内野さん的にはあんな環境で育ってきたんでしょうな、多分(←おそらく高橋一生くんも知っている現場 笑)。一方の鶴ちゃんと寺さんのコンビもまったく収穫なし。
そんなとき、黒木と日比野は後をつけてきた岸さんと遭遇。あの岸さんが捕まった瞬間、まさかこの人も黒幕か!?とビックリしましたがどうやらそうではないようでひと安心。ここ最近このドラマは気が置けない展開が続いてるからねぇ(苦笑)。そこで岸さんから重要情報が。表には出していないらしいのですが、どうやら岡林の猟銃には暴発するような仕掛けがなされていたんだとか!つまり、もしも岡林があの時引き金を引いたら・・・黒木ではなくて岡林が巻き込まれていた可能性大。ひぇ~、こわっ!このときは日比野や岸さんは岡林が自殺するつもりだったのか?と疑問を深めていましたが、黒木だけは岡林がハメられたと直感してましたね。
この問答を映すカメラワークが・・・まるで真犯人が盗み見しているような視線でゾクゾクしました。

<佐久間と母親>
そのころ休暇中の佐久間は母親と穏やかな時間を過ごしていましたがそこに1本の電話が…。佐久間って本当に仕事と母親の前とじゃ表情が違うんですね。筒井君の芝居がなかなかいいです。で、電話をかけてきたのが氏家。黒木が再捜査を密かに開始したことに心中穏やかではないらしく、もしも新犯人が別人だったらどうするかと詰め寄ります。たしかにねぇ、あの岡林射殺の仕方は問題ありだったし・・・しかも彼が犯人じゃなかったら一大事だからなぁ。まぁ、氏家さん的には佐久間の心配よりも自分の昇進がフイになることのほうが重大なようですが(笑)。そんな心を見透かすように、佐久間は話に乗らずその場を立ち去ってしまいます。でも佐久間君・・・行きはタクシーで来てましたが帰りはどうやって帰ったの?(←そんな細かいとこ気にするな 爆)
この話し合いが影響したのか佐久間は母親を突然温泉に誘います。「明日行こう」と言われて「へぇ!?」とあっけに取られるお母さんが可愛かった(笑)。そのあと自分でパソコンで温泉調べてるしね(←素直じゃないねぇ 笑)。

<黒木の闇>
岡林の猟銃が暴発するように仕組まれていたことから見えてきたのが、鶴が生き残った意味。彼女はずっと自分だけなぜ生き残ったのか自問自答していましたが・・・黒木曰く、鶴はもなみ殺害の目撃者とするためにわざと生き残らせられたのではないかと。自分が利用されたと知った鶴は大ショック。
こんな大推理をしてもうすっかり精神的にも安定したのかと思いきや、黒木さん、またしてもロシアンルーレットやってるよ!!まだ心の病気は全然治ってなかったんだ・・・。危ない・・・危なすぎるよ黒木さん。心配してやってきてる松尾先生の前で「死ぬか生きるかは俺が決めることじゃないんだよ。おれの命は俺のものじゃないんだ」と言い放つし、本当にいつあの世に招かれてもおかしくない状態。そんなことを目の前で言われたんじゃ先生も気が気じゃない。っていうか、見ているこちらも気が気じゃないんですけど!

<鶴の直感>
そのころ、捜査に出かけようとしていた鶴と寺田が突然本庁捜査員に拉致されてしまいます(汗)。先週ラストに佐久間が依頼していた「誰が潜入捜査だと情報を漏らしたか」の調査だと言いますが・・・彼らの行動は明らかに鶴ちゃんたちを疑っている感じでしたなぁ。特に"もんじゃ屋の弟"・・・じゃなかった(笑)、小林さんの詰め寄り方がコワっ!結局その直後にタイミングよく佐久間から「もう調べなくていい」という電話が入り釈放。警察が警察を疑って調査するっていうのは見ていてあまり気持ちのいいもんじゃないですな。
しかしその直後、鶴の脳裏にある出来事が浮かんでしまいます。そう・・・彼女は岡林に逮捕状が下りた夜ある人物にそのことを報告してしまった。そのことでこの事件がさらにグオーっと進んでいくことになるのですが、鶴ちゃん的にはあまりにもショックな真実だよなぁ、これって。

<飯塚早苗>
そのころ黒木と日比野は早苗の捜索をしているのですが、なかなか彼女の姿は見つからない。日比野の探し方が良くないって話になってもう一度彼女の部屋を訪ねると・・・なんと、クローゼットの中でガタガタ怯える早苗の姿が!あの事件以来、ずっとあんな状況だったのか!?精神的にもかなりまいってるだろう~。
黒木の説得にも尋常でない怯えようで応じようとしない早苗でしたが、日比野の決死の説得で出てくる決意ができたよう。飯塚くんの失ってしまった信用を何としても取り戻したい日比野の言葉はとても印象的でした。早苗を救うことは飯塚くんを救うことにもなりますからね。涙目で「あなたを助けます」と力強く説得した日比野の気持ちは早苗に届いたんだと思います。よくやったぞ、日比野!
しかし警察に来ても「話したら殺される」と怯えて口を開こうとしない早苗。しかし、なぜ殺されるのか尋ねると「愛を裏切ったら、報いがある」と震える彼女の言葉に衝撃を受ける黒木。この言葉・・・3年前に黒木が愛した杏子が言ってた言葉と同じですよね!?ということはもしや!?

<早苗の告白>
早苗の言葉に衝撃を受けた黒木は日比野に代わって彼女から話を聞き出そうとします。自分の愛した人もかつて同じ言葉を語っていたことなど、3年前の体験を話す黒木。それを聞いた彼女はようやく何もかも告白します。
少女時代、ヴァイオリンコンクールで自分よりも下手だったもなみにグランプリを取られてから人生が狂ってしまった早苗。ついにはヴァイオリンもやめてしまい、結婚も失敗し、さらに弟の事件などで彼女の人生はどんどん堕ちていく。それでも早苗は弟の慎吾くんの様子を気にして見に行ってくれていたんだねぇ…。出所したばかりの弟にお金を渡して「たまには顔見せんだよ」と立ち去っていく姿は優しい姉ちゃんの顔でした。それにしても虎ノ介くん、ものの見事に「弟」でしたな。遠野さんよりもちょっと年齢が上なのにそんな雰囲気見えなかったよ。まぁ、遠野さんの姉ちゃんオーラがすごかったというのもありますが(←昼ドラ経験したことでさらに大人っぽくなっちゃいましたよね)
その帰り、早苗はヴァイオリンコンクールのビラを配るもなみに偶然遭遇。早苗がかつてのライバルだったとは露知らぬもなみは笑顔でそのビラを彼女に渡します。天使のような笑顔で接してくるもなみの明るい笑顔を見て「あんたのせいで私の人生は狂った!」と憎しみの感情が沸き出てきてしまう早苗の気持ちはものすごくよくわかるなぁ。本当は自分がその立場だったのに!という想いはきっと早苗の立場に立ったら誰でも沸いてきてしまうと思います。そんな時に出会ったのが、「報いがある」と語った男。その男にもなみへの憎しみを語ったら「殺してあげる」と告げられたらしい・・・。冗談かと思っていたのにそれが現実に起きてしまった。そりゃ、早苗さんも生きた心地がしないよなぁ。
その男は早苗と別れる間際にある言葉を口にしていました。
「この世界に、愛はあるの?」

<杏子の真実>
3年前、「この世界に愛はあるの?」そう言い残して杏子は黒木の腕の中で息を引き取りました。彼はその言葉の意味をずっと自分を責めたものだと思い込んできたわけですが(っていうか、私もそう思ってた)、実は杏子は息絶える前に犯人の口癖を黒木に伝えていたんですね。最後の最後まで黒木を愛した杏子の最期はこの真実を知るとなおさら哀しいものに想えてしまいます。
早苗の告白で初めてそのことに気がついた黒木は自分を激しく責める。そして、さらに心の闇深くに堕ちていく・・・。そんな彼を必死に救おうとしている松尾先生の言葉ももう耳にははいりません。ここで一つ疑問なのが松尾先生の黒木に対する気持ちです。彼女は黒木のこと愛してしまってるんですかね?あまりそのキッカケとか変化が感じられなくてちょっと違和感なんですけど(汗)。

<真犯人>
いろんな伏線が繋がったところでついに真犯人の輪郭がハッキリしてきます。鶴は捜査であることを隠して乙部たちと接触。それを蔭から見つめてる寺田さんのビールを飲む姿が渋くて素敵だった(笑)。黒木は無理やり佐久間を呼び出して今までの経緯を説明。自分たちは真犯人に踊らされているだけではないかという言葉に佐久間も心が動いたようですが、彼はどう動いていくんでしょうか?
そして早苗の証言から出来上がった似顔絵を見た日比野は衝撃を受けます。その顔は・・・乙部その人だった!やっぱり、征樹さんだったか(笑)。ドンピシャでしたよ、先週の直感が。それにしても乙部が鶴に呼びかけた「この世界に、愛はあるの?」っていうラストシーンがなんかゾクゾクっときてしまった!目が恐いよ、乙部!!それにしても乙部を演じる内田朝陽くん、いい役もらいましたな。「どんど晴れ」のストーリーとヒロインは嫌いでしたが、征樹さん演じる内田くんはけっこう好きだったので、こうして頑張っているのはなんだか嬉しいです。

そして次週、なんかものすごいことになってませんか!?黒木や佐久間はどうなっちゃうんだ?私的には乙部がなぜこんな屈折してしまった人間になったのかが非常に気になります。それから加藤虎ノ介くんが演じた飯塚くんですが・・・予定によると今回がラスト出演らしいんですけど・・・この流れだと次週も出そうな気がするんだよなぁ。あれしか出番がないのにピンで名前出してもらってますし、もうひと波乱ありそうな?まぁ、登場しなかったとしても「ゴンゾウ」最終回は絶対見逃せません!

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『ゴンゾウ』最終回 夏の終わり

ついに終わってしまいました、『ゴンゾウ』。今季一番楽しみにしていた民放ドラマだったのでなんだかさみしいなぁ。視聴前に想像していた以上に面白い作品でした。

<再捜査>
乙部が鶴に「この世界に愛はあるの」と問いかけると、彼女は「あると思う」と答えます。それに対して「鶴ちゃんは幸せなんだね。安心した」とちょっと寂しそうに語る乙部がなんだかすごく切なかった…。この時点で彼は鶴と決別をしたんでしょうね。愛を信じる人よりも愛を信じない人を求めているなんて哀しい人だよなぁ。
そのころ黒木は佐久間に再捜査の必要性を必死に説いていますが全く乗ってもらえず。佐久間的には心が動いているんだろうけれどもここで素直にそれに従うっていうのもできないでしょう。仕方なくチーム黒木で単独捜査に踏み切ろうとしますが、事前に捜査状況を乙部に漏らしてしまった鶴は罪悪感から辞表を渡してしまいます。でも、黒木は「みんなが乙部にだまされたんだから気にするな」と辞表を破り捨てる。いいよなぁ、こういう黒木さん。しかもそのあと鶴ちゃんに自分の舐めてた飴ちゃんを突っ込んでしまうところが笑える(笑)。自分は新しいの舐めてて・・・セコっ(笑)。鶴ちゃんの「ばっちぃ」という反応もウケた。結果的にこれで元気が出て良かったけどね。
それにしても、今までの殺人事件関連はすべて乙部の仕業だったというのが怖いよなぁ…。違う人を犯人に仕立てるための工作もしてたわけだし、まさに完全犯罪狙ってたんでしょう。

<乙部の過去>
そしてようやく明かされました、乙部の過去が。人殺しを何のためらいもなくし続けた彼の過去にいったい何があったのかとても気になっていたのですが・・・やはり幼い時のトラウマが性格を捻じ曲げてしまったんですね(涙)。醤油屋の事業が傾いて、父親が荒れ始めて、母親がDVで苦しんで、耐えかねて父親を殺害、果てに母親は自殺、分家に預けられたもののうち解けることができずそのまま・・・。これだけ不幸の要素が揃ってしまうと、やはり人間まっすぐにはいかないでしょう。乙部のルーツを探るべく廃屋となった醤油工場を回る黒木の表情がとても切なかった。

<佐久間動く>
母親と温泉に出かけようとしたところに理沙から電話が入ってしまい戸惑う佐久間。その様子を観た母親が「お前は自慢の息子だよ」と初めて本音を口にして彼を自由にしてやりました。このシーンはちょっと感動的だったなぁ。母親の本当の気持ちを聞けた時、佐久間の心も救われたんじゃないでしょうか。
そしてついに乙部逮捕に向けて佐久間が13係をひきつれてやってきます。昔張りに気合十分で捜査に出かけようとする黒木でしたが、また3年前のイケイケだったころの彼に戻ってしまうのではないかと見ていてヒヤヒヤ(汗)。彼の行動はいちいち危なっかしい。ところが、勢いよく出て行こうとした瞬間に黒木は倒れてしまいます。え?なに?病気!?と心配したら・・・なんと、佐久間が眠り薬を仕込んだコーヒーを黒木に飲ませていた!彼の黒木に対する憎しみはそんなに深いんだろうか…。
目覚めた黒木は「俺に負けるのがそんなに嫌か!?」と佐久間に殴りかかり、備品室で大乱闘に。佐久間は殴られてダメージを受けてましたが、黒木は2発も殴られてたのにビクともしてなかったな(笑)。やはり鍛え方が違うんでしょうか。そんな二人を見かねたるみ子さんがとうとう真実を告白。黒木が事件解決したと同時に死ぬ気だからそれを阻止するために眠らせてくれ・・・と理沙先生に頼まれてたんですね・・・。「これからも無様に生き続けてください」と捨て台詞を吐いた佐久間でしたが、その言葉とは違った感情が彼の中に生まれているんじゃないかなと思いました。

<意外なつながり>
他の捜査員が乙部の海外逃亡を阻止すべく空港に向かった頃、黒木はQ太郎くんのゲージのなかを探索。すると、その中からなんと早苗が持っていたペンダントと同じものが出てきた!それを見て愕然とする黒木たち。Q太郎くんがこんなクライマックスに来て重要な鍵を持ってくるとは思わなかったよ!
前回逃げて黒木に捕獲された騒動も意味があったんですね。さらに遡って黒木に理沙が「前の患者が飼えなくなったから」とQ太郎を与えたのもここにきて大きな意味を成してきました。さらに、一瞬ですが、以前乙部が備品室に来た時にQ太郎のカゴのそばにいたことも・・・実はあれってものすごいヒント映像だったのか!つまり、Q太郎くんの前の飼い主は乙部で、理沙先生の患者であったことが判明。いやはや、恐れ入りましたよ、このドラマ。今までのちょっとしたこともちゃんとした伏線だったとは。まさか理沙先生と乙部につながりがあるなんて思わなかったし、それをQ太郎が気付かせる展開になるなんて想像できなかった(汗)。
この事実に黒木たちが気付いた時、乙部は理沙を人質にとって逃走してしまいました…。ここから怒涛のクライマックスへ。

<対決>
刑事の勘から黒木は乙部が自分の生まれた場所である醤油工場へ行ったと判断。佐久間と二人で現場に向かいますが、それに対して氏家から連絡が・・・。勝手に動いてる二人にブーブー文句言ってくるんですが、最終的には「動いたからには必ず捕まえてこい」と理解を示してくれました。いつも空回りばっかりの氏家さんだったけど、いいとこあるじゃないか!昇進がフイになるどころか、もしかしたら今回の件がきっかけでホントに昇進できちゃうかもよ(笑)。
そして、ついに廃屋で乙部との最終決戦が勃発。佐久間が足を撃たれた時に真っ先に駆けつけた黒木。この時点で二人の関係は修復できていたのかもしれませんね。睡眠薬事件が逆に二人にとっていい結果をもたらしたのかも。そして黒木も乙部の銃弾を思いっきり受けてしまうのですが・・・首から噴き出した血しぶきがなんか怖かったぞ~!あそこまで噴きだしたら・・・普通死んじゃうところですが・・・それでも普通に歩けてる黒木恐るべし!防弾チョッキに銃弾が当たったのも幸いしてましたが、普通ならもっとダメージがあるんじゃ(苦笑)。まさにサイボーグ・黒木!

<この世界に愛はあるの?>
理沙を人質にとる乙部の前に黒木は持っていた拳銃を捨てて迫ります。それまで凶暴だった乙部はそれを見て自分の真実の生い立ちを語り始めます。殴られ続けた母親を助けるために父親を刺殺していたのは乙部自身だったこと、救ったはずの母親が自分を捨てて自殺してしまったこと・・・。そして精神科医の理沙に「愛とは何か」と問いかけた時「愛は与えるもの」だと教えてもらい、自分は今でそのことを実行してきただけにすぎないとも・・・。今までの彼の行動は、愛して欲している人に愛を与え続けてきたというあまりにも屈折しすぎた感情から為されたものだった。杏子を殺したのは「愛を与えたのに離れていった」ことに対する報い、もなみを殺したのは早苗の愛に応えるための行動。今まで愛された記憶がない乙部の、哀しい哀しい「自分なりの愛」。なんか、理沙先生も不用意な診察をしてたんじゃないのかなぁ。彼女にも罪はあると思う・・・。
まるで幼児退行したかのように愛の意味を問いかける乙部に、黒木は静かに答えます。今まで彼が出会ってきた人たちを一人一人思い出していくと、彼らの周りには確かにそこに「愛」があった。これまで放送された黒木が出会ってきた人々がこんなところで生きてこようとは!乙部に愛を伝えるこのクライマックスのために、今までのストーリーがちゃんと生かされていたのに驚き、また感動してしまった。涙を流しながら乙部に
「この世界は、愛で溢れている。どこもかしこも、愛でいっぱいだ」
と告げるシーンでは私も思わず落涙(涙)。内野さんの迫真の演技が本当に素晴らしかったです。

<終焉>
黒木の言葉をキョトンとした顔で聞き入りながら、一言、「へぇ・・・なんか、ごめんなさい」と告げた乙部。今まで全く知らなかった本当の『愛』を聞いた時、彼のなかですべてが崩壊してしまったんだと思う。『愛』だと信じていたことが実は全く違うものだった・・・そのことへの絶望感。まるで子供が大人に謝るように発した「ごめんなさい」という言葉がとても切なかった(涙)。
理沙を放し、自ら死を選ぼうとした乙部に黒木は足に挿していたもう一つの拳銃で腹を撃ち抜きます。その拳銃はいつも黒木がロシアンルーレットやってたやつですよね!?自分に向けた銃弾は一発も放たれませんでしたが、乙部に向けた銃弾は発射された。まさに神の啓示でしょう・・・。再び自分のこめかみに銃を当てて引き金を引いても弾は飛び出さず、その代り目の前に成人した杏子の幻影が現れ黒木に生きる気力を与えました。これで黒木も解放されたんじゃないのかな・・・。
ただひとつ違和感だったのが、杏子が理沙を指さして黒木がそれに気づき彼女を抱きしめるシーン。どうしても黒木と理沙がそんな関係になったっていうのが突然すぎるように見えて仕方ないんだよなぁ。事件の展開を事細かにやりすぎて、黒木と理沙の関係にはあまり時間が割けなかったのかも(汗)。
その直後に空港を張ってた岸さんたちがやってきて乙部は確保されました。黒木の銃弾は乙部を殺害するものではなく生かすものだったんですね。抱き合う黒木と理沙を何ともいえない表情で見つめている乙部がんだかとても哀しかった。結局彼は死刑になってしまうんでしょうかね。精神分析で無期っていうこともあるかもしないけれども・・・。でも、乙部くんにもう少し救いが訪れてほしいなと思ったり…。
ここでもうひとつ疑問なんですが、乙部はどんな気持ちでボランティア活動をしてきたんでしょう。あのボランティア活動も何か乙部の人格形成に関係あるのかなと思っていたんですがその点は描かれませんでした。愛を知らない乙部が介護のようなボランティア活動をするきっかけとかあったんだろうか。それともただの偽装工作にすぎなかったのか?
まぁ、どちらにしても、内田朝陽くん、あっぱれだったよ!いい役貰ったよねぇ。暗く哀しい過去を背負った乙部を見事に熱演してくれました。

<その後>
事件解決の後の世界も少し描かれました。
鶴は相変わらず妙な場所に潜入捜査させられ周りから冷やかされてます。
日比野のもとには飯塚から手紙が届いていました。「感謝!姉ちゃんをよろしく頼みます」。少ない文字数ながらも、そこからは飯塚くんが救われたことが痛いほど伝わってきます。そして、日比野もまたその文章に救われていきました。この二人が関係がいい方向に修復されて本当によかった。
そして黒木と佐久間。もなみの殺害現場で偶然出会った二人はここで初めて腹を割って会話をします。潜入捜査だと岡林に漏らしのは佐久間ではないかと疑ったと告白する黒木。さらに過去自分のせいで佐久間の母親が病に倒れてしまったことを初めて詫びます。それに対して、黒木に対抗心をもったのは常にその影におびえていたからだと告白する佐久間。いつも黒木と比較されるんじゃないかと内心びくびくしてたんですね。嫉妬と不安の感情が佐久間を今まで苦しめていたんだ・・・。でも、こうして二人で静かに語り合ったことで佐久間も黒木も開放されたんじゃないのかな。二人の関係はこれからとてもいいものに変わっていくと思います。
そして備品係に復帰した黒木はいつものように「ゴンゾウ」で(笑)。Q太郎くんにはちゃんとお相手もできました。

これで『ゴンゾウ』終了です。1つの事件を1本のドラマで描くといった刑事ドラマでしたが本当に面白かった!見続けてきてよかったです。そんな作品に加藤虎ノ介くんが出演したことも嬉しかった。ちゃんとこのドラマの中で存在感を発揮してたし生きていたと思いす。次は連続ドラマでピアニストを演じるんだとか!これまた期待ですな。

「ゴンゾウ」に関しては続編が見たいです。黒木も佐久間も和解できたし、今度は二人で力合わせて・・・ってそれだと「相棒」になるのか(笑)。でもやっぱり見たい。パート2が制作されますように。

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古沢 良太


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ジャンル : テレビ・ラジオ
テーマ : ゴンゾウ~伝説の刑事

タグ : 内野聖陽